731を問う!!
2019年8月19日月曜日
細菌戦の系譜!!
●『化学学校記事』『衛生学校記事』情報公開裁判のお知らせ
●日本はこういう国だった 戦後に生まれたあなたに
●2019 平和をねがう中央区民の戦争展2
●2019 平和をねがう中央区民の戦争展1
●天皇制廃止に向けての第一歩:雲上人を人間化する運動を!
●「あいちトリエンナーレ2019」
●2019 所沢
●元徴用工の強制労働めぐり 不二越に謝罪と賠償求める/富山
●京都大学に対する第731部隊軍医将校の学位授与の検証を求める活動
●北支那防疫給水部留守名簿
●人骨発見から30年
●日本軍の毒ガス戦
●旧陸軍毒ガス詳報、確認 中国北部で使用部隊が記録
●平沢正欣論文を検証する(人体実験は行われたか?)
●記憶の継承を進める神奈川の会
●戦争とは何だろうか??
●長崎731部隊・100部隊パネル展
●武蔵村山の国立感染症研究所問題!!
核兵器、生物兵器、化学兵器廃絶!! 戦力不保持!!
●ニュース
「経験者が戦争の悲惨さを教えてやれ」田中角栄の言葉に突き動かされて――藤井裕久の使命感
「戦争には勝者も敗者もない」――川に人骨……戦時の悲惨さ知る亀井静香の原体験
「戦争体験のない自分にできるのか?」 戦後世代が受け継ぐ“語り”
韓国に出没した「マイク・ホンダ」、慰安婦問題で安倍首相に「謝りなさい」と発言
「白紙」一転 横浜市がIR誘致へ 林市長が近く表明
れいわが倍増、政党支持率 共産に並ぶ4.3%
香港で再び大規模デモ=「170万人」参加
憲法9条を持つ日本がなぜ戦闘機や空母を持つのだ??
「空母化」護衛艦で運用する戦闘機はF35Bに 防衛省
森友問題は終わっていない!!きちんと司法は追及せよ!!
森友文書改竄“実行犯”が駐英公使 再不起訴で財務省発令か
天皇も安倍も加害責任をはっきりさせよ!!
安倍は今年も加害責任に触れず/政界地獄耳
昭和天皇の戦争帰任をもっと追及しよう!!
戦前の天皇がいかに大きな存在であったかが分かる。
昭和天皇 拝謁記 歴代首相の人物評繰り返す
二・二六事件 海軍極秘文書 昭和天皇 事件拡大 懸念する発言
細菌戦・毒ガス戦を裁可したもの昭和天皇でしょ!!
昭和天皇 拝謁記「国民が退位希望するなら躊躇せぬ」
上級国民も同じ人間だ!!きちんと裁判してもらいたい!!
《池袋高齢者暴走事故》逮捕されない容疑者宅に貼られた「強気な貼り紙」
世襲制反対!!
悠仁さま ブータンの伝統文化に触れられる
「徴用」問題の原告側弁護士 日本企業や日韓両政府に解決訴え
韓国、元慰安婦に支援金支給へ 遺族側に遅れを謝罪も
南の島で家族奪われ苦しみ今も――南洋戦を生き抜いた人たちの国に問う闘い
日本政府・自衛隊は情報を公開せよ!!(情報開示!!)
特別秘密保護法撤廃!!
憲法9条はどこ行った!!
防衛省がフリーランスを排除
全日空機雫石衝突事故
岩手県岩手郡雫石町上空を飛行中の全日本空輸の旅客機に航空自衛隊の戦闘機が飛行中に追突され、双方とも墜落した。自衛隊機の乗員は脱出に成功したが、機体に損傷を受けた旅客機は空中分解し、乗客155名と乗員7名の計162名全員が死亡した。1985年(昭和60年)8月12日に日本航空123便墜落事故が発生するまで、日本国内の航空事故としては最大の犠牲者数を出した事故であった。
アシタノワダイ削除「日航123便 墜落事件」
日航機墜落事故から34年 御巣鷹で慰霊登山始まる
「『ノモンハン』血ノ教訓」 大阪・難波宮跡から旧陸軍機密文書見つかる
表現の不自由展考ーあの少女像には何の問題もなかったのに・・
福島第一の汚染水、情報公開要請へ 韓国外交省が方針
元徴用工問題「対決でなく対話で解決を」 支援者ら会見
これで済まされるのか???
森友問題 財務省職員ら全員を再び不起訴 検察の捜査終結
核兵器廃絶
長崎平和宣言(全文)
安倍首相 核兵器禁止条約参加に否定的姿勢 核廃絶へ対話促す
旧優生保護法のもとで不妊手術 一時金申請の2人に支給認めず
2019 所沢市 平和祈念資料展
沖縄防衛局が辺野古工事の下請け業者名すべて“黒塗り”開示
新宿戸山の人骨もきちんとDNA鑑定せよ!!
抑留者遺骨「全て日本人でない」
「かが」初入港 大きさに驚き
イージス・アショア「異様なレーダー選定」の茶番を見逃してはいけない
旧陸軍毒ガス詳報、確認 中国北部で使用部隊が記録
遺伝子「優性・劣性」“高校教科書では別表現を”日本学術会議
エボラ出血熱など輸入で国と東京・武蔵村山市が合意 国立感染症研究所に
エボラ出血熱のウィルスなど危険の高いものをなぜ輸入する?
日本は全く細菌戦の反省をしていない!!
感染症対策のウイルス保管を説明
エボラ病原体”輸入”国に安全対策求める
自衛隊の不祥事!!
日航機123便墜落の真相 〜JALボーインング747に訪れた悲劇の全貌〜
このままでは終わらせない…“森友事件”のいま【ザ・ドキュメンタリー】
“私は不妊手術を強いられた” ~追跡・旧優生保護法~
福島第一原発の原子炉建屋 開けられる鍵が9000本以上
なぜ、日本医学界は「脱原発!!」と叫ばない!!
「わざわざ自分らのことを『げんしりょくむら』とは?
「あつまれ!げんしりょくむら」に批判相次ぐ サイト閉鎖
20190330 UPLAN 小出裕章「フクシマ事故8年 原子力を廃絶させる道」
731部隊の病理解剖の顧問をした清野謙治も、窃盗事件で京大を追われた後、戦後は東京医大教授になった。731部隊で細菌を製造していた柄沢も東京医大だ!!
日本の底にツルハシでも崩れない差別がある 東京医科大の不正入試提訴 会見詳報
なぜ、日本は脱原発と叫ばないのか??
20181104 小出裕章と樋口健二のコラボ講演会
2005/12/25 【原発問題】推進派vs反対派 小出裕章氏
竹田恒和JOC会長、IOC委員を辞任
竹田会長の記者会見は本当に「潔白主張」なのか
海外メディア「かえって疑惑深まった」 JOC竹田会長の会見
森友・加計問題 疑惑の核心/下 政治家、官邸官僚… 「安倍側用人」を覆う「黒い霧」
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)
真実を隠すために死刑にしたのでは??
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)
731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に
●昭和天皇の戦争責任を問う!!天皇制反対!!
京都大学に対する第731部隊軍医将校の学位授与の検証を求める活動
人骨発見から30年・
・1937年7月7日→日中全面戦争
・7.7集会(2019)「戦争を始めた日」国会前集会
●香港人見せしめ弾圧事件
●香港の皆様へ!!
●何で微罪で長期勾留する??
微罪で長期勾留?おかしくないか?日本は人権意識が欠如している!!
以前までは香港の日本領事館が南京大虐殺の抗議を受け取っていたが、去年は受け取らないので、日本まで抗議に来たという。
香港人「靖国神社」建造物侵入事件"長期勾留"の謎?
靖国神社でぼや、横断幕も=中国籍の男を逮捕
徳仁・日本政府・日本医学界は、731部隊のことを謝罪し、戦争被害者の救済、戦争をしない政策にお金をかけるべきだ!
日本の医学界はなぜ謝罪しない???
又、ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマと4度被曝した日本は、世界に先駆けて核兵器廃絶・脱原発と叫ぶべきではないか!!
なぜ、日本医学界は、先頭に立って「脱原発!!」と叫ばないのか!!
戦後、731部隊員はアメリカの核戦略に協力した!!
●「731部隊・100部隊・毒ガス戦」パネル展 2019年4月29日~5月3日
●「日本はなぜ戦争責任問題を解決できないのか 」 田中利幸さん
●日本はなぜ戦争責任問題を解決できないのか
●水爆実験ブラボーで被爆したのは第5福竜丸1隻ではなく、延べ1000隻近くの漁船が被爆した!!
ビキニ「死の灰」世界各地へ
日本は、あの侵略戦争を反省して、憲法9条を作った!!
平和条約締結は「日本が大戦の結果認めること」 露外相
●憲法第9条(自衛隊は違憲ではないか!!)
自衛隊は、防護のためと言って毒ガスを製造している!!(日中戦争時のも日本軍は本格的な毒ガス戦を中国で行った!!)
日本の毒ガス
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
日本の政治の常道【historyとは、彼(his)(権力者)の物語(story)】
・まずい事は隠す!!(=あったことを無かったことにする、=データ改ざんは当たり前)
・責任を下に押し付ける!!(=権力者は、責任を取らない)
これでは客観性がないではないのか??官邸主導
統計不正 統一水準でチェックし品質向上を 菅官房長官
水爆実験で被爆したのは第五福竜丸だけではない!!延べ992隻が被爆!!
なぜ、「731」と書かれた戦闘機に乗れるのだ???
2013年5月12日 安倍 731と書かれた戦闘機に乗る!!宮城県松島市にある航空自衛隊の基地で撮影
オリンピックにお金をかけるのではなく、いじめ対策・貧困対策・戦争被害者対策にお金をかけるべきだ!!
●横浜「戦争の加害展」感想
2月14日
55.あまり時間がなくて全てを見る(読む)ことが出来なかった。しかし、大変勉強になりました。もっと長い期間開催してほしいです。(男性、60代)
●(「琉球処分」から140年、今の沖縄を考える)パネル展感想
後田多敦氏の講演会場で回収。
45.国の印の写真があるので、興味をひかれた。アラビア文字みたいな字体に。(女.70.市内.神奈川)
●「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)
解説
―この作品の信憑性について―
編集部 竹村 一
(4)
731部隊に輸送され、「マルタ」とされる囚人は、パルチザン、日本軍に対し極度に反感を示す捕虜、自軍のことについて全然黙して語らない、中国、ソヴェトの捕虜であった。731部隊のものには裁判によって死刑が確定した者が送られてきていると教育されていたが、事実は裁判手続きは全然行われず、憲兵隊、特務機関からの直送であった。殺戮された「マルタ」の数は、公判記録によると毎年500名~600名前後であり、昭和15年から昭和20年の間、平房の731部隊のみで、3000名を下らないと推定される。
●日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第7章 残虐な毒ガス戦
江西南昌作戦(1939.3.17~29)
武漢作戦の後、国民党政府は武漢を撤退し、永修、岳陽、イー(施に辶)南のライン及び鄂西、豫西などの地に退いた。日本軍は中国軍と鄱陽湖以西、修江南岸、武寧、通城、九嶺、新墻河、洞庭湖ラインで対峙、武漢作戦が双方にもたらした死傷者数がはなはだ多かったため、ともに人員補充と休養が必要で、戦いは一時鎮静化した。
(広島県大久野島毒ガス工場)
●証言 人体実験(731部隊とその周辺)
中央档案館、中国第2歴史档案館、吉林省社会科学院編
江田憲治、兒嶋俊郎、松村高夫編訳
1、第731部隊本部
榊原秀夫自筆供述書(1954年6月17日)
以下滝谷二郎著『殺戮工廠731部隊』より
1、総務部(総務部長、太田軍医大佐)
総務部の任務
細菌戦に関する計画の立案、細菌戦に関する調査、ソ連の情報収集(哈爾浜特務機関と連絡あり)、本部各部の業務の統制、命令の立案及伝達、支那及衛生研究所の運用、予算支出等部内を更に次の如く区分致します。
(1)、企画課(課長、田部軍医中佐)
其の任務は細菌戦に関する計画の立案即研究計画、準備計画、実施計画の立案、及本部各部業務の統制を主と致します。
(2)、調査課(課長、川上技師?)
細菌戦に関する調査、ソ連の情報特に細菌学の情報収集、学術調査等を任務と致します。秦軍医中将も調査課勤務であります。
(3)、庶務課(課長、篠原衛生大尉)
命令の立案及伝達、本部の警戒、一般庶務の処理を任務と致します。
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■科学と政治
1927年9月15日、「ドイツのオックスフォード」と呼ばれたベルリン=ダーレムに、人類学・遺伝学・優生学のためのカイザー・ヴィルヘルム研究所は厳かにその活動の幕を開けた。カイザー・ヴィルヘルム協会(今日のマックス・プランク協会)の資料によれば。この研究所の設立は「まったく画期的な出来事」であった。1942年までの研究所長はオイゲン・フィッシャーで、当初研究所は3部門に、後には4部門に、分かれており―人類学(フィッシャー)、遺伝学(フォン・ヴェルシェア)、優生学(ムッカーマン、レンツ)、実験遺伝病理学(ナハツハイム)-初めから研究成果の政治的転換を意図していた。この点について、1931年の報告には次のように書かれている。「優生学という概念は、遺伝学の成果と住民政策の実践的諸措置の結合を実現することを意味している。」
昨年2018年12月に、『留守名簿 関東軍防疫給水部 満州第659部隊』2冊が発売されました!!(不二出版)
●自衛隊を問う!!
自衛隊は、防護のためと言って、旧日本軍の細菌兵器・毒ガス兵器使用の反省・謝罪もないまま新たな生物兵器・化学兵器を作ってもいいのだろうか??憲法9条を持ち、生物兵器・化学兵器禁止条約を批准しているにも関わらず!!
日本の毒ガス
沖縄・南西諸島が軍事要塞化している現実はおかしくないか??
「琉球処分」から140 今の沖縄を考える
●「化学学校記事」情報公開裁判
9月4日 11:30~(522号法廷)
●「衛生学校記事」とはどんなものだろうか?
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?
次回 第23回『衛生学校記事』情報公開裁判
9月26日(木)11:30~419法廷
金原節三氏が寄贈した資料が、衛生学校庁舎3階の彰古館に1982年に「金原節三コーナー」として展示された。
その2000点を超える資料はその後どうなったのであろうか?
防衛省の回答では、金原氏の目録と一致する資料は、今現在は641点だという。
あとの資料はどこに消えたのか?
彰古館に勤めていた人(1996年から2013年)の聞き取りでは、彰古館では、きちんと整理していていなかったようである。
金原資料は、1995年に防衛庁戦史部に移管されたが、翌年また彰古館へ戻したという。
その時はすべてを戻したわけではなかったようだ。
2010年に、彰古館が学校庁舎3階から今の建屋になり、資料も移管されたが、金原資料の整理はきちんとされていないようだ。
金原資料の一部はあるようだが、その他の金原資料は、どこに保管しているのだろうか。
また、彰古館には旧軍資料しか置いていないともいう。本当に「衛生学校記事」や教範類は置いていないのだろうか?
次の裁判までに、勤めていた人の陳述書を防衛省側は出すという。
1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊
第4代衛生学校長
『衛生学校記事』を発刊したときの、衛生学校長金原節三とはどんな人物なのだろうか?
金原節三(1901~1976)
陸軍省医事課長時代(1941.11~43.8)に731部隊から報告を受けていた。「陸軍省業務日誌摘録」
厚生省東海北陸医務出張所から衛生学校へ 1955.8.1
金原節三と細菌戦
金原の略歴を見ると、昭和16年11月に陸軍省医務局医事課長になっていて、17年に8月に軍医大佐になっている。
細菌戦資料センターの会報には、次のような記載がある。「陸軍省医務局医事課長だった金原節三元軍医大佐が、1955年に陸上自衛隊に入隊した。細菌戦部隊を指導していたのは、陸軍参謀本部、陸軍省医務局衛生課そして陸軍省医務局医事課である。金原は、「金原業務日誌摘録」に細菌戦部隊からの報告を記録している。
金原節三と武見太郎
金原と戦後日本医師会会長になり、医師会、薬剤師会、歯科医師会に大きな影響を及ぼした武見太郎は、軍隊内の先輩・後輩関係にあった。『金原節三資料目録』(陸上自衛隊衛生学校)の巻頭言は、日本医師会長武見太郎が書いている。
「衛生学校30年の歩み」
第3編 学校の歩み
1、久里浜時代
(1)序説
ウ、草創期の部隊編成
昭和25年8月9日 部隊募集要綱を発表、10日警察予備隊の設置に関する政令が公布され、13日募集開始に続いて第1次の8月17日から9月15日まで、各地で試験が実施された。これらのうち合格者は8月23日から逐次全国6か所の管区警察学校に収容されたが、75000名の募集に対し、応募者は実は380000名を突破する盛況であった。
部隊配置も逐次整備されるに及んで、同年12月29日 編成及び組織に関する総理府令が公布され全国を4管区に編成、漸く部隊としての編制業務が着手されるに至った。
各管区には、それぞれ1コの「衛生大隊」が配置されることになった。ところが、現実に配置された衛生大隊なるものは、ただ適宜ありあわせの部隊の一群に「衛生大隊」の名を冠したに過ぎないのであって、その部隊が衛生任務に堪え得る資質を有するという意味は無かったのである。
第5代衛生学校長
井上義弘【1904~1969(65歳)、石川県出身
1929年に台北医専卒、陸軍見習士官を経て1931年3等軍医、1948年軍医中佐、その間、陸軍軍医学校教官、陸軍医務局課員、シンガポールに設置された細菌戦部隊(南方軍防疫給水部9420部隊)に所属、戦後、第1復員省、厚生省復員局勤務、1953年復員局から保安庁に出向、陸上幕僚監部衛生課長、陸上自衛隊衛生学校第5代校長、陸上幕僚監部衛生監を歴任1960年退官。近代5種競技世界選手権大会(ブタペスト)に日本選手団長として参加中、1969年9月急逝。1969年日本体育協会近代5種・バイアスロン連合会副理事長となり、専門の体力医学の分野で活躍】
第4代衛生学校長であった金原が1957年12月突如転任になり、第5代の衛生学校長になったのが井上だ。両人とも戦時中の細菌戦部隊にかかわった人物である。それも金原は細菌戦部隊の指導的な立場にあった。それがアメリカの圧力か何かで、衛生学校長の職を転任になり、その後を井上が引き継いだ。
井上は、自衛隊に保管されていた731関連の資料を自宅に持ち帰り、保管していたが、ブタペストで急逝したため、何も知らない遺族がそれらの資料を廃棄してしまった。ところがそれが神田の古書店に行きつき、某大学の研究者の目に留まり、その大学で買い取った。そこで改めてその資料を検証すると、731部隊の毒ガス実験等の論文があった。某大学では、その買い取った731関連の資料や、731部隊のデータを使って書いた論文等は、以前はその大学研究者は許可を得て見ることができたが、今ではそれらを見ることができなくなっている。
又、京大の次に多くの医学者を731に送った東大も細菌戦に関する資料を公開せず問題になっている。
東京医大等の不正入試だけでなく、大学医学部の戦中の細菌戦関連の資料の隠蔽も今、大きな問題になっている。
※1955年に二木秀雄が精魂塔を多磨霊園に建立し、731部隊の戦友会「精魂会」が発足した。
1950年には日本ブラッドバンクが内藤良一(元731部隊員)らによって設立され、元731部隊員は復権に向けて動き出している。
南方軍防疫給水部(岡9420部隊)
●イタイイタイ病を究明した男 萩野昇
●驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く
●水俣病問題
●小島三郎国立予防衛生研究所所長の過去
●小泉親彦と宮川米次の絆
●ヒロシマからフクシマへ
●宮川正
●「想定外」 と日本の統治—ヒロシマからフクシマへ—
●ビキニ「死の灰」世界各地へ
●自衛隊とサリン
●相模海軍工廠・寒川と平塚にあった秘密毒ガス工場
●日本の国家機密
●兒嶋俊郎さんを偲ぶ
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
天皇万歳に浮かれる無責任国家 田中利幸より
重要なことは、アメリカが、日本占領支配のために、裕仁の戦争責任を隠蔽してまでも、彼の天皇としての「権威」を政治的に利用したことである。つまり、私たちが本当に問わなければならないのは、「絶対的権力を保持していた国家元首の戦争犯罪・責任の免罪・免罪の上に制定された民主憲法が、果たしてどこまで真に民主主義的であるのか?」ということである。
●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部 陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年
※昭和天皇は、平和主義者でもなんでもなかった。好戦的であり、常に軍部に色々と指示を出していた!!
第9章 聖戦
Ⅳ
1939年7月26日、中国における日本の行動を再三にわたり非難してきたアメリカ合衆国は、1940年1月に失効する日米通商航海条約を更新しない意向であると平沼内閣に伝えてきた。それまでルーズベルト政権は穏健で宥和的な対日政策を追求していた。そのアジア政策の基本は、つねにワシントン条約体制の枠内で具体化されていた帝国主義的な現状維持政策を継続することにあった。したがって、アメリカは日本が軍事力で中国に引き起こしたいかなる変化も承認することを拒否した。ルーズベルトは定期的に銀を購入することで中国の通貨を支えた。この政策は、蒋介石がその通貨を安定させ、占領地における日本の軍票の拡大に対抗して、戦闘を持続することができるようにするものであり、究極的には外国為替の信用を供与するイギリスの側にルーズベルトがつくことにつながった。
しかし、いまやヨーロッパの風雲は急を告げ、アメリカは、侵略の拡大は一段と厳しい制裁措置を招くことになると通告してきたのである。日本の指導者が中国での戦争を続行するならば、日本が戦争遂行に必要な重要な物資を輸入しているアメリカの、さらに厳しい反応を引き起こすのは必至だった。
●小泉親彦と昭和天皇
●近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~
●近代天皇制の真髄は
●福沢諭吉
●神武と戦争
憲法9条を生かそう!!
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