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●戦争の加害パネル展(横浜)
●防衛費の異常な増加に抗議!!
●映画 立ち上がる慰安婦「沈黙」アンケート
●「731部隊と100部隊」の現在の課題(八王子)
●第10回『化学学校記事』情報公開裁判
●第19回「衛生学校記事」情報公開裁判
●731部隊『留守名簿』(不二出版)2018年9月
●京大 軍医博士論文の検証
●731部隊『留守名簿』公開
●ある元自衛官の回想 「化学学校の黒い霧」
●第10回ビザ発給拒否・集会妨害国賠訴訟【9月21日(金)11:30~東京地裁415号室】
●731部隊と「要塞」遺跡を訪ねる
日本は、あの侵略戦争を反省して、憲法9条を作った!!
平和条約締結は「日本が大戦の結果認めること」 露外相
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
●ニュース
トランプ氏が激怒した国防長官からの書簡 退任を前倒し
ゴーン前会長「付け替え」認める 「背任行為当たらず」と容疑否認
橋下氏、徴用工問題の解決に向け持論「こういうことを言うと売国奴だと言われる…」
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
憲法9条を守れ!!
「空母化」ありき 現場困惑 政府、違憲否定「F35B常時は搭載せず」
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
731部隊員・長友浪男軍医少佐の戦中・戦後、甲第1855部隊考、他
元731部隊軍医と強制不妊手術
「明治150年」史観批判ー近現代日本の戦争・植民地支配と国民統制ー山田朗、他
中国の侵略被害者の証言を聞く集い2018 11.30
●お知らせ
京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)
731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に
「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)
軍機に閉ざされた牢獄
そして、部隊内での必要物資の輸送と連絡は、いっさい、新宿若松町の陸軍軍医学校を経て行われ、平房駅から直通の引込線と、ハルビンまでの専用道路があったのである。
ハルビンから南へ約20キロ、拉浜線(らひんせん)平房駅(びんふぁん)から西にわずか8キロあまりのところに、これだけの施設を持つ特殊部隊があったということは、満州に住んでいた人でも知らない人が多いようである。
それもそのはず、部隊の周辺5キロ以内は一般人立入禁止となっており、更に関東軍司令部の身分証明書なくして10キロ以内にとどまることは許されなかった。たまたま平房駅を通過した人なら、あるいは、陽炎のなかに蜃気楼のように浮かぶ偉容をはるかに眺めたかも知れない。また、部隊の東西両側には、患者輸送の直属飛行班のほかに、直衛の任務を持つといわれる飛行部隊があった。いかなる航空機も部隊内をふかんできる範囲を飛ぶことを禁じられ、もし犯した者は軍法会議にふせられるのだと聞いている。むろん、衛門の監視は厳重である。特に、中央部の研究所を囲むレンガ塀の中には、そこで働く者以外、隊員であっても出入り適わぬおきてであった。部隊の心臓部に通じるたった1つの入口には、中尉または少尉を長とする20人ばかりの憲兵が衛兵となって、蟻1匹通すまいと、常時鋭い眼を光らせていた。
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
記録2 村上初一館長と「毒ガス資料館」
後に、村上先生が私の手紙を竹原市の市長が会長である「毒ガス被害者の対策連絡協議会」に渡され、毒ガスで被害を受けたのは中国人民であると、紹介されたことを聞いた。しかし、市長は、「協議会は日本人の被害者問題についてだけ活動するもので、ここからはみ出した外交方面にも及ぶ問題については協議会は力も能力もない」と、表明されたそうだ。そこで、村上先生は個人の名前で私に返事をくださったのだ。
●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①
15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪
西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表
5、いまどんな議論が必要か
■立法府の動きにどう向き合うのか
―戦争放棄、軍事研究復活阻止が決定的に重要であるとしても、「命令には従わざるをえない」ということについてはどう考えればいいでしょうか。
「戦争と医の倫理」の検証を進める会などで一致協同して取り組んでいる根底には戦争医学犯罪を繰り返さない、繰り返させない、ということがあります。戦争は人を狂気にします。今日ではPTSDに分類される戦争神経症などは先の戦争でも日本の軍や医学界・医療界の課題でした。
被害者やその遺族の無念・怨念も癒えることはありません。戦後も狂気が癒えず入院したままで世を去った人々や今も入院中の人々がいます。だから医師・医学者は「戦争に反対だ。でも戦争になったらお仕舞」では済まないのです。戦争で医師が狂気に陥り、戦争に賛成し参加すれば、治療や予防という医師の役割に相矛盾します。その意味で「繰り返さない」ということは、医師・医学者自身が、人間の一尊厳、人権、命と健康の擁護を貫ける強靭な倫理観を持つことであり、検証の意義はそこにもあります。
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
後書きに代えて
アレクサンダー・ミッチャーリヒ/フレート・ミールケ
1946年に裁判が始まったとき、身を切るような風がニュルンベルグの廃墟の丘に吹きすさび、人々を砂塵で包んだ。寒さは厳しかった。雰囲気も厳しかった。大きな牢獄にいる者たちから今後数週間に次々に報告が―不吉なほどそれは遅れていた―出されてくることになっていたが、彼らがどれほど苦痛を覚えようと、彼らの誰にも寛大な同情が寄せられることはなかった。ますます大きくなる廃墟の中で、人々の苦痛が始まり、それはかつての幸福の破片を一つ一つ打ち砕いていた。
●イタイイタイ病を究明した男 萩野昇
●驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く
水俣病問題
●小島三郎国立予防衛生研究所所長の過去
●小泉親彦と宮川米次の絆
●ヒロシマからフクシマへ
●宮川正
●「想定外」 と日本の統治—ヒロシマからフクシマへ—
●ビキニ「死の灰」世界各地へ
●自衛隊とサリン
●相模海軍工廠・寒川と平塚にあった秘密毒ガス工場
●日本の国家機密
●兒嶋俊郎さんを偲ぶ
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部 陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年
第7章 満州事変
Ⅰ
1932年1月末から3月にかけて、日中間の衝突は上海に拡大し、欧米の日本非難は高まった。清朝最後の皇帝溥儀(在位1908-12年)のもと、満州に傀儡政権が樹立されたが、大養は慎重を期して満州国の承認を保留した。分裂した政党内閣を率いる犬養は枢密院の助けにより統治し、緊急勅令や議会の予算編成権をないがしろにする緊急財政措置に頼った。政友会が2月の総選挙で圧勝したあとでさえ、犬養は宮中の指示に従って、国内においては現状維持に努めたが、相変わらず強力な反対に直面していた。急進右翼やテロリストは再三、言論によって犬養を責めたて、他方、政友会の指導的な改革者の森は、政党制自体をを破壊し、新しい、より権威主義的な政治秩序を創出するため軍部と連携することを画策していた。
●小泉親彦と昭和天皇
●近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~
●近代天皇制の真髄は
●福沢諭吉
●神武と戦争
憲法9条を生かそう!!
731を問う!!
2018年12月23日日曜日
細菌戦の系譜!!
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日本は、あの侵略戦争を反省して、憲法9条を作った!!
平和条約締結は「日本が大戦の結果認めること」 露外相
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
●ニュース
山形大学医学部、女子合格率が男子の半分以下…国立大医学部の調査をしない医学界の闇
ゴーン再々逮捕でも「有罪にはできない」 国際社会の検察批判恐れ、苦し紛れ? 日産クーデターの末路
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「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
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「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
731部隊員・長友浪男軍医少佐の戦中・戦後、甲第1855部隊考、他
元731部隊軍医と強制不妊手術
「明治150年」史観批判ー近現代日本の戦争・植民地支配と国民統制ー山田朗、他
中国の侵略被害者の証言を聞く集い2018 11.30
●お知らせ
京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)
731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に
「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)
軍機に閉ざされた牢獄
しかし私達は、試験勉強のつもりで、そのにわか教育を受け入れるに懸命だった。自分が今、いかなる目的のために働かされようとしているのか、そんな批判がましいものはみじんもなかった。私達は皆一様に、山村に生まれ育った素朴な少年であったことを思えば、いわゆる悪ずれのしない子供を集めてきて、白地のうちに、秘密要員としての色合いに染めるつもりだったのだろう。
私達はここで、2、3年教育を受けてから、ハルビンの医科大学で勉強するはずになっていたし、適齢に達しても、衛生兵ということで、そのまま部隊に留まることになっているのだそうである。私達は、一生、この部隊から抜けられない運命であった。
「君たちは、再び故郷へ帰るなどと思ってはいけない」
こういう上官の言葉も、普通軍隊の常套語として用いられる「生きて帰ると思うな」というそれとは違って、秘密ろうえいを恐れるのあまりなのである。
そういえば、私達百人ばかりの新入のほかは、大半が家族もちで、営内の西端の方にある3階建のアパート式官舎に居住し、ほぼ半々ぐらいといわれる2千人ほどの軍医と軍属は、官舎から職場に通うという形式をとっていた。営内には、軍でなくてはつくりえぬ大規模な研究所と、発電所、各種倉庫、実験動物飼育所、売店、病院、遊戯場、小公園、映写設備のある講堂、菜園、飛行場などのほか、プール、神社まであった。
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
記録2 村上初一館長と「毒ガス資料館」
展示室の四面の壁の上部にには各種の図表や写真が掛けてあり、日本の化学兵器の研究を反映して、生産の過程や毒ガス工場の中での被害状況等が展示されていた。下部のケースの中には、毒ガス戦で使用した実物、例えば砲弾とか防毒マスク等が並べられて、中央部分の床には大型の冷却器等が置いてあった。資料はあまり多くないなと思ったが、見る者には厳粛な気分を与えるには十分だ。
私達は、日本軍隊が中国で毒ガス戦を行った罪業の調査中に、村上先生とその資料館の存在を知った。1993年の3月、村上先生に手紙を書き、私たちが日本軍が遺棄した化学兵器について、調査を行ったことを紹介した。その後早速先生から熱情溢れるお返事を頂いたが、村上先生はお手紙の中でご自分の経歴を紹介され、同時に毒ガス資料館の資料も送って下さった。
●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①
15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪
西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表
5、いまどんな議論が必要か
■立法府の動きにどう向き合うのか
―立法府での議論についても、無関心でいてはいけないと思いますが、いかがですか。
1999年以降の有事法制により、有事の際に全国の医療機関や医師が担うべき役割が規定されました。政府が「有事」とみなせば、病院などを管理下に置き、医師・看護師などには公用令書(かつての召集令状、赤紙)が届けられ、医薬品等も調達物資の対象となり、命令に反すると罰則の対象にもなります。
私たちが同法に従うことになれば、「いつか来た道」をたどることになりかねません。それでも「命令には従わざるを得ない」 という声が多数であったという結果を示す調査もあります。良心的兵役拒否権は国際連合やヨーロッパ評議会のような国際機関では基本的人権「良心の自由」として認知され、推奨されており、法制化が図られている国もあります。日本国憲法では許されていない国の武力による威嚇または武力の行使のもとでの医療従事者への命令を拒否する権利の保障についても議論されねばならないのではないでしょうか。日本の医学界・医療界が国の内外で、軍縮、戦争放棄に取り組むことも医学者・医師の戦争医学犯罪の防止につながると改めて思います。
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
後書きに代えて
アレクサンダー・ミッチャーリヒ/フレート・ミールケ
これはアレクサンダー・ミッチャーリヒとフレート・ミールケがまだ裁判が行われている最中に『人間軽蔑の独裁』というタイトルで編集した「ニュルンベルグ医師裁判」の最初のドキュメンテーションの序文である。このドキュメントは、ミッチャーリヒが「とりわけ医師の読者たちに裁判の理解を可能にするための情報源」として刊行したものである。初版刊行部数は25000を数えたというが、このドキュメントがどれだけ多くの医師によって読まれたかは明らかでない。
クリスチアン・ブロス/ゲッツ・アリ
●イタイイタイ病を究明した男 萩野昇
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水俣病問題
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●宮川正
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●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部 陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年
第7章 満州事変
Ⅰ
以後数年間、天皇は満州事変や上海事変に功績のあった軍人や官吏約3000人に勲章を与え、彼らの昇進を認めた。両事変には、海外とは反対に国内では絶大な支持があった。関東軍司令官本庄繁、陸軍大臣荒木貞夫、海軍大臣大角岑生(おおすみみねお)には男爵の爵位が与えられた。天皇が満州における陸軍の作戦全般を支持したことは、命令に従わなかった軍を罰しなかったことと明らかに一致するのである。
●小泉親彦と昭和天皇
●近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~
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●福沢諭吉
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1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
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防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
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「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
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軍機に閉ざされた牢獄
しかし私達は、試験勉強のつもりで、そのにわか教育を受け入れるに懸命だった。自分が今、いかなる目的のために働かされようとしているのか、そんな批判がましいものはみじんもなかった。私達は皆一様に、山村に生まれ育った素朴な少年であったことを思えば、いわゆる悪ずれのしない子供を集めてきて、白地のうちに、秘密要員としての色合いに染めるつもりだったのだろう。
私達はここで、2、3年教育を受けてから、ハルビンの医科大学で勉強するはずになっていたし、適齢に達しても、衛生兵ということで、そのまま部隊に留まることになっているのだそうである。私達は、一生、この部隊から抜けられない運命であった。
「君たちは、再び故郷へ帰るなどと思ってはいけない」
こういう上官の言葉も、普通軍隊の常套語として用いられる「生きて帰ると思うな」というそれとは違って、秘密ろうえいを恐れるのあまりなのである。
そういえば、私達百人ばかりの新入のほかは、大半が家族もちで、営内の西端の方にある3階建のアパート式官舎に居住し、ほぼ半々ぐらいといわれる2千人ほどの軍医と軍属は、官舎から職場に通うという形式をとっていた。営内には、軍でなくてはつくりえぬ大規模な研究所と、発電所、各種倉庫、実験動物飼育所、売店、病院、遊戯場、小公園、映写設備のある講堂、菜園、飛行場などのほか、プール、神社まであった。
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私達は、日本軍隊が中国で毒ガス戦を行った罪業の調査中に、村上先生とその資料館の存在を知った。1993年の3月、村上先生に手紙を書き、私たちが日本軍が遺棄した化学兵器について、調査を行ったことを紹介した。その後早速先生から熱情溢れるお返事を頂いたが、村上先生はお手紙の中でご自分の経歴を紹介され、同時に毒ガス資料館の資料も送って下さった。
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■立法府の動きにどう向き合うのか
―立法府での議論についても、無関心でいてはいけないと思いますが、いかがですか。
1999年以降の有事法制により、有事の際に全国の医療機関や医師が担うべき役割が規定されました。政府が「有事」とみなせば、病院などを管理下に置き、医師・看護師などには公用令書(かつての召集令状、赤紙)が届けられ、医薬品等も調達物資の対象となり、命令に反すると罰則の対象にもなります。
私たちが同法に従うことになれば、「いつか来た道」をたどることになりかねません。それでも「命令には従わざるを得ない」 という声が多数であったという結果を示す調査もあります。良心的兵役拒否権は国際連合やヨーロッパ評議会のような国際機関では基本的人権「良心の自由」として認知され、推奨されており、法制化が図られている国もあります。日本国憲法では許されていない国の武力による威嚇または武力の行使のもとでの医療従事者への命令を拒否する権利の保障についても議論されねばならないのではないでしょうか。日本の医学界・医療界が国の内外で、軍縮、戦争放棄に取り組むことも医学者・医師の戦争医学犯罪の防止につながると改めて思います。
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―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
後書きに代えて
アレクサンダー・ミッチャーリヒ/フレート・ミールケ
これはアレクサンダー・ミッチャーリヒとフレート・ミールケがまだ裁判が行われている最中に『人間軽蔑の独裁』というタイトルで編集した「ニュルンベルグ医師裁判」の最初のドキュメンテーションの序文である。このドキュメントは、ミッチャーリヒが「とりわけ医師の読者たちに裁判の理解を可能にするための情報源」として刊行したものである。初版刊行部数は25000を数えたというが、このドキュメントがどれだけ多くの医師によって読まれたかは明らかでない。
クリスチアン・ブロス/ゲッツ・アリ
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1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年
第7章 満州事変
Ⅰ
以後数年間、天皇は満州事変や上海事変に功績のあった軍人や官吏約3000人に勲章を与え、彼らの昇進を認めた。両事変には、海外とは反対に国内では絶大な支持があった。関東軍司令官本庄繁、陸軍大臣荒木貞夫、海軍大臣大角岑生(おおすみみねお)には男爵の爵位が与えられた。天皇が満州における陸軍の作戦全般を支持したことは、命令に従わなかった軍を罰しなかったことと明らかに一致するのである。
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●近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~
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2018年12月22日土曜日
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平和条約締結は「日本が大戦の結果認めること」 露外相
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
●ニュース
レーダー照射「あとは引き金引くだけ」 政府に強い衝撃、日韓悪化避けられず
東京医科大と日本大の志望者が激減 不祥事でイメージが悪化か
卵巣左右間違えて摘出 直後に再建手術 自治医大病院が謝罪
「いずも空母化」は自衛隊の要望ではなく実は「自民党主導」だった
iPS細胞の備蓄事業、京大から独立へ 山中教授が意向
橋下氏、徴用工問題の解決に向け持論「こういうことを言うと売国奴だと言われる…」
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
憲法9条を守れ!!
「空母化」ありき 現場困惑 政府、違憲否定「F35B常時は搭載せず」
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
731部隊員・長友浪男軍医少佐の戦中・戦後、甲第1855部隊考、他
元731部隊軍医と強制不妊手術
「明治150年」史観批判ー近現代日本の戦争・植民地支配と国民統制ー山田朗、他
中国の侵略被害者の証言を聞く集い2018 11.30
●お知らせ
京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)
731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に
「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)
軍機に閉ざされた牢獄
私達の最初の日課は、午前中教練、午後は学科であったが、その学科というのが全く意外なもので、普通学科のほかに、チフス、赤痢、コレラ、ジフテリア、結核、馬鼻疽(ばびそ)、ペストなど、ありとあらゆる伝染病の講義なのである。
講師は、高等官の軍属か軍医で、全員が医学博士だった。
私達の多くは、それらの伝染病に関しては、ただやたらに不気味なものという以外、何の知識もなかったのだから、まことに、じめじめした気分におそわれた。と同時に、日本の軍隊のなかに、こうした特殊な医学部隊があったという驚きを通して、ようやく部隊の輪郭が見え始めてきたのである。
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
記録2 村上初一館長と「毒ガス資料館」
大久野島の「毒ガス医療官」は、大久野島に来た人が最も目を引き付けられる所ではないだろうか。深い褐色の外壁の色彩は訪問者に落ち着いた印象を与え、入口近くに無秩序に置いてある特殊な形状の品々は神秘な雰囲気を醸し出しているが、これこそがこの毒ガス資料館の特徴なのだ。
資料館に入ると、左側は展示のスペース、右側は小会議室と事務室で、規模はあまり大きくないが、陳列の配置などはとても調和がとれている。
●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①
15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪
西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表
5、いまどんな議論が必要か
■立法府の動きにどう向き合うのか
―立法府での議論についても、無関心でいてはいけないと思いますが、いかがですか。
立法府では、「戦争及び人道に対する罪に対する時効不適用条約」の批准も議論されなければならないと思います。この条約は、1968年11月26日の国連第23回総会で決議(日本政府は棄権)され、1970年11月11日に発効しました。戦争犯罪と人道に反する犯罪について時効は「その犯罪の行われた時期にかかわりなく、適用されない」と規定しています。私たちの検証によって、731部隊や日本医学会等の組織的な加担とともに、それらを構成していた個々の医学者・医師の犯罪性も少なからず明らかにされてきました。その中には、感染実験でぺストを発症させ、治療もせずに死亡に至るまで経過を観察した人体実験を行い、その結果を、学位論文として提出する際、実験対象を「サル」と偽る明白な不正を行い、学位授与を申請した者、そのような学位授与の申請を受理し、学位授与を認めた者もいますが、全て裁かれずに世を去りました。そのようなことを繰り返させない・繰り返さないことにつながると考えられるからです。
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■法廷の沈黙の中で
法廷は困難な使命に直面していた。裁判官も検事もかつてこのような裁判資料を扱ったことがなかった。ただ1人のアメリカの医師が長い審理の間ずっと彼らを助けただけだった。他に、最後の数週間、専門家として彼らを助けたもう1人のいたに過ぎない。他方、弁護側は被告の免責のためにドイツ医学界のエリートを総動員していた。アメリカ軍事法廷は自己の戦列の中からも活動の邪魔をされた。まだ審理が始まる前の捜査活動の段階で、被告のクゥルト・ブローメ、コンラート・シェーファー、オスカー・シュレーダーとヘルマン・ベッカー=フライゼングは、ナチスドイツの学者をかり集め、彼らの研究成果を利用する秘密行動、アメリカ軍の「資料収集作戦」のために働いていた。裁判ではシュレーダー、ベッカー=フライゼングを除いて、上記の全員が無罪になり、ベンツィンガーに対する告発は取り下げられているのが目につく。主要原告のテルフォード・タイラーは後に調書にこう記させている。「被告の選定と起訴事項の決定は、そのほとんどが検事と法廷の影響力の及ばない領域に置かれていた。」
●イタイイタイ病を究明した男 萩野昇
●驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く
水俣病問題
●小島三郎国立予防衛生研究所所長の過去
●小泉親彦と宮川米次の絆
●ヒロシマからフクシマへ
●宮川正
●「想定外」 と日本の統治—ヒロシマからフクシマへ—
●ビキニ「死の灰」世界各地へ
●自衛隊とサリン
●相模海軍工廠・寒川と平塚にあった秘密毒ガス工場
●日本の国家機密
●兒嶋俊郎さんを偲ぶ
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部 陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年
第7章 満州事変
Ⅰ
他方、ひとたび占拠した錦州に日章旗がはためくと、天皇はその不安をぬぐい去った。1932年1月4日、天皇はみずからの意を伝えるため全軍人に「軍人勅諭50年記念日に陸海軍人に賜りたる勅語」を渙発し、その意味するところを熟考する様軍人に求めた。実際のところそれは非常に穏健な言いまわしの訓戒の書だった。4日後、おそらくは閑院宮が勧めたことから、天皇は、さらに「関東軍に賜りたる勅語」を渙発することにした。そして、中国の「匪賊」と「自衛」のため勇敢に戦い、「皇軍の威武を中外に宣揚」したとして、統制に服さない関東軍を嘉賞したのである。ラジオや新聞を通じて詔書は広範に伝えられ、戦争に異論や不安がある人々を黙らせた。犬養による陸軍の軍紀回復の試みには、これが何の支えにもならなかったことは言うまでもない。
●小泉親彦と昭和天皇
●近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~
●近代天皇制の真髄は
●福沢諭吉
●神武と戦争
憲法9条を生かそう!!
●防衛費の異常な増加に抗議!!
●映画「沈黙」アンケート
●「731部隊と100部隊」の現在の課題(八王子)
●第10回『化学学校記事』情報公開裁判
●第19回「衛生学校記事」情報公開裁判
●731部隊『留守名簿』(不二出版)2018年9月
●京大 軍医博士論文の検証
●731部隊『留守名簿』公開
●ある元自衛官の回想 「化学学校の黒い霧」
●第10回ビザ発給拒否・集会妨害国賠訴訟【9月21日(金)11:30~東京地裁415号室】
●731部隊と「要塞」遺跡を訪ねる
日本は、あの侵略戦争を反省して、憲法9条を作った!!
平和条約締結は「日本が大戦の結果認めること」 露外相
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
●ニュース
レーダー照射「あとは引き金引くだけ」 政府に強い衝撃、日韓悪化避けられず
東京医科大と日本大の志望者が激減 不祥事でイメージが悪化か
卵巣左右間違えて摘出 直後に再建手術 自治医大病院が謝罪
「いずも空母化」は自衛隊の要望ではなく実は「自民党主導」だった
iPS細胞の備蓄事業、京大から独立へ 山中教授が意向
橋下氏、徴用工問題の解決に向け持論「こういうことを言うと売国奴だと言われる…」
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
憲法9条を守れ!!
「空母化」ありき 現場困惑 政府、違憲否定「F35B常時は搭載せず」
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
731部隊員・長友浪男軍医少佐の戦中・戦後、甲第1855部隊考、他
元731部隊軍医と強制不妊手術
「明治150年」史観批判ー近現代日本の戦争・植民地支配と国民統制ー山田朗、他
中国の侵略被害者の証言を聞く集い2018 11.30
●お知らせ
京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)
731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に
「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)
軍機に閉ざされた牢獄
私達の最初の日課は、午前中教練、午後は学科であったが、その学科というのが全く意外なもので、普通学科のほかに、チフス、赤痢、コレラ、ジフテリア、結核、馬鼻疽(ばびそ)、ペストなど、ありとあらゆる伝染病の講義なのである。
講師は、高等官の軍属か軍医で、全員が医学博士だった。
私達の多くは、それらの伝染病に関しては、ただやたらに不気味なものという以外、何の知識もなかったのだから、まことに、じめじめした気分におそわれた。と同時に、日本の軍隊のなかに、こうした特殊な医学部隊があったという驚きを通して、ようやく部隊の輪郭が見え始めてきたのである。
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
記録2 村上初一館長と「毒ガス資料館」
大久野島の「毒ガス医療官」は、大久野島に来た人が最も目を引き付けられる所ではないだろうか。深い褐色の外壁の色彩は訪問者に落ち着いた印象を与え、入口近くに無秩序に置いてある特殊な形状の品々は神秘な雰囲気を醸し出しているが、これこそがこの毒ガス資料館の特徴なのだ。
資料館に入ると、左側は展示のスペース、右側は小会議室と事務室で、規模はあまり大きくないが、陳列の配置などはとても調和がとれている。
●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①
15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪
西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表
5、いまどんな議論が必要か
■立法府の動きにどう向き合うのか
―立法府での議論についても、無関心でいてはいけないと思いますが、いかがですか。
立法府では、「戦争及び人道に対する罪に対する時効不適用条約」の批准も議論されなければならないと思います。この条約は、1968年11月26日の国連第23回総会で決議(日本政府は棄権)され、1970年11月11日に発効しました。戦争犯罪と人道に反する犯罪について時効は「その犯罪の行われた時期にかかわりなく、適用されない」と規定しています。私たちの検証によって、731部隊や日本医学会等の組織的な加担とともに、それらを構成していた個々の医学者・医師の犯罪性も少なからず明らかにされてきました。その中には、感染実験でぺストを発症させ、治療もせずに死亡に至るまで経過を観察した人体実験を行い、その結果を、学位論文として提出する際、実験対象を「サル」と偽る明白な不正を行い、学位授与を申請した者、そのような学位授与の申請を受理し、学位授与を認めた者もいますが、全て裁かれずに世を去りました。そのようなことを繰り返させない・繰り返さないことにつながると考えられるからです。
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■法廷の沈黙の中で
法廷は困難な使命に直面していた。裁判官も検事もかつてこのような裁判資料を扱ったことがなかった。ただ1人のアメリカの医師が長い審理の間ずっと彼らを助けただけだった。他に、最後の数週間、専門家として彼らを助けたもう1人のいたに過ぎない。他方、弁護側は被告の免責のためにドイツ医学界のエリートを総動員していた。アメリカ軍事法廷は自己の戦列の中からも活動の邪魔をされた。まだ審理が始まる前の捜査活動の段階で、被告のクゥルト・ブローメ、コンラート・シェーファー、オスカー・シュレーダーとヘルマン・ベッカー=フライゼングは、ナチスドイツの学者をかり集め、彼らの研究成果を利用する秘密行動、アメリカ軍の「資料収集作戦」のために働いていた。裁判ではシュレーダー、ベッカー=フライゼングを除いて、上記の全員が無罪になり、ベンツィンガーに対する告発は取り下げられているのが目につく。主要原告のテルフォード・タイラーは後に調書にこう記させている。「被告の選定と起訴事項の決定は、そのほとんどが検事と法廷の影響力の及ばない領域に置かれていた。」
●イタイイタイ病を究明した男 萩野昇
●驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く
水俣病問題
●小島三郎国立予防衛生研究所所長の過去
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●日本の国家機密
●兒嶋俊郎さんを偲ぶ
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部 陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年
第7章 満州事変
Ⅰ
他方、ひとたび占拠した錦州に日章旗がはためくと、天皇はその不安をぬぐい去った。1932年1月4日、天皇はみずからの意を伝えるため全軍人に「軍人勅諭50年記念日に陸海軍人に賜りたる勅語」を渙発し、その意味するところを熟考する様軍人に求めた。実際のところそれは非常に穏健な言いまわしの訓戒の書だった。4日後、おそらくは閑院宮が勧めたことから、天皇は、さらに「関東軍に賜りたる勅語」を渙発することにした。そして、中国の「匪賊」と「自衛」のため勇敢に戦い、「皇軍の威武を中外に宣揚」したとして、統制に服さない関東軍を嘉賞したのである。ラジオや新聞を通じて詔書は広範に伝えられ、戦争に異論や不安がある人々を黙らせた。犬養による陸軍の軍紀回復の試みには、これが何の支えにもならなかったことは言うまでもない。
●小泉親彦と昭和天皇
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●近代天皇制の真髄は
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憲法9条を生かそう!!
2018年12月21日金曜日
細菌戦の系譜!!
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日本は、あの侵略戦争を反省して、憲法9条を作った!!
平和条約締結は「日本が大戦の結果認めること」 露外相
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1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
憲法9条を守れ!!
「空母化」ありき 現場困惑 政府、違憲否定「F35B常時は搭載せず」
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
731部隊員・長友浪男軍医少佐の戦中・戦後、甲第1855部隊考、他
元731部隊軍医と強制不妊手術
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中国の侵略被害者の証言を聞く集い2018 11.30
●お知らせ
京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)
731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に
「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)
職種不明の軍属
広野に建つビル街
* * *
昼だけ小量の大豆が混じり、※大詔奉戴日は高粱めしになる。副食は充分に栄養の点を考慮し、豚肉は毎日のように、形を変えて食膳に上った。その他、酒類や甘味品などは、営内の酒保で自由に購入することができた。
私達の給料は、奇怪なほど高額だった。本俸が月に100円のほか、危険地手当、戦地手当などをあわせると、約300円ほどになった。とても使いきれるものではものではなかった。というより、使う機会を与えられなかった。従って月に30円ぐらいの小遣銭のほかは、軍事貯金として預けていた。ひと月に百円以内は父母に送金してもいいと言うので、私は、母宛にハガキを書いた。
だが、「満州第731部隊教育部気付」の前に、「満州国浜江省平房県」とつけたので、「部隊の位置や内容は、一切書いてはいかん」
と叱られ、書き直しを命じられた。今度は検閲を頭に入れて部隊のことには触れなかったが、それでもハガキは、班長の責任において点検してもらったら、まだまだ不注意だと言われた。無事を知らせる2、3行と、送金した方がいいかどうか、という要件だけが残った。初めて見た満州の風景や途中の町の名、それと同僚の出身地などに触れたのがいけなかったらしい。
母からは、家のことは心配しなくていいから、国のために貯金しておくように、との返事があった。
「君のお母さんは、感心だね。君も負けずにしっかりやるんだよ」
大角班長はそういって、母からのハガキを渡してくれた。―それは1ヶ月も後の話であるが、私は、当時、これほどまでに秘密を守らねばならぬ理由がわからなかった。だが、やがてそれも、恐ろしい所に舞い込んでしまったという後悔の念がつのるにつれて、うなずかざるを得なくなったのである。
※大詔奉戴日(たいしょうほうたいび)・・・1939(昭和14)年9月1日から毎月1日に設定し、1941(昭和16)年の12月までは、興亜奉公日といわれた。日中戦争下、国民精神総動員運動の一環として生活規制・戦意高揚がはかられた日。
太平洋戦争開始後の42年1月から大詔奉戴日(毎月8日)に変更。
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
記録1 今日の大久野島
私はこれを書いた子どもたちに会ってはいない。でも、私は幼な子の愛らしい顔を思い浮かべ、その純粋な善良な気持ちをはっきりと読み取った。
午後の陽光は大久野島を照らし、小島を黄金色に染め、光は樹林を透して1つ1つの人形と折り鶴の上で輝いた。紺碧の大海に抱かれて小島はまさに神話の世界であった。
ああ!戦争の惨たらしさを何倍も受けた大久野島、私もあなたが平和の楽園にならんことを願って止まない。
●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①
15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪
西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表
5、いまどんな議論が必要か
■立法府の動きにどう向き合うのか
―立法府での議論についても、無関心でいてはいけないと思いますが、いかがですか。
日本政府は、国会で「日本国みずからが自分の戦争犯罪について判断することも処置することもできない」などと無責任な答弁を繰り返してきました。しかし、裁判では、被害の存在を認定したのみならず、「国際慣習法による国家責任が生じていた」ことを認め、「何らかの対処をするかどうか、仮に何らかの対処をする場合にどのような内容の対処をするのかは、国会において」「高次の裁量により決すべき」とされました。立法府での議論が求められていると思います。
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■法廷の沈黙の中で
1946年12月9日から1947年7月19日まで、ニュルンベルグのアメリカ第1軍事法廷は、強制収容所、研究所の人体実験や安楽死=殺戮に関与した23人の医師、SS将校、官僚に対する審理を行った。
7名(ブラック、カール・ブラント、ルードルフ・ブラント、ゲープハルト、ホーフェン、ムルゴウスキー、ジーファース)が死刑を宣告され、処刑された。
5名(フィッシャー、ゲンツケン、ハントローザー、ローゼ、シュレーダー)が終身刑を、
2名(ベッカー=フライゼンクとオーバーホイザー)が20年の刑を、
1名(ハングルベック)が禁固10年の刑を宣告された。
7名の被告(ブローメ、ボコルニ、ロンベルク、ロストック、ルッフ、シェーファーとヴェルツ)が無罪を言い渡された。
原告はその使命を、被告たちに犯罪の償いをさせるだけではなく、次のような点にあると見ていた。
「この信じがたい事件を公衆の前に、これ以上ないほど明確なドキュメントとして示し、それによって、この事件が何人も疑うことができないもので、架空の創作ではなく、事実であったことを明らかにし、この法廷が合衆国の代表として、また人類の声として、この行為ならびにそれを生み出した理念を野蛮と犯罪として示すこと、世界の諸国民に、なぜ、どのようにしてこのようなことが行われたのかを示すことが、我々の崇高な義務である。この残忍非道な行為を生み出した倒錯した思想と歪んだ観念はまだ死滅していない。それは武力によって世界から追放できるものではない。」
●イタイイタイ病を究明した男 萩野昇
●驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く
水俣病問題
●小島三郎国立予防衛生研究所所長の過去
●小泉親彦と宮川米次の絆
●ヒロシマからフクシマへ
●宮川正
●「想定外」 と日本の統治—ヒロシマからフクシマへ—
●ビキニ「死の灰」世界各地へ
●自衛隊とサリン
●相模海軍工廠・寒川と平塚にあった秘密毒ガス工場
●日本の国家機密
●兒嶋俊郎さんを偲ぶ
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部 陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年
第7章 満州事変
Ⅰ
犬養は首相になるや、直ちに日本が2ヵ年にわたり固持してきた金本位制を終わらせた。
1920年代の大半を通じて、商品や貸付資本の自由な流れは、この金本位制に基づいてきた。この行動をもって日本は国際的な信用を損なう排他的で保護主義的な景気回復政策を追求し始めたイギリスや他の列強の列に加わったのである。犬養は天皇に天津に2個大隊、満州に1個旅団増派の裁可を求めた。天津では12月初旬以来、錦州の地上攻撃のため関東軍が兵力を集結させていた。12月23日、天皇は、当時、外務大臣を兼ねていた犬養に、「錦州不攻撃の方針」と「国際間の信義を尊重すべき」ことを指示したが、関東軍は錦州に進駐した。アメリカ、イギリス、フランスはその行動が九か国条約に違反することを日本に警告した。12月27日、天皇がふたたび犬養に、「錦州攻撃の対外影響に付、深く御軫念(ごしんねん)遊ばされ」て警告したことを奈良は記録している。それにもかかわらず、関東軍は錦州占領を推し進め、日米間の緊張は高まった。
●小泉親彦と昭和天皇
●近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~
●近代天皇制の真髄は
●福沢諭吉
●神武と戦争
憲法9条を生かそう!!
●防衛費の異常な増加に抗議!!
●映画「沈黙」アンケート
●「731部隊と100部隊」の現在の課題(八王子)
●第10回『化学学校記事』情報公開裁判
●第19回「衛生学校記事」情報公開裁判
●731部隊『留守名簿』(不二出版)2018年9月
●京大 軍医博士論文の検証
●731部隊『留守名簿』公開
●ある元自衛官の回想 「化学学校の黒い霧」
●第10回ビザ発給拒否・集会妨害国賠訴訟【9月21日(金)11:30~東京地裁415号室】
●731部隊と「要塞」遺跡を訪ねる
日本は、あの侵略戦争を反省して、憲法9条を作った!!
平和条約締結は「日本が大戦の結果認めること」 露外相
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
●ニュース
カルロス・ゴーン被告 21日にも保釈か
プーチン氏「日本の決定権に疑問」 北方領土と米軍基地
空母「いづも」・JASSMミサイル・上陸海兵隊・軍事衛星…日本はすでに攻撃型軍事大国(1)
米兵器“爆買い”防衛省 国内企業に支払い延期要請1104億円
医学部「入試差別」根絶を 現役医大生、国に1万5000人分の署名提出
医学部の入試不正、9大学で確認
「いずも空母化」は自衛隊の要望ではなく実は「自民党主導」だった
iPS細胞の備蓄事業、京大から独立へ 山中教授が意向
橋下氏、徴用工問題の解決に向け持論「こういうことを言うと売国奴だと言われる…」
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
憲法9条を守れ!!
「空母化」ありき 現場困惑 政府、違憲否定「F35B常時は搭載せず」
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
731部隊員・長友浪男軍医少佐の戦中・戦後、甲第1855部隊考、他
元731部隊軍医と強制不妊手術
「明治150年」史観批判ー近現代日本の戦争・植民地支配と国民統制ー山田朗、他
中国の侵略被害者の証言を聞く集い2018 11.30
●お知らせ
京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)
731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に
「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)
職種不明の軍属
広野に建つビル街
* * *
昼だけ小量の大豆が混じり、※大詔奉戴日は高粱めしになる。副食は充分に栄養の点を考慮し、豚肉は毎日のように、形を変えて食膳に上った。その他、酒類や甘味品などは、営内の酒保で自由に購入することができた。
私達の給料は、奇怪なほど高額だった。本俸が月に100円のほか、危険地手当、戦地手当などをあわせると、約300円ほどになった。とても使いきれるものではものではなかった。というより、使う機会を与えられなかった。従って月に30円ぐらいの小遣銭のほかは、軍事貯金として預けていた。ひと月に百円以内は父母に送金してもいいと言うので、私は、母宛にハガキを書いた。
だが、「満州第731部隊教育部気付」の前に、「満州国浜江省平房県」とつけたので、「部隊の位置や内容は、一切書いてはいかん」
と叱られ、書き直しを命じられた。今度は検閲を頭に入れて部隊のことには触れなかったが、それでもハガキは、班長の責任において点検してもらったら、まだまだ不注意だと言われた。無事を知らせる2、3行と、送金した方がいいかどうか、という要件だけが残った。初めて見た満州の風景や途中の町の名、それと同僚の出身地などに触れたのがいけなかったらしい。
母からは、家のことは心配しなくていいから、国のために貯金しておくように、との返事があった。
「君のお母さんは、感心だね。君も負けずにしっかりやるんだよ」
大角班長はそういって、母からのハガキを渡してくれた。―それは1ヶ月も後の話であるが、私は、当時、これほどまでに秘密を守らねばならぬ理由がわからなかった。だが、やがてそれも、恐ろしい所に舞い込んでしまったという後悔の念がつのるにつれて、うなずかざるを得なくなったのである。
※大詔奉戴日(たいしょうほうたいび)・・・1939(昭和14)年9月1日から毎月1日に設定し、1941(昭和16)年の12月までは、興亜奉公日といわれた。日中戦争下、国民精神総動員運動の一環として生活規制・戦意高揚がはかられた日。
太平洋戦争開始後の42年1月から大詔奉戴日(毎月8日)に変更。
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
記録1 今日の大久野島
私はこれを書いた子どもたちに会ってはいない。でも、私は幼な子の愛らしい顔を思い浮かべ、その純粋な善良な気持ちをはっきりと読み取った。
午後の陽光は大久野島を照らし、小島を黄金色に染め、光は樹林を透して1つ1つの人形と折り鶴の上で輝いた。紺碧の大海に抱かれて小島はまさに神話の世界であった。
ああ!戦争の惨たらしさを何倍も受けた大久野島、私もあなたが平和の楽園にならんことを願って止まない。
●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①
15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪
西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表
5、いまどんな議論が必要か
■立法府の動きにどう向き合うのか
―立法府での議論についても、無関心でいてはいけないと思いますが、いかがですか。
日本政府は、国会で「日本国みずからが自分の戦争犯罪について判断することも処置することもできない」などと無責任な答弁を繰り返してきました。しかし、裁判では、被害の存在を認定したのみならず、「国際慣習法による国家責任が生じていた」ことを認め、「何らかの対処をするかどうか、仮に何らかの対処をする場合にどのような内容の対処をするのかは、国会において」「高次の裁量により決すべき」とされました。立法府での議論が求められていると思います。
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■法廷の沈黙の中で
1946年12月9日から1947年7月19日まで、ニュルンベルグのアメリカ第1軍事法廷は、強制収容所、研究所の人体実験や安楽死=殺戮に関与した23人の医師、SS将校、官僚に対する審理を行った。
7名(ブラック、カール・ブラント、ルードルフ・ブラント、ゲープハルト、ホーフェン、ムルゴウスキー、ジーファース)が死刑を宣告され、処刑された。
5名(フィッシャー、ゲンツケン、ハントローザー、ローゼ、シュレーダー)が終身刑を、
2名(ベッカー=フライゼンクとオーバーホイザー)が20年の刑を、
1名(ハングルベック)が禁固10年の刑を宣告された。
7名の被告(ブローメ、ボコルニ、ロンベルク、ロストック、ルッフ、シェーファーとヴェルツ)が無罪を言い渡された。
原告はその使命を、被告たちに犯罪の償いをさせるだけではなく、次のような点にあると見ていた。
「この信じがたい事件を公衆の前に、これ以上ないほど明確なドキュメントとして示し、それによって、この事件が何人も疑うことができないもので、架空の創作ではなく、事実であったことを明らかにし、この法廷が合衆国の代表として、また人類の声として、この行為ならびにそれを生み出した理念を野蛮と犯罪として示すこと、世界の諸国民に、なぜ、どのようにしてこのようなことが行われたのかを示すことが、我々の崇高な義務である。この残忍非道な行為を生み出した倒錯した思想と歪んだ観念はまだ死滅していない。それは武力によって世界から追放できるものではない。」
●イタイイタイ病を究明した男 萩野昇
●驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く
水俣病問題
●小島三郎国立予防衛生研究所所長の過去
●小泉親彦と宮川米次の絆
●ヒロシマからフクシマへ
●宮川正
●「想定外」 と日本の統治—ヒロシマからフクシマへ—
●ビキニ「死の灰」世界各地へ
●自衛隊とサリン
●相模海軍工廠・寒川と平塚にあった秘密毒ガス工場
●日本の国家機密
●兒嶋俊郎さんを偲ぶ
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部 陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年
第7章 満州事変
Ⅰ
犬養は首相になるや、直ちに日本が2ヵ年にわたり固持してきた金本位制を終わらせた。
1920年代の大半を通じて、商品や貸付資本の自由な流れは、この金本位制に基づいてきた。この行動をもって日本は国際的な信用を損なう排他的で保護主義的な景気回復政策を追求し始めたイギリスや他の列強の列に加わったのである。犬養は天皇に天津に2個大隊、満州に1個旅団増派の裁可を求めた。天津では12月初旬以来、錦州の地上攻撃のため関東軍が兵力を集結させていた。12月23日、天皇は、当時、外務大臣を兼ねていた犬養に、「錦州不攻撃の方針」と「国際間の信義を尊重すべき」ことを指示したが、関東軍は錦州に進駐した。アメリカ、イギリス、フランスはその行動が九か国条約に違反することを日本に警告した。12月27日、天皇がふたたび犬養に、「錦州攻撃の対外影響に付、深く御軫念(ごしんねん)遊ばされ」て警告したことを奈良は記録している。それにもかかわらず、関東軍は錦州占領を推し進め、日米間の緊張は高まった。
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細菌戦の系譜!!
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京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)
731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に
「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)
職種不明の軍属
広野に建つビル街
* * *
教育部長は、西軍医中佐であった。
その人が登壇した時、私は内心、仕事の内容が説明されるものと期待していたのだが、中佐はただ、遠路の労をねぎらい、健康に留意して職務に精励するように・・・・。と、ありきたりの言葉を連ねただけだった。
その夜は、豚肉やら、甘いケーキなど、内地では貴重とされるご馳走がふんだんに出された。しかし、それは別に特別なものではなく、食糧には大いに恵まれた日常だったのである。
翌日、私達と前後して入隊した百人ばかりの者が一緒にされて、あらためて班の編成がなされた。年齢は大体同じくらいの者ばかりだが、中学3年で来た者、4年で来た者、卒業して来た者、あるいは国民学校を出て来た者など多種多様な集まりであった。私と林田は、同じ班に入りたいと思って2人ならんでいたが、結局、別々の班になってしまい、林田は第3班、私は第4班に入った。1つの班の人員は17人か18人である。私の班長は、下関からの引率者である大角雇員だったので、何かほっとする気持ちであったが、林田の班長は、前日、意地の悪そうな印象を受けた、あの小宮という雇員だった。
宿舎は、ペーチカのある、小じんまりした平屋で、真ん中に土間の廊下が縦に通り、両側が一段高くなっていて、そこに1人1人の袋布団が並べられる。窓は2重になっていて、その下に各自の棚ができている。
ここでの生活は、普通の部隊の内務班のような規律に縛られたが、物質的には充分すぎるほど恵まれていた。内地では草の葉やふすままで食っているのに、この部隊では朝晩とも銀めしであった。
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
記録1 今日の大久野島
そのなかの1つの倉で、ふと異常な現象が私の注意を引いた。地上に石を刻んだ人形が置かれ、そばに長くつながった彩色鮮やかな、見慣れない紙の装飾品があった。良く見てみると、それは無数の折り鶴で、何千羽もあるだろうか。鶴は日本でも中国でも長寿の象徴で、現実の人間と幻想の仙境を結ぶ架け橋でもある、でもこんなところにこんなにたくさんの鶴を置くとはなぜだろう?私は思わずその1つを手に取ってみると、その下に書かれた文字が私の疑問を解明してくれた。このたくさんの鶴はここに参観に来た小学生たちが、自分の平和への願いを込めて1つ1つ折ったものなのだ。彼らの願いはこのように書かれていた。
「みんなの力で平和をまもろう!」
「毒ガス工場で働いた人びとよ、私たちの力で平和な社会を築こう!」
●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①
15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪
西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表
5、いまどんな議論が必要か
■世界と日本での議論の進展
―それに対し、日本の科学者の世界では、全体の問題としてどう議論されていますか。
さらに、2005年の平和問題研究連絡委員会報告「21世紀における平和学の課題」では、日本学術会議としても日本の未決の戦争責任などの諸問題を学術的に解明することが重要であると述べられていました。
このように、731部隊などの戦争医学犯罪だけではなく戦争責任全般についての学術的解明が日本の学術界の俎上(そじょう)にのる兆しが出てきました。
しかし、2005年に学術会議会員の選考法がさらに改悪され、学術会議会員が自ら選考する方法となった後に公表された学術会議の諸文書には、戦争医学犯罪のみならず、日本の科学者の軍事研究への加担の歴史や戦争責任全般についての学術的解明について、言及したものは見当たりません。731部隊などの戦争医学犯罪だけではなく戦争責任全般についての学術的解明が日本の学術界の俎上にのったことを契機に、それまでの不作為も含めて、学術会議自身が自らの課題として検証を進めることは、1950年、1967年の2度にわたる戦争や軍事日的のための研究を拒否する誓いの見直しにストップをかけ、軍事研究復活阻止にもつながると思います。
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■ヘルマン・フォスの日記
「今日わたしは上級検事のハイゼ博士と解剖研究所の死体調達について興味深い話し合いをすることができた。ケーにスベルグもブレスラウもここから死体の供給を受けているという。3つの研究所を全部まかなうことができるほど多くの処刑が行われているのだ。」
(1941年9月30日)
「解剖教育には約60名の学生が参加した。使われた死体は19体だった。そのうち7体ははポーランド時代のもので、残りはほとんど全部が処刑者で、死後数時間以内にフォルマリン注射されたものだった。ふつうの筋肉、関節の標本のほかに、胸部組織、腹部組織、性器の標本も作成された。処刑者の組織標本は、わたしがこれまで標本室で見たことがないほどすばらしいものだった。」(1942年3月10日の日誌)
「日曜日にV.H.氏(標本製作官のヒルシュハイトのこと―編者)がわたしに話してくれたところによれば、彼は土曜日に、あるユダヤ人の若者の死体から数匹の虱(しらみ)をもらったという。ウィーンの人類学博物館のためにユダヤ人の頭のギブスの型がとられたからである。これはすばらしいメッセージだ。ここに供給されるユダヤ人の死体はしばしば発疹チフスで死んだ死体だからだ。」(1942年5月19日)
●イタイイタイ病を究明した男 萩野昇
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水俣病問題
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●宮川正
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●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部 陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年
第7章 満州事変
Ⅰ
満州での軍部の放縦を許す犬養の姿勢を知って、宮中グループは、西園寺に大養を総理に任命する際の条件について大養自身と話し合うよう指示をした。そこには対外もしくは対内経済政策のいずれかにおいて急激な変化は避けるという合意があった。西同寺は牧野伸顕、鈴木貫太郎、一木喜徳郎、そして天皇と協議した後、12月12日の午後遅く、犬養と話し合った。4日後、犬養は天皇から組閣の裁可を得るが、この内閣は森恪(もりつとむ)を内閣書記官長、荒木中将を陸軍大臣に、そしてより自由主義的な高橋是清を蔵相に据えるという不和和音を伴う閣僚により構成されていた。
●小泉親彦と昭和天皇
●近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~
●近代天皇制の真髄は
●福沢諭吉
●神武と戦争
憲法9条を生かそう!!
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日本は、あの侵略戦争を反省して、憲法9条を作った!!
平和条約締結は「日本が大戦の結果認めること」 露外相
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
●ニュース
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医学部「入試差別」根絶を 現役医大生、国に1万5000人分の署名提出
医学部の入試不正、9大学で確認
「いずも空母化」は自衛隊の要望ではなく実は「自民党主導」だった
iPS細胞の備蓄事業、京大から独立へ 山中教授が意向
橋下氏、徴用工問題の解決に向け持論「こういうことを言うと売国奴だと言われる…」
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
防衛大綱改定 いずも事実上空母化明記
「国民はだまされている」 森友問題・籠池被告ら懇談会 水戸
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* * *
教育部長は、西軍医中佐であった。
その人が登壇した時、私は内心、仕事の内容が説明されるものと期待していたのだが、中佐はただ、遠路の労をねぎらい、健康に留意して職務に精励するように・・・・。と、ありきたりの言葉を連ねただけだった。
その夜は、豚肉やら、甘いケーキなど、内地では貴重とされるご馳走がふんだんに出された。しかし、それは別に特別なものではなく、食糧には大いに恵まれた日常だったのである。
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宿舎は、ペーチカのある、小じんまりした平屋で、真ん中に土間の廊下が縦に通り、両側が一段高くなっていて、そこに1人1人の袋布団が並べられる。窓は2重になっていて、その下に各自の棚ができている。
ここでの生活は、普通の部隊の内務班のような規律に縛られたが、物質的には充分すぎるほど恵まれていた。内地では草の葉やふすままで食っているのに、この部隊では朝晩とも銀めしであった。
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
記録1 今日の大久野島
そのなかの1つの倉で、ふと異常な現象が私の注意を引いた。地上に石を刻んだ人形が置かれ、そばに長くつながった彩色鮮やかな、見慣れない紙の装飾品があった。良く見てみると、それは無数の折り鶴で、何千羽もあるだろうか。鶴は日本でも中国でも長寿の象徴で、現実の人間と幻想の仙境を結ぶ架け橋でもある、でもこんなところにこんなにたくさんの鶴を置くとはなぜだろう?私は思わずその1つを手に取ってみると、その下に書かれた文字が私の疑問を解明してくれた。このたくさんの鶴はここに参観に来た小学生たちが、自分の平和への願いを込めて1つ1つ折ったものなのだ。彼らの願いはこのように書かれていた。
「みんなの力で平和をまもろう!」
「毒ガス工場で働いた人びとよ、私たちの力で平和な社会を築こう!」
●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①
15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪
西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表
5、いまどんな議論が必要か
■世界と日本での議論の進展
―それに対し、日本の科学者の世界では、全体の問題としてどう議論されていますか。
さらに、2005年の平和問題研究連絡委員会報告「21世紀における平和学の課題」では、日本学術会議としても日本の未決の戦争責任などの諸問題を学術的に解明することが重要であると述べられていました。
このように、731部隊などの戦争医学犯罪だけではなく戦争責任全般についての学術的解明が日本の学術界の俎上(そじょう)にのる兆しが出てきました。
しかし、2005年に学術会議会員の選考法がさらに改悪され、学術会議会員が自ら選考する方法となった後に公表された学術会議の諸文書には、戦争医学犯罪のみならず、日本の科学者の軍事研究への加担の歴史や戦争責任全般についての学術的解明について、言及したものは見当たりません。731部隊などの戦争医学犯罪だけではなく戦争責任全般についての学術的解明が日本の学術界の俎上にのったことを契機に、それまでの不作為も含めて、学術会議自身が自らの課題として検証を進めることは、1950年、1967年の2度にわたる戦争や軍事日的のための研究を拒否する誓いの見直しにストップをかけ、軍事研究復活阻止にもつながると思います。
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■ヘルマン・フォスの日記
「今日わたしは上級検事のハイゼ博士と解剖研究所の死体調達について興味深い話し合いをすることができた。ケーにスベルグもブレスラウもここから死体の供給を受けているという。3つの研究所を全部まかなうことができるほど多くの処刑が行われているのだ。」
(1941年9月30日)
「解剖教育には約60名の学生が参加した。使われた死体は19体だった。そのうち7体ははポーランド時代のもので、残りはほとんど全部が処刑者で、死後数時間以内にフォルマリン注射されたものだった。ふつうの筋肉、関節の標本のほかに、胸部組織、腹部組織、性器の標本も作成された。処刑者の組織標本は、わたしがこれまで標本室で見たことがないほどすばらしいものだった。」(1942年3月10日の日誌)
「日曜日にV.H.氏(標本製作官のヒルシュハイトのこと―編者)がわたしに話してくれたところによれば、彼は土曜日に、あるユダヤ人の若者の死体から数匹の虱(しらみ)をもらったという。ウィーンの人類学博物館のためにユダヤ人の頭のギブスの型がとられたからである。これはすばらしいメッセージだ。ここに供給されるユダヤ人の死体はしばしば発疹チフスで死んだ死体だからだ。」(1942年5月19日)
●イタイイタイ病を究明した男 萩野昇
●驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く
水俣病問題
●小島三郎国立予防衛生研究所所長の過去
●小泉親彦と宮川米次の絆
●ヒロシマからフクシマへ
●宮川正
●「想定外」 と日本の統治—ヒロシマからフクシマへ—
●ビキニ「死の灰」世界各地へ
●自衛隊とサリン
●相模海軍工廠・寒川と平塚にあった秘密毒ガス工場
●日本の国家機密
●兒嶋俊郎さんを偲ぶ
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部 陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年
第7章 満州事変
Ⅰ
満州での軍部の放縦を許す犬養の姿勢を知って、宮中グループは、西園寺に大養を総理に任命する際の条件について大養自身と話し合うよう指示をした。そこには対外もしくは対内経済政策のいずれかにおいて急激な変化は避けるという合意があった。西同寺は牧野伸顕、鈴木貫太郎、一木喜徳郎、そして天皇と協議した後、12月12日の午後遅く、犬養と話し合った。4日後、犬養は天皇から組閣の裁可を得るが、この内閣は森恪(もりつとむ)を内閣書記官長、荒木中将を陸軍大臣に、そしてより自由主義的な高橋是清を蔵相に据えるという不和和音を伴う閣僚により構成されていた。
●小泉親彦と昭和天皇
●近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~
●近代天皇制の真髄は
●福沢諭吉
●神武と戦争
憲法9条を生かそう!!
2018年12月19日水曜日
防衛費の異常な増加に抗議!!
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防衛費の異常な増加に抗議し、教育と社会保障へ の優先的な公的支出を求める声明
2018 年 12 月 20 日 研究者・実務家有志一同
声明の趣旨
世界的にも最悪の水準の債務を抱える中、巨額の兵器購入を続け、他方では生活保護や 年金を引き下げ教育への公的支出を怠る日本政府の政策は、憲法と国際人権法に違反し、 早急に是正されるべきである。
1.安倍政権は一般予算で史上最高規模の防衛予算を支出しているだけでなく、補填とし て補正予算も使い、しかも後年度予算(ローン)で米国から巨額の兵器を購入してお り、これは日本国憲法の財政民主主義に反する。 2.米国の対日貿易赤字削減をも目的とした米国からの兵器「爆買い」で、国際的にも最 悪の状態にある我が国の財政赤字はさらにひっ迫している。 3.他方で、生活保護費や年金の相次ぐ切り下げなど、福祉予算が大幅に削られ、国民生 活が圧迫されている。 4.また、学生が多額の借金を負う奨学金問題や大学交付金削減に象徴されるように、我 が国の教育予算は先進国の中でも最も貧弱なままである。 5.このように福祉を切り捨て教育予算を削減する一方で、巨額の予算を兵器購入に充て る政策は、憲法の社会権規定に反するだけでなく、国際人権社会権規約にも反する。
以下、具体的に理由を述べる。
1 莫大な防衛費増加と予算の使い込み 現在、安倍政権の下で防衛費は顕著に増加し続け(2013 年度から 6 年連続増加)、2016 年度予算からは、本予算単独でも 5 兆円を突破している。加えて、防衛省は、本来は自然 災害や不況対策などに使われる補正予算を、本予算だけでは賄いきれない高額な米国製兵 器購入の抜け道に使い、2014 年度以降は毎年 2,000 億円前後の補正予算を計上して、戦闘 機や輸送機オスプレイ、ミサイルなどを、米側の提示する法外な価格で購入している。 しかも、これには後年度負担つまり次年度以降へのつけ回しの「ローン」で買っている ものが含まれ、国産兵器購入の分も合わせると、国が抱えている兵器ローンの残高は 2018 年度予算で約 5 兆 800 億円と、防衛予算そのものに匹敵する額に膨れ上がっている(2019 年度は 5 兆 3,000 億円)。米国へのローン支払いが嵩む結果、防衛省が国内の防衛企業に対 する装備品代金の支払いの延期を要請するという異例の事態まで起きている(「兵器ローン 残高 5 兆円突破」「兵器予算 補正で穴埋め 兵器購入『第二の財布』」「膨らむ予算『裏技』 駆使」「防衛省 支払い延期要請 防衛業界 戸惑い、反発」東京新聞 2018 年 10 月 29 日、 11 月 1 日、24 日、29 日記事参照)。毎会計年度の予算は国会の議決を経なければならない としている財政民主主義の大原則(憲法 86 条)を空洞化する事態である。
2
防衛省の試算によれば、米国から購入し又は購入を予定している5種の兵器(戦闘機「F35」 42 機、オスプレイ 17 機、イージス・アショア 2 基など)だけで、廃棄までの 20~30 年 間の維持整備費は 2 兆 7,000 億円を超える(「米製兵器維持費 2 兆 7000 億円」東京新聞 11 月 2 日)。さらに、これに輪をかけるように、政府は、「F35」を米国から 100 機追加取得 する方向で検討しており、取得額は 1 機 100 億円超で計 1 兆円以上になる見込みである (2018 年 11 月 27 日日本経済新聞)。
2 米国のための高額兵器購入による財政逼迫
このような防衛費の異常な膨張について、根源的な問題の一つは、米国からの高額の兵 器購入が、トランプ政権の要請も受け、米国の対日貿易赤字を解消する一助として行われ ていることである。 歳入のうち国債依存度が約 35%を占め、国と地方の抱える長期債務残高が 2018 年度末 で 1,107 兆円(対 GDP 比 196%)に達するという、 「主要先進国の中で最悪の水準」(財務 省「日本の財政関係資料」2018 年 3 月)の財政状況にある日本にとって、他国の赤字解消 のために、さらなる借金を重ねてまで兵器購入に巨額の予算を費やすことは、国政の基盤 をなす財政の運営として常軌を逸したものと言わざるを得ない。 また、導入されている兵器の中には、最新鋭ステルス戦闘機「F35」のような攻撃型兵 器が多数含まれている。戦闘機が離着陸できるよう海上自衛隊の護衛艦「いずも」を事実 上「空母化」する方針も示されている。これらは専守防衛の原則を逸脱する恐れが強い。 政府は北朝鮮情勢や中国の軍備増強を防衛力増強の理由として挙げるが、朝鮮半島ではむ しろ緊張緩和の動きが活発化しているし、近隣国を仮想敵国として際限なく軍拡に走るこ とも、武力による威嚇を禁じ紛争の平和的解決を旨とする現代の国際法の大原則に合致せ ず、それ自体が近隣国の警戒感を高める、かえって危険な政策というべきである。
3 福祉切り捨ての現状
このように防衛費が破格の扱いで膨張する一方、政府は、生活保護費や年金の受給額を 相次いで引き下げている。 生活保護については、2013 年からの大幅引き下げに続き、今年 10 月からは新たに、食 費など生活費にあてる生活扶助を最大で 5%、3 年間かけて引き下げることとされ、これに より、生活保護世帯の約 7 割の生活扶助費が減額となる。 しかし、削減にあたっては、減額された保護費が最低限の生活保障の基準を満たすのか どうかについての十分な検討がされておらず、厚生労働省の生活保護基準部会の報告書が この点で提起した疑問は反映されていない。特に大きな影響を受ける母子世帯や高齢者世 帯を含め、受給当事者の意見を聴取することも一切されていない。 生活保護基準は、最低賃金や住民税非課税限度額など様々な制度の基準になっているた め、引き下げによる国民生活への悪影響は多方面にわたる。 また、年金については、2013 年からの老齢基礎年金・厚生年金支給額の減額に続き、長 期にわたり自動的に支給額が削減される「マクロ経済スライド」が 2015 年から発動され ており、高齢者世帯の貧困状況は悪化している。
3
政府は生活保護減額によって 160 億円の予算削減を見込んでいるが、そもそも、国家財 政を全体としてみた場合、この削減は、青天井に増加している防衛費の増加、とりわけ米 国からの野放図な兵器購入を抑えれば、全く必要がなかったものである。 日本の国家財政は、米国の兵器産業における雇用の創出と維持のために用いられるべき ものではない。国民の生存権よりも同盟国からの兵器購入を優先するような財政運営は根 本的に間違っている。
4 主要国で最も貧弱な日本の教育予算
日本は、GDP に占める教育への公的支出割合が、主要国の中で例年最下位である。特に、 日本は「高等教育の授業料が、データのある OECD 加盟国の中で最も高い国の一つであり、 過去 10 年、授業料は上がり続けている」。「高等教育機関は多くを私費負担に頼っている。 日本では、高等教育段階では 68%の支出が家計によって負担されており、この割合は、 OECD 加盟国平均 30%の 2 倍を超える」( OECD, Education at a Glance 2018)。 給付型奨学金は 2017 年にようやく導入されたものの、対象は住民税非課税世帯に限ら れ、学生数は各学年わずか 2 万人、給付額は月 2~4 万円にすぎない。大学生の 75%は私 立大学で学んでいるが、国の私学助成が少ないため家計の負担が大きいところ、私大新入 生のうち無利子奨学金を借りられるのは 15%にすぎず(東京私大教連調査)、多くの卒業 生は奨学金という名のローン返済に苦しんでいる。「卒業時に抱える平均負債額は 32,170 ドルで、返済には学士課程の学生で最大 15 年を要する。これは、データのある OECD 加 盟国の中で最も多い負債の一つである」(OECD, supra)。2011 年から 2016 年の 5 年間で 延べ 15,338 人が、奨学金にからんで自己破産している(「奨学金破産、過去 5 年で延べ 1 万 5 千人 親子連鎖広がる」朝日新聞デジタル 2018 年 2 月 12 日)。 国立大学法人化後、その基盤経費となる運営費交付金も年々削減され(2004 年から 2016 年までで実質 1,000 億円以上。文部科学省調査)、任期付き教員の増加など大学の教育・研 究に支障をきたしている(「 土台から崩れゆく日本の科学、疲弊する若手研究者たち これ が『科学技術立国』の足元」Wedge Infinity 2017 年 11 月 27 日)。
高等教育だけではない。教育予算が全体としてきわめて貧弱であり人員が少ないため、 公立の小・中・高等学校では半数以上の教員が過労死レベルで働いている(「過労死ライン 超えの教員、公立校で半数 仕事持ち帰りも」朝日新聞デジタル 2018 年 10 月 18 日)。 教育に予算を支出しない国に未来はあるだろうか。納税者から託された税金を何にどう 用いるかという財政政策において、教育を受ける権利の実現は最優先事項の一つでなけれ ばならない。
5 日本は社会権規約に違反している 憲法 25 条は国民の生存権を保障している。また、日本が批准している「経済的、社会的 及び文化的権利に関する国際規約」(社会権規約)は、社会保障についての権利(9 条)、 適切な生活水準についての権利(11 条 1 項)を認め、国はこれらの権利の実現のために、 利用可能な資源を最大限に用いて措置を取る義務があるとしている(2 条 1 項)。 権利を認め、その実現に向けて措置を取る義務を負った以上は、権利の実現を後退させ
4
る措置を取ることは規約の趣旨に反する(後退禁止原則)。社会権規約の下で設置されてい る社会権規約委員会は「一般的意見」で、「いかなる意図的な後退的措置が取られる場合に も、国は、それがすべての選択肢を最大限慎重に検討した後に導入されたものであること、 及び、国の利用可能な最大限の資源の完全な利用に照らして、規約に規定された権利全体 との関連によってそれが正当化されること、を証明する責任を負う」としている。 このような観点から委員会は、日本に対する 2013 年の「総括所見」で、社会保障予算 の大幅な削減に懸念を示している。また、日本の最低賃金の平均水準が最低生存水準及び 生活保護水準を下回っていることや、無年金又は低年金の高齢者の間で貧困が広がってい ることにも懸念を表明した(外務省ウェブサイト「国際人権規約」参照)。
今年(2018 年)5 月には、10 月からの生活保護引き下げについて、「極度の貧困に関す る特別報告者」を含む国連人権理事会の特別報告者ら 4 名が連名で、引き下げは日本の国 際法上の義務に違反するという声明を発表し政府に送る事態となった。「日本のような豊か な先進国におけるこのような措置は、貧困層の人々が尊厳をもって生きる権利を直接に掘 り崩す、意図的な政治的決定を反映している。」「貧困層の人権に与える影響を慎重に検討 しないで取られたこのような緊縮措置は、日本が国際的に負っている義務に違反している」。
また社会権規約は、国はすべての者に教育の権利を認め、中等教育と高等教育について は、無償教育を漸進的に導入することにより、すべての人に均等に機会が与えられるよう にすることと規定している。適切な奨学金制度を設立することも定めている(13 条 2 項)。 教育に対する日本の公的支出の貧弱さはこれらを遵守したものになっていない。
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後年度負担まで組んで莫大な額の兵器を買い込み国家財政を逼迫させる一方で、十分な 検討も経ずに生活保護を引き下げることや、きわめて貧弱な教育予算を放置し又は削減す ることは、憲法の平和主義、人権保障及び財政上の原則のみならず、国際法上の義務であ る社会権規約(及び、同様の規定をもつ子どもの権利条約や障害者権利条約など)に違反 している。我々は、安倍政権による防衛予算の異常な運営に抗議し反対の意を表明すると ともに、教育と社会保障の分野に適切に予算を振り向けることを強く求めるものである。
防衛費の異常な増加に抗議し、教育と社会保障へ の優先的な公的支出を求める声明
2018 年 12 月 20 日 研究者・実務家有志一同
声明の趣旨
世界的にも最悪の水準の債務を抱える中、巨額の兵器購入を続け、他方では生活保護や 年金を引き下げ教育への公的支出を怠る日本政府の政策は、憲法と国際人権法に違反し、 早急に是正されるべきである。
1.安倍政権は一般予算で史上最高規模の防衛予算を支出しているだけでなく、補填とし て補正予算も使い、しかも後年度予算(ローン)で米国から巨額の兵器を購入してお り、これは日本国憲法の財政民主主義に反する。 2.米国の対日貿易赤字削減をも目的とした米国からの兵器「爆買い」で、国際的にも最 悪の状態にある我が国の財政赤字はさらにひっ迫している。 3.他方で、生活保護費や年金の相次ぐ切り下げなど、福祉予算が大幅に削られ、国民生 活が圧迫されている。 4.また、学生が多額の借金を負う奨学金問題や大学交付金削減に象徴されるように、我 が国の教育予算は先進国の中でも最も貧弱なままである。 5.このように福祉を切り捨て教育予算を削減する一方で、巨額の予算を兵器購入に充て る政策は、憲法の社会権規定に反するだけでなく、国際人権社会権規約にも反する。
以下、具体的に理由を述べる。
1 莫大な防衛費増加と予算の使い込み 現在、安倍政権の下で防衛費は顕著に増加し続け(2013 年度から 6 年連続増加)、2016 年度予算からは、本予算単独でも 5 兆円を突破している。加えて、防衛省は、本来は自然 災害や不況対策などに使われる補正予算を、本予算だけでは賄いきれない高額な米国製兵 器購入の抜け道に使い、2014 年度以降は毎年 2,000 億円前後の補正予算を計上して、戦闘 機や輸送機オスプレイ、ミサイルなどを、米側の提示する法外な価格で購入している。 しかも、これには後年度負担つまり次年度以降へのつけ回しの「ローン」で買っている ものが含まれ、国産兵器購入の分も合わせると、国が抱えている兵器ローンの残高は 2018 年度予算で約 5 兆 800 億円と、防衛予算そのものに匹敵する額に膨れ上がっている(2019 年度は 5 兆 3,000 億円)。米国へのローン支払いが嵩む結果、防衛省が国内の防衛企業に対 する装備品代金の支払いの延期を要請するという異例の事態まで起きている(「兵器ローン 残高 5 兆円突破」「兵器予算 補正で穴埋め 兵器購入『第二の財布』」「膨らむ予算『裏技』 駆使」「防衛省 支払い延期要請 防衛業界 戸惑い、反発」東京新聞 2018 年 10 月 29 日、 11 月 1 日、24 日、29 日記事参照)。毎会計年度の予算は国会の議決を経なければならない としている財政民主主義の大原則(憲法 86 条)を空洞化する事態である。
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防衛省の試算によれば、米国から購入し又は購入を予定している5種の兵器(戦闘機「F35」 42 機、オスプレイ 17 機、イージス・アショア 2 基など)だけで、廃棄までの 20~30 年 間の維持整備費は 2 兆 7,000 億円を超える(「米製兵器維持費 2 兆 7000 億円」東京新聞 11 月 2 日)。さらに、これに輪をかけるように、政府は、「F35」を米国から 100 機追加取得 する方向で検討しており、取得額は 1 機 100 億円超で計 1 兆円以上になる見込みである (2018 年 11 月 27 日日本経済新聞)。
2 米国のための高額兵器購入による財政逼迫
このような防衛費の異常な膨張について、根源的な問題の一つは、米国からの高額の兵 器購入が、トランプ政権の要請も受け、米国の対日貿易赤字を解消する一助として行われ ていることである。 歳入のうち国債依存度が約 35%を占め、国と地方の抱える長期債務残高が 2018 年度末 で 1,107 兆円(対 GDP 比 196%)に達するという、 「主要先進国の中で最悪の水準」(財務 省「日本の財政関係資料」2018 年 3 月)の財政状況にある日本にとって、他国の赤字解消 のために、さらなる借金を重ねてまで兵器購入に巨額の予算を費やすことは、国政の基盤 をなす財政の運営として常軌を逸したものと言わざるを得ない。 また、導入されている兵器の中には、最新鋭ステルス戦闘機「F35」のような攻撃型兵 器が多数含まれている。戦闘機が離着陸できるよう海上自衛隊の護衛艦「いずも」を事実 上「空母化」する方針も示されている。これらは専守防衛の原則を逸脱する恐れが強い。 政府は北朝鮮情勢や中国の軍備増強を防衛力増強の理由として挙げるが、朝鮮半島ではむ しろ緊張緩和の動きが活発化しているし、近隣国を仮想敵国として際限なく軍拡に走るこ とも、武力による威嚇を禁じ紛争の平和的解決を旨とする現代の国際法の大原則に合致せ ず、それ自体が近隣国の警戒感を高める、かえって危険な政策というべきである。
3 福祉切り捨ての現状
このように防衛費が破格の扱いで膨張する一方、政府は、生活保護費や年金の受給額を 相次いで引き下げている。 生活保護については、2013 年からの大幅引き下げに続き、今年 10 月からは新たに、食 費など生活費にあてる生活扶助を最大で 5%、3 年間かけて引き下げることとされ、これに より、生活保護世帯の約 7 割の生活扶助費が減額となる。 しかし、削減にあたっては、減額された保護費が最低限の生活保障の基準を満たすのか どうかについての十分な検討がされておらず、厚生労働省の生活保護基準部会の報告書が この点で提起した疑問は反映されていない。特に大きな影響を受ける母子世帯や高齢者世 帯を含め、受給当事者の意見を聴取することも一切されていない。 生活保護基準は、最低賃金や住民税非課税限度額など様々な制度の基準になっているた め、引き下げによる国民生活への悪影響は多方面にわたる。 また、年金については、2013 年からの老齢基礎年金・厚生年金支給額の減額に続き、長 期にわたり自動的に支給額が削減される「マクロ経済スライド」が 2015 年から発動され ており、高齢者世帯の貧困状況は悪化している。
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政府は生活保護減額によって 160 億円の予算削減を見込んでいるが、そもそも、国家財 政を全体としてみた場合、この削減は、青天井に増加している防衛費の増加、とりわけ米 国からの野放図な兵器購入を抑えれば、全く必要がなかったものである。 日本の国家財政は、米国の兵器産業における雇用の創出と維持のために用いられるべき ものではない。国民の生存権よりも同盟国からの兵器購入を優先するような財政運営は根 本的に間違っている。
4 主要国で最も貧弱な日本の教育予算
日本は、GDP に占める教育への公的支出割合が、主要国の中で例年最下位である。特に、 日本は「高等教育の授業料が、データのある OECD 加盟国の中で最も高い国の一つであり、 過去 10 年、授業料は上がり続けている」。「高等教育機関は多くを私費負担に頼っている。 日本では、高等教育段階では 68%の支出が家計によって負担されており、この割合は、 OECD 加盟国平均 30%の 2 倍を超える」( OECD, Education at a Glance 2018)。 給付型奨学金は 2017 年にようやく導入されたものの、対象は住民税非課税世帯に限ら れ、学生数は各学年わずか 2 万人、給付額は月 2~4 万円にすぎない。大学生の 75%は私 立大学で学んでいるが、国の私学助成が少ないため家計の負担が大きいところ、私大新入 生のうち無利子奨学金を借りられるのは 15%にすぎず(東京私大教連調査)、多くの卒業 生は奨学金という名のローン返済に苦しんでいる。「卒業時に抱える平均負債額は 32,170 ドルで、返済には学士課程の学生で最大 15 年を要する。これは、データのある OECD 加 盟国の中で最も多い負債の一つである」(OECD, supra)。2011 年から 2016 年の 5 年間で 延べ 15,338 人が、奨学金にからんで自己破産している(「奨学金破産、過去 5 年で延べ 1 万 5 千人 親子連鎖広がる」朝日新聞デジタル 2018 年 2 月 12 日)。 国立大学法人化後、その基盤経費となる運営費交付金も年々削減され(2004 年から 2016 年までで実質 1,000 億円以上。文部科学省調査)、任期付き教員の増加など大学の教育・研 究に支障をきたしている(「 土台から崩れゆく日本の科学、疲弊する若手研究者たち これ が『科学技術立国』の足元」Wedge Infinity 2017 年 11 月 27 日)。
高等教育だけではない。教育予算が全体としてきわめて貧弱であり人員が少ないため、 公立の小・中・高等学校では半数以上の教員が過労死レベルで働いている(「過労死ライン 超えの教員、公立校で半数 仕事持ち帰りも」朝日新聞デジタル 2018 年 10 月 18 日)。 教育に予算を支出しない国に未来はあるだろうか。納税者から託された税金を何にどう 用いるかという財政政策において、教育を受ける権利の実現は最優先事項の一つでなけれ ばならない。
5 日本は社会権規約に違反している 憲法 25 条は国民の生存権を保障している。また、日本が批准している「経済的、社会的 及び文化的権利に関する国際規約」(社会権規約)は、社会保障についての権利(9 条)、 適切な生活水準についての権利(11 条 1 項)を認め、国はこれらの権利の実現のために、 利用可能な資源を最大限に用いて措置を取る義務があるとしている(2 条 1 項)。 権利を認め、その実現に向けて措置を取る義務を負った以上は、権利の実現を後退させ
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る措置を取ることは規約の趣旨に反する(後退禁止原則)。社会権規約の下で設置されてい る社会権規約委員会は「一般的意見」で、「いかなる意図的な後退的措置が取られる場合に も、国は、それがすべての選択肢を最大限慎重に検討した後に導入されたものであること、 及び、国の利用可能な最大限の資源の完全な利用に照らして、規約に規定された権利全体 との関連によってそれが正当化されること、を証明する責任を負う」としている。 このような観点から委員会は、日本に対する 2013 年の「総括所見」で、社会保障予算 の大幅な削減に懸念を示している。また、日本の最低賃金の平均水準が最低生存水準及び 生活保護水準を下回っていることや、無年金又は低年金の高齢者の間で貧困が広がってい ることにも懸念を表明した(外務省ウェブサイト「国際人権規約」参照)。
今年(2018 年)5 月には、10 月からの生活保護引き下げについて、「極度の貧困に関す る特別報告者」を含む国連人権理事会の特別報告者ら 4 名が連名で、引き下げは日本の国 際法上の義務に違反するという声明を発表し政府に送る事態となった。「日本のような豊か な先進国におけるこのような措置は、貧困層の人々が尊厳をもって生きる権利を直接に掘 り崩す、意図的な政治的決定を反映している。」「貧困層の人権に与える影響を慎重に検討 しないで取られたこのような緊縮措置は、日本が国際的に負っている義務に違反している」。
また社会権規約は、国はすべての者に教育の権利を認め、中等教育と高等教育について は、無償教育を漸進的に導入することにより、すべての人に均等に機会が与えられるよう にすることと規定している。適切な奨学金制度を設立することも定めている(13 条 2 項)。 教育に対する日本の公的支出の貧弱さはこれらを遵守したものになっていない。
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後年度負担まで組んで莫大な額の兵器を買い込み国家財政を逼迫させる一方で、十分な 検討も経ずに生活保護を引き下げることや、きわめて貧弱な教育予算を放置し又は削減す ることは、憲法の平和主義、人権保障及び財政上の原則のみならず、国際法上の義務であ る社会権規約(及び、同様の規定をもつ子どもの権利条約や障害者権利条約など)に違反 している。我々は、安倍政権による防衛予算の異常な運営に抗議し反対の意を表明すると ともに、教育と社会保障の分野に適切に予算を振り向けることを強く求めるものである。
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