2019年5月4日土曜日

細菌戦の系譜!!

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ABC企画委員会
4月18日(木)18時~「ビザ発給拒否国賠裁判」報告会
731と米国の核戦略
防衛省731部隊情報公開裁判の途中経過から見えてきたこと
原子爆弾症研究者都築正男と米の核戦略
731部隊関連行事
(戦争と医の倫理)パネル展とシンポジウム
武見太郎と金原節三の関係
ABC企画総会・講演、「講演と合唱の夕べ」
情報公開裁判、意見交換会、細菌戦センター総会・講演
731部隊関連年表
人体実験疑い 京大調査継続せず(731部隊)
日本の核開発(加藤哲郎さん)

徳仁・日本政府・日本医学界は、731部隊のことを謝罪し、戦争被害者の救済、戦争をしない政策にお金をかけるべきだ!
日本の医学界はなぜ謝罪しない???
又、ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマと4度被曝した日本は、世界に先駆けて核兵器廃絶・脱原発と叫ぶべきではないか!!
なぜ、日本医学界は、先頭に立って「脱原発!!」と叫ばないのか!!
戦後、731部隊員はアメリカの核戦略に協力した!!


●水爆実験ブラボーで被爆したのは第5福竜丸1隻ではなく、延べ1000隻近くの漁船が被爆した!!

ビキニ「死の灰」世界各地へ


日本は、あの侵略戦争を反省して、憲法9条を作った!!

平和条約締結は「日本が大戦の結果認めること」 露外相
●憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

日本の政治の常道【historyとは、彼(his)(権力者)の物語(story)】

・まずい事は隠す!!(=あったことを無かったことにする、=データ改ざんは当たり前)
・責任を下に押し付ける!!(=権力者は、責任を取らない)
統計不正聴取に厚労省官房長同席 中立性への疑念、更に
水爆実験で被爆したのは第五福竜丸だけではない!!延べ992隻が被爆!!
なぜ、「731」と書かれた戦闘機に乗れるのだ???

2013年5月12日 安倍 731と書かれた戦闘機に乗る!!宮城県松島市にある航空自衛隊の基地で撮影

オリンピックにお金をかけるのではなく、いじめ対策・貧困対策・戦争被害者対策にお金をかけるべきだ!!

●ニュース
天皇の戦争責任はどこへ消えてしまったのか??
「天皇は象徴?元首?」憲法記念日にTBSが問いかけたこと

強い叱責、ダム湖で21歳死亡 元請け側による労災認定

東大院出てもUターン就職。東京より地元、転勤より家族、就活しない……親世代とは変わる優先順位

「『令和』って言うな」国民・玉木代表に聴衆が発言

私物化された改元~令和は最後の元号か?

「伝わりにくい平和」をどうする――コミュニケーションから考える戦争と平和


「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」と言っている国が、なんで空母を持つのだ???
防衛省、護衛艦「いずも」「かが」を空母化へ 自衛隊内部からも疑問の声

福島第一原発の原子炉建屋 開けられる鍵が9000本以上

原因究明はされるのだろうか??
強制不妊救済法が成立 「心からおわび」320万円支給 月内に施行へ

彼の無念晴らしたい 森友疑惑 自殺職員の元同僚


JR福知山線・信楽高原鉄道…平成「列車」の事件事故、忘れてはならぬ教訓

原発「運転継続の可能性ほぼゼロ」テロ対策未整備で

「原発止まれば相当インパクト」 救済一蹴、電力の誤算


医学界の天皇制??
“無給医よ、甘えるな” 真意は…

室井佑月「新元号で、どうしろと?」


医学界の反省の弁はないのだろうか???原因は何だ???
強制不妊、首相「反省とおわび」 救済法成立時、談話発表へ

強制不妊「反省とおわび」、首相が談話発表へ 救済法成立時

東大祝辞の核心「日本は世界一冷たい国」

戦争を放棄した国がなんで高価な戦闘機を爆買いするのだ???
墜落したF35、1機分のお金で何ができたか―「欠陥商品」147機6兆2000億円を爆買いの愚

海上保安庁の100%落札 予定価格は把握可能か 内部調査で判明

【原発】福島の政治家がついに決死の大暴露! 「政府は現実をことごとく隠す」「復興は原発セールスのため」「動植物の奇形も増加」(インタビュー)


放射能汚染が国際的な問題になっているのではないか!!
WTO逆転敗訴 誤算の外交戦略、見直しへ

なぜ、日本医学界は「脱原発!!」と叫ばない!!
「わざわざ自分らのことを『げんしりょくむら』とは?

「あつまれ!げんしりょくむら」に批判相次ぐ サイト閉鎖

20190330 UPLAN 小出裕章「フクシマ事故8年 原子力を廃絶させる道」



731部隊の病理解剖の顧問をした清野謙治も、窃盗事件で京大を追われた後、戦後は東京医大教授になった。731部隊で細菌を製造していた柄沢も東京医大だ!!
日本の底にツルハシでも崩れない差別がある 東京医科大の不正入試提訴 会見詳報


徴用工を象徴する像 韓国 プサン市が強制撤去

“アッキード”安倍昭恵さんは名誉校長を辞めたくなかった


真理を追究すると食えない社会!!
文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死


原因究明されず、ウヤムヤのまま終止符??
強制不妊救済法案、来週にも成立へ

【平成の事件】19人殺害と強制不妊手術 「善意」の暴走と「生産性」追求の果て、続く差別との闘い

発生50年 終わらないカネミ油症事件

医の倫理はどうなっているの??
東京・公立福生病院 透析中止・非導入21人、同意書なし ずさん体制露呈 都指導


「令和」はツッコミどころ満載、日本政府は“想像力”が足りない

「基本的人権を侵害しており、耐え難い苦痛だ」元号制定の違憲訴訟を起こした山根二郎弁護士を生直撃




人体実験疑い 京大調査継続せず

イージス・アショア 田岡俊次 青木理




森友問題、佐川前長官ら「不起訴不当」…検察審

戦後の「闇」優生保護法 障害者らに繰り返された強制不妊手術

なぜ、日本は脱原発と叫ばないのか??
20181104 小出裕章と樋口健二のコラボ講演会


2005/12/25 【原発問題】推進派vs反対派 小出裕章氏


竹田恒和JOC会長、IOC委員を辞任




竹田会長の記者会見は本当に「潔白主張」なのか
海外メディア「かえって疑惑深まった」 JOC竹田会長の会見

【大竹まこと×金子勝×室井佑月】 日立がイギリス原発輸出を断念! 世界に逆行する日本と経団連の責任


森友・加計問題 疑惑の核心/下 政治家、官邸官僚… 「安倍側用人」を覆う「黒い霧」

「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ

松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示

“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)


真実を隠すために死刑にしたのでは??
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活


●廃墟の昭和から
帝国陸軍葬送の記
美山要蔵

9月6日
対日理事会で復員庁につき、また復員状況についてもやり取りが行われた。
加藤渉外課長が米将校を伴って世話部を説明した結果、軍政部の了解を得るに成功した。
GHQは日本の食料政策について不満が多い。
GHQのマンリン大佐の言うところによると、米国の空気として、もはや日本と戦争をやったことは忘れた。早く平和条約を締結し、対ソ問題を力点とする必要があるというようである。
東京裁判においてA級戦犯は、虐殺事件の反証事項なきに困じている。弁護人の反対弁論は11月から開始されるが、戦犯1人当たり50人の証人、計1千余名となるので、目下統制中である。
しかし、適当な人物がない。戦犯中に、陸、海、外の対立が激しい。

*戦争裁判は、日本人の体質になじまない。命令絶対の体系で生きてきた彼らは、それの通じない場所に引き出されて度をなくす。無防備に過ぎた。たちまちなすり合いが起こる。嘘も詭弁も狂言も、生きるための美徳ですらある。そんな中で朝鮮系の人たちが、実にさっぱりしているのが心に残る。軍属のある少年は、「お前は木の棒で捕虜を3回殴っただろう」と言われて、「いや、違う。俺が殴ったのは鉄の棒で、それも5回だ」と、その検事に答えている。



京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)

731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に

●横浜「戦争の加害展」感想
2月11日


・いくつか知らなかった点が、パネル等で知りえてよかった。(男性、60代)


●「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)

第2部

沖縄失陥のあと

「大丈夫だって、言ってはいたけど・・・」
私も、不安を振り切ることはできなかった。我々の士気を阻喪させまいとして、上官たちは都合の悪いことを隠す傾向にあるのだと感づいていたのである。私は、来住野のためにポケットに突っ込んできたミルクキャンデーを出して
「食おうや」と言った。
「あ、呼ばれよか」
と林田は、2つ一遍に口に入れた。そして、
「病院じゃ、何を食わすのかなぁ」
と、やはり来住野の身の上を案じ続けていた。
―来住野はついに、私達が最も恐れ案じていた通り、再び私達と顔を合わせることができないのであった。―





●陸軍軍医少佐 平澤正欣の学位授与授与の内容
(731資料センター会報28号より:西山勝夫「731部隊問題、克服への道」より)
1945年6月6日に京都大学医学部教授会で審査後纏められた平澤正欣論文要旨(国立公文書館学位授与記録より翻刻、京都大学公文書館の内容と同一)は以下の通り




京都大学は何を学位授与に値すると認定したか。【先人の見解と異なり「イヌノミ」もまた人類に対する「ペスト」媒介蚤なる新事実を発見せり】、人と獣(イヌ)、両方同じ媒体、「イヌノミ」により「ペスト」に感染すること、「ペスト」の人獣感染を新事実として評価しました。ネズミ、モルモットやサルで実験をやっていて、どうして人に感染したと言えるのでしょうか。
審査員の戸田元医学部長、木村医学部長は731部隊に教え子を送った人達です。彼らは、自らも陸軍軍医学校の嘱託研究員などを務め、戦後に戸田は金沢大学の学長、木村は名古屋市立大学学長になったことで知られています。
これらの論文を2014年から15年に検討し、15年3月の戦医研例会で紹介し、問題を、以下の4点にまとめました。
・実験対象がヒトであるにもかかわらず、「さる」と偽った
・当該対象者を治療することを目的とした実験ではなかった
・当該対象者の発症後も治療せずに死亡に至るまで経過を観察した
・死亡後の学位授与認可
・・・・・
人体実験疑い 京大調査継続せず




●日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第5章 陸軍習志野学校

重要な実験場

これらの毒ガス戦に従事した軍人たちの活動に関し、安達さんは以下のごとく回想している。

私が近寄って彼の身辺を見たとき、『もと馬占山軍の捕虜だ、当然の報いだ』と心中密かに思った。死ぬのだと予感したのだろう、怒りと恨みで固く強張った顔をして、充血した目を据えて私を睨んだ。その表情で私は身の毛のよだつ思いが禁じられなかった。『見ていろ、臭いを嗅がせてやるから』、私は心中密かに冷笑し、毒ガスの中で苦しみ悶える様子を想像した。
しばらくして、早坂少佐が発射準備を命令し、私はくしゃみ性毒ガスの一筒を手に持って、北側の風上約30mの所に立ち、点火準備をして、命令を待った。5,6名の直接警戒に当たっている兵士が散開して大きな半円を作る。 



(広島県大久野島毒ガス工場)




●登戸研究所資料館(明治大学平和教育登戸研究所資料館ガイドブックより)
第四展示室
第四展示室は、偽札製造を行った第三科の活動を中心に紹介しています。第三科は高度な印刷技術を駆使して、偽札や偽造パスポートの製造を行い、とりわけ中国の蒋介石政権の紙幣の偽造に力を注いでいました。偽札の偽造と散布、それが戦局に与えた影響について見ていきます。


通貨戦争
日中戦争開始以来、日本軍は中国各地で軍票(日本軍が発行する代用紙幣)を使って物資を調達し、戦争を続けました。
また、日本は中国国内に傀儡政権(言いなりになる政権)を作り、その支配領域に独自の紙幣を発行させ、日本円を含めた自らの貨幣を流通させようとしました。そのため、様々な勢力下の通貨が入り乱れて、経済的な支配権をめぐって争うようになります。これは「通貨戦争と呼ばれました。しかし、傀儡政権は「点と線」(都市と鉄道沿線)しか支配できなかったため、これらの紙幣は浸透せず、日本は経済面でも中国の支配権を得ることができませんでした。







●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①

15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪

西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表

■731部隊以外でも
―731部隊・「石井機関」以外では、どのような罪悪がくりひろげられていたのでしょうか。

以下のような事実が明らかになりました。
1945年の5月から6月にかけて、九州帝国大学医学部第一外科の石山福二郎教授やその弟子たちが、撃墜されたアメリカ軍B29の搭乗員捕虜8名を手術実験で殺害した「九州帝国大学医学部事件」。1941年1月31日から2月11日にかけて内蒙古で、中国人を手術材料と称して用い、凍傷、テントでの手術、止血、輸血などについて研究する野外演習を行った「冬季衛生研究」。各地の陸軍病院での「手術演習」。





昨年2018年12月に、『留守名簿 関東軍防疫給水部 満州第659部隊』2冊が発売されました!!(不二出版)



●「衛生学校記事」とはどんなものだろうか?
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?
第21回『衛生学校記事』情報公開裁判

1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊


第4代衛生学校長
『衛生学校記事』を発刊したときの、衛生学校長金原節三とはどんな人物なのだろうか?
金原節三(1901~1976)
陸軍省医事課長時代(1941.11~43.8)に731部隊から報告を受けていた。「陸軍省業務日誌摘録」
厚生省東海北陸医務出張所から衛生学校へ 1955.8.1

金原節三と細菌戦
金原の略歴を見ると、昭和16年11月に陸軍省医務局医事課長になっていて、17年に8月に軍医大佐になっている。
細菌戦資料センターの会報には、次のような記載がある。「陸軍省医務局医事課長だった金原節三元軍医大佐が、1955年に陸上自衛隊に入隊した。細菌戦部隊を指導していたのは、陸軍参謀本部、陸軍省医務局衛生課そして陸軍省医務局医事課である。金原は、「金原業務日誌摘録」に細菌戦部隊からの報告を記録している。

金原節三と武見太郎
金原と戦後日本医師会会長になり、医師会、薬剤師会、歯科医師会に大きな影響を及ぼした武見太郎は、軍隊内の先輩・後輩関係にあった。『金原節三資料目録』(陸上自衛隊衛生学校)の巻頭言は、日本医師会長武見太郎が書いている。

金原節三の遺族は、金原が所蔵していた文献資料を2000点以上を防衛省の彰古館に寄贈したが、今、その資料の紛失が問題になっている!!

金原節三と武見太郎
金原と戦後日本医師会会長になり、医師会、薬剤師会、歯科医師会に大きな影響を及ぼした武見太郎は、軍隊内の先輩・後輩関係にあった。『金原節三資料目録』(陸上自衛隊衛生学校)の巻頭言は、日本医師会長武見太郎が書いている。

金原節三の遺族は、金原が所蔵していた文献資料を2000点以上を防衛省の彰古館に寄贈したが、今、その資料の紛失が問題になっている!!



※CBRとは化学(Chemical)、生物(Biological)、放射性物質(Radiological)用いた兵器はそれぞれの頭文字をとってCBR兵器と呼ばれている。

※明らかに、自衛隊では、化学兵器、生物兵器、核兵器の積極的利用を考えている!!
理研では、核兵器の研究を戦後もずっとやっているのだろうか?


※細菌戦に関わった金原と、戦後日本医師会で権力をふるった武見。こんな2人に関係があると、日本医師会が細菌戦のことなど反省するはずがない。防衛医科大学校は、武見と金原の人間関係で設立された。もちろん、生物戦、化学戦、原子戦などを想定して、色々なことに取り組んでいるのではないかと思う。すべて防御のためと称して。


第5代衛生学校長
井上義弘【1904~1969(65歳)、石川県出身
1929年に台北医専卒、陸軍見習士官を経て1931年3等軍医、1948年軍医中佐、その間、陸軍軍医学校教官、陸軍医務局課員、シンガポールに設置された細菌戦部隊(南方軍防疫給水部9420部隊)に所属、戦後、第1復員省、厚生省復員局勤務、1953年復員局から保安庁に出向、陸上幕僚監部衛生課長、陸上自衛隊衛生学校第5代校長、陸上幕僚監部衛生監を歴任1960年退官。近代5種競技世界選手権大会(ブタペスト)に日本選手団長として参加中、1969年9月急逝。1969年日本体育協会近代5種・バイアスロン連合会副理事長となり、専門の体力医学の分野で活躍】
第4代衛生学校長であった金原が1957年12月突如転任になり、第5代の衛生学校長になったのが井上だ。両人とも戦時中の細菌戦部隊にかかわった人物である。それも金原は細菌戦部隊の指導的な立場にあった。それがアメリカの圧力か何かで、衛生学校長の職を転任になり、その後を井上が引き継いだ。
井上は、自衛隊に保管されていた731関連の資料を自宅に持ち帰り、保管していたが、ブタペストで急逝したため、何も知らない遺族がそれらの資料を廃棄してしまった。ところがそれが神田の古書店に行きつき、某大学の研究者の目に留まり、その大学で買い取った。そこで改めてその資料を検証すると、731部隊の毒ガス実験等の論文があった。某大学では、その買い取った731関連の資料や、731部隊のデータを使って書いた論文等は、以前はその大学研究者は許可を得て見ることができたが、今ではそれらを見ることができなくなっている。
又、京大の次に多くの医学者を731に送った東大も細菌戦に関する資料を公開せず問題になっている。
東京医大等の不正入試だけでなく、大学医学部の戦中の細菌戦関連の資料の隠蔽も今、大きな問題になっている。
※1955年に二木秀雄が精魂塔を多磨霊園に建立し、731部隊の戦友会「精魂会」が発足した。
1950年には日本ブラッドバンクが内藤良一(元731部隊員)らによって設立され、元731部隊員は復権に向けて動き出している。
南方軍防疫給水部(岡9420部隊)





イタイイタイ病を究明した男 萩野昇

驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く

水俣病問題

小島三郎国立予防衛生研究所所長の過去

小泉親彦と宮川米次の絆

ヒロシマからフクシマへ

宮川正

「想定外」 と日本の統治—ヒロシマからフクシマへ—

ビキニ「死の灰」世界各地へ

自衛隊とサリン

相模海軍工廠・寒川と平塚にあった秘密毒ガス工場

日本の国家機密

兒嶋俊郎さんを偲ぶ



●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!


●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部   陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年


第8章 昭和維新と統制



1936年5月4日、依然、戒厳令下の沈黙にある東京で、天皇は第69帝国議会開会式の詔書により、2月の叛乱に決着をつけた。しばらくの間、天皇は軍部や国民に向て強く陸軍を咎める言葉を考えていた。熟慮の末3か月以上も経ってから、天皇は「今次東京に起れる事件は朕が憾(うらみ)とする所なり」という、簡単な、実に穏当な表現で満足することにした。
これを聴いて多くの代議士や軍高官は「恐燿」し、何人かは個人的に失望した。天皇は、重要な局面で憲法における天皇の地位に基づいて軍を公式に統帥する機会をふたたび失したのである。しかし、天皇の舞台裏での行動により満州事変以降、日本の内政の特徴であった漂流と動揺は、いまや終わりを告げた。そして、これに続く14ヵ月にわたり天皇と側近は、軍拡の加速と直接的な国家統制による産業発展を要望する陸海軍と歩調を合わせるようになった。


小泉親彦と昭和天皇

近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~

近代天皇制の真髄は

福沢諭吉

神武と戦争




憲法9条を生かそう!!










2019年4月28日日曜日

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明日4月29日(月)~5月3日(金)はブログをお休みします!!




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竹田会長の記者会見は本当に「潔白主張」なのか
海外メディア「かえって疑惑深まった」 JOC竹田会長の会見

【大竹まこと×金子勝×室井佑月】 日立がイギリス原発輸出を断念! 世界に逆行する日本と経団連の責任


森友・加計問題 疑惑の核心/下 政治家、官邸官僚… 「安倍側用人」を覆う「黒い霧」

「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ

松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示

“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)


真実を隠すために死刑にしたのでは??
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活


●廃墟の昭和から
帝国陸軍葬送の記
美山要蔵

9月27日
人事については9月2日以降は公務死とし、同日以降1年間は復員後といえども、遡及進級を認めていくこととする。嶋田大将の気持は真珠湾攻撃は全員責任を負うし、東條大将は開戦の全責任を負うという気持であってよし。終戦航空便は松戸より毎日西へ、北部には週2回送る。

左(下)により調査を始める。
第1班  4.18事件(東京空襲俘虜処断)
真田少将 美山大佐 高山大佐 大屋大佐 塩沢中佐

第2班  比島関係
中島大佐 和田中佐

第3班  ニューギニア関係
・金子大佐 内田中佐ら

第4班 昭南関係
杉田大佐 大石中佐 藤原中佐ら

第5班 情報関係
藤原中佐 河内中佐 仲野大佐 林中佐

 南方に煙草を持って行ってやりたいが、どうも揚陸させてくれないかということである。南方では1か月に1千6百万本入用である。

恤兵金(じゅっぺいきん)は大蔵省へ移管する。しかし、遺族徽章、傷痍軍人徽章は発注済みである。
佐世保上陸地支局で米軍が大佐に9千円、下士官兵最高6百円を支給した。昨年9月から21年7月までの俘虜中の手当で被服、食料を控除したものである。
靖国神社の大祭は旧秋季皇霊祭(10・18)とすることになった。



京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)

731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に

●横浜「戦争の加害展」感想
2月11日


・それぞれについては断片的知っていましたが、あらためてというか、関連の資料が、これだけ展示されると…。(男性、60代)


●「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)

第2部

沖縄失陥のあと

「大分、悪いのでしょうか?」
私は、危険と言われたことで急に心配になっていた。
「そういうわけじゃないんだ。ただ、どういう加減で君達に感染しないとは限らないから、危険だと言っているのだ。危険性が無いと認めれば、退院させるんだから、君達がやってくることはないじゃないか」
 軍医の理屈は、どこか納得しがたいものだったが、私達は「はい」と答えるよりなかった。
「病状はどの程度のものでしょうか?」
 軍医の不機嫌を察していながら、私は幾分しつこいと思えるほど尋ねてみた。
「程度?君に程度を言っても、わかりゃせんだろ?・・・ま、死にゃしないから、心配は無用だ」
 私の知識では、実際、軍医の言う通りかも知れないのだが、私は辱しめられたような怒りと、同時に、上官に対して反感を抱いたことをさとられはしないかという恐れを覚えて、その場を退去した。
 「助かるだろうか?」
 とぼとぼ歩きながら、林田は憮然としてつぶやいた。





●陸軍軍医少佐 平澤正欣の学位授与授与の内容
(731資料センター会報28号より:西山勝夫「731部隊問題、克服への道」より)
1945年6月6日に京都大学医学部教授会で審査後纏められた平澤正欣論文要旨(国立公文書館学位授与記録より翻刻、京都大学公文書館の内容と同一)は以下の通り




京都大学は何を学位授与に値すると認定したか。【先人の見解と異なり「イヌノミ」もまた人類に対する「ペスト」媒介蚤なる新事実を発見せり】、人と獣(イヌ)、両方同じ媒体、「イヌノミ」により「ペスト」に感染すること、「ペスト」の人獣感染を新事実として評価しました。ネズミ、モルモットやサルで実験をやっていて、どうして人に感染したと言えるのでしょうか。
審査員の戸田元医学部長、木村医学部長は731部隊に教え子を送った人達です。彼らは、自らも陸軍軍医学校の嘱託研究員などを務め、戦後に戸田は金沢大学の学長、木村は名古屋市立大学学長になったことで知られています。
これらの論文を2014年から15年に検討し、15年3月の戦医研例会で紹介し、問題を、以下の4点にまとめました。
・実験対象がヒトであるにもかかわらず、「さる」と偽った
・当該対象者を治療することを目的とした実験ではなかった
・当該対象者の発症後も治療せずに死亡に至るまで経過を観察した
・死亡後の学位授与認可
・・・・・
人体実験疑い 京大調査継続せず




●日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第5章 陸軍習志野学校

重要な実験場

これらの毒ガス戦に従事した軍人たちの活動に関し、安達さんは以下のごとく回想している。

「6月下旬、我々は綏遠省清水河へ向かって進攻を開始した。ある日、早坂少佐は毒ガス係のの人員を集めて言った、『今日くしゃみ性毒ガスの効力をちょっと試験する。折よく昨日前方部隊より抗日捕虜が1名送られて来た。お前たちの多くは室外で実際に効力実験を見たことがないだろう。だから一度生体実験をやってみる。現在場外の南河沿いに集合せよ!」
 午前10時、指定地点に集合すると、衛生小隊の1個分隊が既に各重要地点警戒にあたり、川沿いには5,6名の兵士が剣をつけた銃を持ち小さな円を作ってそこに立っていた。円の中には、、45歳位の中国人が1人座っていたが、両手を後ろに縛られ、身につけた衣服はすでにぼろぼろで見る影もなく、裸の背中から肩にかけて、いたるところ黒紫色の殴られたばかりの傷跡が見えた。 


(広島県大久野島毒ガス工場)




●登戸研究所資料館(明治大学平和教育登戸研究所資料館ガイドブックより)
第四展示室
第四展示室は、偽札製造を行った第三科の活動を中心に紹介しています。第三科は高度な印刷技術を駆使して、偽札や偽造パスポートの製造を行い、とりわけ中国の蒋介石政権の紙幣の偽造に力を注いでいました。偽札の偽造と散布、それが戦局に与えた影響について見ていきます。


偽造法幣の製造工程
印刷工程では紙幣に通し番号を入れる作業あります。付番機を外注すると偽札を刷っていると発覚する可能性があります。そのため数字が打たれていない番号機を購入し、自前で番号の活字を彫っていました。さらに、敗戦近くなると本物の法幣の番号印字が乱雑になってきたため、それと同じように見えるものを作る必要も出てきました。







●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①

15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪

西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表

■731部隊による人体実験・細菌兵器使用
―731部隊の罪悪をもう少し具体的にお話しください。
731部隊は、現中国黒竜江省の省都・哈爾浜市近郊の平房に、 1939年頃までに完成した細菌兵器開発の一大軍事基地にありました。731部隊では、実験材料にされる人々は、特別に定められた「特移扱」と呼ばれる手続きで憲兵隊により供給されて、「マル夕」と称されていました。敗戦までの5年間に少なくとも3000名が送り込まれ、生存者はいませんでした。21世紀になって、中国では、証拠隠減の焼却跡から発掘された憲兵隊の「特移扱」資料の調査が進み、300名以上の氏名が判明しつつあり、被害遺族からの訴えも出始めました。

 2015年には、731部隊の跡地で心臓部ともいわれていた建物「ロ号棟」の基礎部分(東西170m、南北140 m四方)の中国による全面発掘が完了し、新館の展示スペースとともに8月15日に公開されました。この発掘は、元731部隊員の証言に基づいて作成された平面図を実証したもので、「ロ号棟」の存在が戦後70年にして白日のもとにさらされました。





昨年2018年12月に、『留守名簿 関東軍防疫給水部 満州第659部隊』2冊が発売されました!!(不二出版)



●「衛生学校記事」とはどんなものだろうか?
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?
第21回『衛生学校記事』情報公開裁判

1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊


第4代衛生学校長
『衛生学校記事』を発刊したときの、衛生学校長金原節三とはどんな人物なのだろうか?
金原節三(1901~1976)
陸軍省医事課長時代(1941.11~43.8)に731部隊から報告を受けていた。「陸軍省業務日誌摘録」
厚生省東海北陸医務出張所から衛生学校へ 1955.8.1

金原節三と細菌戦
金原の略歴を見ると、昭和16年11月に陸軍省医務局医事課長になっていて、17年に8月に軍医大佐になっている。
細菌戦資料センターの会報には、次のような記載がある。「陸軍省医務局医事課長だった金原節三元軍医大佐が、1955年に陸上自衛隊に入隊した。細菌戦部隊を指導していたのは、陸軍参謀本部、陸軍省医務局衛生課そして陸軍省医務局医事課である。金原は、「金原業務日誌摘録」に細菌戦部隊からの報告を記録している。

金原節三と武見太郎
金原と戦後日本医師会会長になり、医師会、薬剤師会、歯科医師会に大きな影響を及ぼした武見太郎は、軍隊内の先輩・後輩関係にあった。『金原節三資料目録』(陸上自衛隊衛生学校)の巻頭言は、日本医師会長武見太郎が書いている。

金原節三の遺族は、金原が所蔵していた文献資料を2000点以上を防衛省の彰古館に寄贈したが、今、その資料の紛失が問題になっている!!

金原節三と細菌戦
金原の略歴を見ると、昭和16年11月に陸軍省医務局医事課長になっていて、17年に8月に軍医大佐になっている。
 細菌戦資料センターの会報には、次のような記載がある。「陸軍省医務局医事課長だった金原節三元軍医大佐が、1955年に陸上自衛隊に入隊した。細菌戦部隊を指導していたのは、陸軍参謀本部、陸軍省医務局衛生課そして陸軍省医務局医事課である。金原は、「金原業務日誌摘録」に細菌戦部隊からの報告を記録している。

金原節三の遺族は、金原が所蔵していた文献資料を2000点以上を防衛省の彰古館に寄贈したが、今、その資料の紛失が問題になっている!!



※CBRとは化学(Chemical)、生物(Biological)、放射性物質(Radiological)用いた兵器はそれぞれの頭文字をとってCBR兵器と呼ばれている。

※明らかに、自衛隊では、化学兵器、生物兵器、核兵器の積極的利用を考えている!!
理研では、核兵器の研究を戦後もずっとやっているのだろうか?


※細菌戦に関わった金原と、戦後日本医師会で権力をふるった武見。こんな2人に関係があると、日本医師会が細菌戦のことなど反省するはずがない。防衛医科大学校は、武見と金原の人間関係で設立された。もちろん、生物戦、化学戦、原子戦などを想定して、色々なことに取り組んでいるのではないかと思う。すべて防御のためと称して。


第5代衛生学校長
井上義弘【1904~1969(65歳)、石川県出身
1929年に台北医専卒、陸軍見習士官を経て1931年3等軍医、1948年軍医中佐、その間、陸軍軍医学校教官、陸軍医務局課員、シンガポールに設置された細菌戦部隊(南方軍防疫給水部9420部隊)に所属、戦後、第1復員省、厚生省復員局勤務、1953年復員局から保安庁に出向、陸上幕僚監部衛生課長、陸上自衛隊衛生学校第5代校長、陸上幕僚監部衛生監を歴任1960年退官。近代5種競技世界選手権大会(ブタペスト)に日本選手団長として参加中、1969年9月急逝。1969年日本体育協会近代5種・バイアスロン連合会副理事長となり、専門の体力医学の分野で活躍】
第4代衛生学校長であった金原が1957年12月突如転任になり、第5代の衛生学校長になったのが井上だ。両人とも戦時中の細菌戦部隊にかかわった人物である。それも金原は細菌戦部隊の指導的な立場にあった。それがアメリカの圧力か何かで、衛生学校長の職を転任になり、その後を井上が引き継いだ。
井上は、自衛隊に保管されていた731関連の資料を自宅に持ち帰り、保管していたが、ブタペストで急逝したため、何も知らない遺族がそれらの資料を廃棄してしまった。ところがそれが神田の古書店に行きつき、某大学の研究者の目に留まり、その大学で買い取った。そこで改めてその資料を検証すると、731部隊の毒ガス実験等の論文があった。某大学では、その買い取った731関連の資料や、731部隊のデータを使って書いた論文等は、以前はその大学研究者は許可を得て見ることができたが、今ではそれらを見ることができなくなっている。
又、京大の次に多くの医学者を731に送った東大も細菌戦に関する資料を公開せず問題になっている。
東京医大等の不正入試だけでなく、大学医学部の戦中の細菌戦関連の資料の隠蔽も今、大きな問題になっている。
※1955年に二木秀雄が精魂塔を多磨霊園に建立し、731部隊の戦友会「精魂会」が発足した。
1950年には日本ブラッドバンクが内藤良一(元731部隊員)らによって設立され、元731部隊員は復権に向けて動き出している。
南方軍防疫給水部(岡9420部隊)





イタイイタイ病を究明した男 萩野昇

驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く

水俣病問題

小島三郎国立予防衛生研究所所長の過去

小泉親彦と宮川米次の絆

ヒロシマからフクシマへ

宮川正

「想定外」 と日本の統治—ヒロシマからフクシマへ—

ビキニ「死の灰」世界各地へ

自衛隊とサリン

相模海軍工廠・寒川と平塚にあった秘密毒ガス工場

日本の国家機密

兒嶋俊郎さんを偲ぶ



●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!


●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部   陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年


第8章 昭和維新と統制



意思決定の過程は秘密かつ間接的に行われており、明確に系統だった連携に欠け、政治声明の起草はあいまいであり、情報網は操作されていた。それは混乱と、誤解と、エリートの合意をめぐる果てしない駆け引きの過程でもあった。つまり、それが東京で行われていたやり方であった。そして、昭和天皇の方法であった。いまや昭和天皇は、改めて、天皇こそがこの仕組みを機能させている前提であることを、すべての統治エリートヘ、思い知らせたのだった。


小泉親彦と昭和天皇

近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~

近代天皇制の真髄は

福沢諭吉

神武と戦争




憲法9条を生かそう!!










2019年4月27日土曜日

細菌戦の系譜!!

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ABC企画委員会
4月18日(木)18時~「ビザ発給拒否国賠裁判」報告会
731と米国の核戦略
防衛省731部隊情報公開裁判の途中経過から見えてきたこと
原子爆弾症研究者都築正男と米の核戦略
731部隊関連行事
(戦争と医の倫理)パネル展とシンポジウム
武見太郎と金原節三の関係
ABC企画総会・講演、「講演と合唱の夕べ」
情報公開裁判、意見交換会、細菌戦センター総会・講演
731部隊関連年表
人体実験疑い 京大調査継続せず(731部隊)
日本の核開発(加藤哲郎さん)

明仁・日本政府・日本医学界は、731部隊のことを謝罪し、戦争被害者の救済、戦争をしない政策にお金をかけるべきだ!
日本の医学界はなぜ謝罪しない???
又、ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマと4度被曝した日本は、世界に先駆けて核兵器廃絶・脱原発と叫ぶべきではないか!!
なぜ、日本医学界は、先頭に立って「脱原発!!」と叫ばないのか!!
戦後、731部隊員はアメリカの核戦略に協力した!!


●水爆実験ブラボーで被爆したのは第5福竜丸1隻ではなく、延べ1000隻近くの漁船が被爆した!!

ビキニ「死の灰」世界各地へ


日本は、あの侵略戦争を反省して、憲法9条を作った!!

平和条約締結は「日本が大戦の結果認めること」 露外相
●憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

日本の政治の常道【historyとは、彼(his)(権力者)の物語(story)】

・まずい事は隠す!!(=あったことを無かったことにする、=データ改ざんは当たり前)
・責任を下に押し付ける!!(=権力者は、責任を取らない)
統計不正聴取に厚労省官房長同席 中立性への疑念、更に
水爆実験で被爆したのは第五福竜丸だけではない!!延べ992隻が被爆!!
なぜ、「731」と書かれた戦闘機に乗れるのだ???

2013年5月12日 安倍 731と書かれた戦闘機に乗る!!宮城県松島市にある航空自衛隊の基地で撮影

オリンピックにお金をかけるのではなく、いじめ対策・貧困対策・戦争被害者対策にお金をかけるべきだ!!

●ニュース

池袋暴走 母子死亡事故…なぜ逮捕されない?“上級国民”説の真相 元院長の今後は?

池袋死亡事故 ブレーキ「異常なし」

トランプ大統領 日本主導の「武器貿易条約」から撤退表明

「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」と言っている国が、なんで空母を持つのだ???
防衛省、護衛艦「いずも」「かが」を空母化へ 自衛隊内部からも疑問の声

福島第一原発の原子炉建屋 開けられる鍵が9000本以上

原因究明はされるのだろうか??
強制不妊救済法が成立 「心からおわび」320万円支給 月内に施行へ

彼の無念晴らしたい 森友疑惑 自殺職員の元同僚


JR福知山線・信楽高原鉄道…平成「列車」の事件事故、忘れてはならぬ教訓

原発「運転継続の可能性ほぼゼロ」テロ対策未整備で

「原発止まれば相当インパクト」 救済一蹴、電力の誤算


医学界の天皇制??
“無給医よ、甘えるな” 真意は…

室井佑月「新元号で、どうしろと?」


医学界の反省の弁はないのだろうか???原因は何だ???
強制不妊、首相「反省とおわび」 救済法成立時、談話発表へ

強制不妊「反省とおわび」、首相が談話発表へ 救済法成立時

東大祝辞の核心「日本は世界一冷たい国」

戦争を放棄した国がなんで高価な戦闘機を爆買いするのだ???
墜落したF35、1機分のお金で何ができたか―「欠陥商品」147機6兆2000億円を爆買いの愚

海上保安庁の100%落札 予定価格は把握可能か 内部調査で判明

【原発】福島の政治家がついに決死の大暴露! 「政府は現実をことごとく隠す」「復興は原発セールスのため」「動植物の奇形も増加」(インタビュー)


放射能汚染が国際的な問題になっているのではないか!!
WTO逆転敗訴 誤算の外交戦略、見直しへ

なぜ、日本医学界は「脱原発!!」と叫ばない!!
「わざわざ自分らのことを『げんしりょくむら』とは?

「あつまれ!げんしりょくむら」に批判相次ぐ サイト閉鎖

20190330 UPLAN 小出裕章「フクシマ事故8年 原子力を廃絶させる道」



731部隊の病理解剖の顧問をした清野謙治も、窃盗事件で京大を追われた後、戦後は東京医大教授になった。731部隊で細菌を製造していた柄沢も東京医大だ!!
日本の底にツルハシでも崩れない差別がある 東京医科大の不正入試提訴 会見詳報


徴用工を象徴する像 韓国 プサン市が強制撤去

“アッキード”安倍昭恵さんは名誉校長を辞めたくなかった


真理を追究すると食えない社会!!
文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死


原因究明されず、ウヤムヤのまま終止符??
強制不妊救済法案、来週にも成立へ

【平成の事件】19人殺害と強制不妊手術 「善意」の暴走と「生産性」追求の果て、続く差別との闘い

発生50年 終わらないカネミ油症事件

医の倫理はどうなっているの??
東京・公立福生病院 透析中止・非導入21人、同意書なし ずさん体制露呈 都指導


「令和」はツッコミどころ満載、日本政府は“想像力”が足りない

「基本的人権を侵害しており、耐え難い苦痛だ」元号制定の違憲訴訟を起こした山根二郎弁護士を生直撃




人体実験疑い 京大調査継続せず

イージス・アショア 田岡俊次 青木理




森友問題、佐川前長官ら「不起訴不当」…検察審

戦後の「闇」優生保護法 障害者らに繰り返された強制不妊手術

なぜ、日本は脱原発と叫ばないのか??
20181104 小出裕章と樋口健二のコラボ講演会


2005/12/25 【原発問題】推進派vs反対派 小出裕章氏


竹田恒和JOC会長、IOC委員を辞任




竹田会長の記者会見は本当に「潔白主張」なのか
海外メディア「かえって疑惑深まった」 JOC竹田会長の会見

【大竹まこと×金子勝×室井佑月】 日立がイギリス原発輸出を断念! 世界に逆行する日本と経団連の責任


森友・加計問題 疑惑の核心/下 政治家、官邸官僚… 「安倍側用人」を覆う「黒い霧」

「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ

松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示

“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)


真実を隠すために死刑にしたのでは??
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活


●廃墟の昭和から
帝国陸軍葬送の記
美山要蔵

9月27日
昨日、補導会発会式を挙げたが、前途は憂慮に堪えない。軍管区、連隊区の熱意も不十分である。軍隊だけが熱心である。支部長は知事とする。
 陸軍省を今後どうもって行くかについては、外務省が問題としていて、なかなか政府部内が一致せぬ。陸軍部内の意見すら一致していない感がある。
 人事については9月2日以降は公務死とし、同日以降1年間は復員後といえども、遡及進級を認めていくこととする。嶋田大将の気持は真珠湾攻撃は全員責任を負うし、東條大将は開戦の全責任を負うという気持であってよし。終戦航空便は松戸より毎日西へ、北部には週2回送る。



京大の「731部隊」論文疑惑(上) 勝間田秀樹(京都支局)

731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に

●横浜「戦争の加害展」感想
2月11日


・731部隊、毒ガス戦に本当にくわしくわかりました。きてよかった。ありがとうございます。(女性、70代)


●「特殊部隊731」
秋山 浩著 (三一書房 1956年6月30日 発行)

第2部

沖縄失陥のあと

来住野が罹病したことにからんでの質問だったが、たとえば蚕が媒介するといっても、具体的にペスト菌が、どのようにして体内に入るのか、はっきり飲み込めないふしがあったのである。
「不注意だけだとは言い切れない場合もあるからね。熱湯で処理したねずみの死骸なんかには、もう蚤はいないはずなんだが、実際に調べてみると、まだ蚤がついていたり、菌が生き残っていたりすることだって、あるんだから・・・」
 と、前置きして、菌が体内に入る経路は、まだ、はっきり断定できないらしいといった。
 これまでは、保菌蚤が人体を刺したときに、その口から直接蚤の血液が逆送されると考えられていたのだが、学者によっては、そうした場合よりはむしろ、蚤に刺された場合に爪で掻いたりしてできた小さな傷口から、そのあたりに附着していた菌が入るか、または掻いた指先に附着して、いつとはなしに口や鼻腔から菌が入るほうが多いという人もいるそうである。
 午休み、独身者食堂の前で待っていた林田と連れ立って病院に行った。
 来住野はやはり隔離病棟にいるという。といっても、部隊の病院全体が隔離病舎のようなものだが、伝染病患者のそれは特に奥まったところにある。
「だめだ。危険だからだね、あわないほうがいいだろう」
軍医は、私の申し出にいきなりそういった。





●陸軍軍医少佐 平澤正欣の学位授与授与の内容
(731資料センター会報28号より:西山勝夫「731部隊問題、克服への道」より)
1945年6月6日に京都大学医学部教授会で審査後纏められた平澤正欣論文要旨(国立公文書館学位授与記録より翻刻、京都大学公文書館の内容と同一)は以下の通り




京都大学は何を学位授与に値すると認定したか。【先人の見解と異なり「イヌノミ」もまた人類に対する「ペスト」媒介蚤なる新事実を発見せり】、人と獣(イヌ)、両方同じ媒体、「イヌノミ」により「ペスト」に感染すること、「ペスト」の人獣感染を新事実として評価しました。ネズミ、モルモットやサルで実験をやっていて、どうして人に感染したと言えるのでしょうか。
審査員の戸田元医学部長、木村医学部長は731部隊に教え子を送った人達です。彼らは、自らも陸軍軍医学校の嘱託研究員などを務め、戦後に戸田は金沢大学の学長、木村は名古屋市立大学学長になったことで知られています。
これらの論文を2014年から15年に検討し、15年3月の戦医研例会で紹介し、問題を、以下の4点にまとめました。
・実験対象がヒトであるにもかかわらず、「さる」と偽った
・当該対象者を治療することを目的とした実験ではなかった
・当該対象者の発症後も治療せずに死亡に至るまで経過を観察した
・死亡後の学位授与認可
・・・・・
人体実験疑い 京大調査継続せず




●日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第5章 陸軍習志野学校

重要な実験場

例えば、戦後、戦犯として抑留された安達千代吉さんはかつて自発的に次の供述書を差し出した。
「私は1932年、東京都牛込区の近衛騎兵連隊第一中隊に入り、その連隊で下士官候補生を勤めていた時、3か月のガス教育を受けた。また1933年12月1日伍長に任じられた後、連隊ガス下士官の身分で9か月のガス教育を受けたが、当時訓練の責任の連隊長は小川豊輔及び教育補佐官桑原少佐だった。1938年4月下旬、千葉県習志野学校で、第1戦のガス使用指導教育組織人員の1人となった。早坂少佐を長とし酒井大尉、一ノ瀬大尉、磯上軍曹、安達軍曹、松下軍曹など6人と、同年4月25日に広島県宇品港を出発、病院船『千歳丸』に乗って中国塘沽港に上陸した。同年4月3日、北京の華北方面軍司令部に到達、同部の命を奉じ、同年5月3日華北派遣駐蒙軍司令部に行き、同司令部参謀部のガス教育係助手に任じられた」(「細菌戦と毒ガス」中華書局出版p513)



(広島県大久野島毒ガス工場)




●登戸研究所資料館(明治大学平和教育登戸研究所資料館ガイドブックより)
第四展示室
第四展示室は、偽札製造を行った第三科の活動を中心に紹介しています。第三科は高度な印刷技術を駆使して、偽札や偽造パスポートの製造を行い、とりわけ中国の蒋介石政権の紙幣の偽造に力を注いでいました。偽札の偽造と散布、それが戦局に与えた影響について見ていきます。


偽札はどう作られたのか
中国の法幣は4つの銀行から発行されており、それぞれの紙幣はイギリス、あるいはアメリカの技術によって製造されていました。そのため、偽造法幣を作ることは、両国の紙幣技術に対抗することを意味していました。両国が製造した法幣には違いがあり、イギリス製は精巧な「すかし」が入っています。一方アメリカ製は「すかし」が入っていない代わりに、細密な紙すきと印刷技術に優れていました。
 偽造法幣製造は両国の紙幣技術の特徴を見抜きながら、それらと同じものを作る必要があったのです。
第三科は内閣印刷局や凸版印刷などの機関・企業に協力を要請し、1940(昭和15)年頃には法幣とほぼ同水準の偽札を製造できました。







●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①

15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪

西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表

■731部隊による人体実験・細菌兵器使用
―731部隊の罪悪をもう少し具体的にお話しください。
731部隊は、現中国黒竜江省の省都・哈爾浜市近郊の平房に、 1939年頃までに完成した細菌兵器開発の一大軍事基地にありました。731部隊では、実験材料にされる人々は、特別に定められた「特移扱」と呼ばれる手続きで憲兵隊により供給されて、「マル夕」と称されていました。敗戦までの5年間に少なくとも3000名が送り込まれ、生存者はいませんでした。21世紀になって、中国では、証拠隠減の焼却跡から発掘された憲兵隊の「特移扱」資料の調査が進み、300名以上の氏名が判明しつつあり、被害遺族からの訴えも出始めました。


2011年には、細菌兵器による攻撃についての新資料「陸軍軍医学校防疲研究報告」の第一部60号が見つけられました。同報告では、1940~42年に中国で、731部隊が行った6つの作戦をとりあげ、使用したぺスト・ノミの量と感染者数や結果に基づいて計算した作戦効果(ぺスト・ノミ使用量別の致死数)をまとめた表が示されています。同表の結果は、裁判で認定された、損害の発生した日や場所と辻褄が合うものした。新資料は、これまで「証拠がない」として細菌戦の実施を認めてこなかった日本政府に根拠がないことを暴露するものであったのです。




昨年2018年12月に、『留守名簿 関東軍防疫給水部 満州第659部隊』2冊が発売されました!!(不二出版)



●「衛生学校記事」とはどんなものだろうか?
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?
第21回『衛生学校記事』情報公開裁判

1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊


第4代衛生学校長
『衛生学校記事』を発刊したときの、衛生学校長金原節三とはどんな人物なのだろうか?
金原節三(1901~1976)
陸軍省医事課長時代(1941.11~43.8)に731部隊から報告を受けていた。「陸軍省業務日誌摘録」
厚生省東海北陸医務出張所から衛生学校へ 1955.8.1

金原節三と細菌戦
金原の略歴を見ると、昭和16年11月に陸軍省医務局医事課長になっていて、17年に8月に軍医大佐になっている。
細菌戦資料センターの会報には、次のような記載がある。「陸軍省医務局医事課長だった金原節三元軍医大佐が、1955年に陸上自衛隊に入隊した。細菌戦部隊を指導していたのは、陸軍参謀本部、陸軍省医務局衛生課そして陸軍省医務局医事課である。金原は、「金原業務日誌摘録」に細菌戦部隊からの報告を記録している。

金原節三と武見太郎
金原と戦後日本医師会会長になり、医師会、薬剤師会、歯科医師会に大きな影響を及ぼした武見太郎は、軍隊内の先輩・後輩関係にあった。『金原節三資料目録』(陸上自衛隊衛生学校)の巻頭言は、日本医師会長武見太郎が書いている。

金原節三の遺族は、金原が所蔵していた文献資料を2000点以上を防衛省の彰古館に寄贈したが、今、その資料の紛失が問題になっている!!

昨日は、1955年8月1日に衛生学校長になった金原節三の、学校長になる前までの略歴を書いたが、今日はもっと詳しく書いてある『日本近現代医学人名辞典』から金原の略歴を書いてみる。
金原節三(きんばらせつぞう)
明治34(1901)~昭和51(1976)年(74歳)、愛知
【陸軍軍医(耳鼻咽喉科)、陸上自衛隊医官】
大正15年東京帝大(陸軍依託学生)。6月(陸軍2等軍医)、陸軍軍医学校(15年8月~昭和2年6月)、済南事変のため出征(3年5月~4年4月)、東京帝大大学院(耳鼻咽喉科増田胤次教授4年4月~6年3月)、4年8月(1等軍医)、7年8月東京第1衛戍病院付、9年1月陸軍省軍務局付、独駐在(9年12月~11年8月 軍事研究)、11年8月(3等軍医正)、軍医學校付、12年8月医務局医事課員、逓信省事務官、13年2月航空局事務官(~14年3月)、13年6月傷兵保護院事務官(~14年3月)、16年11月医務局医事課長、17年8月(軍医大佐)、18年9月近衛第2師団(スマトラ)軍医部長、19年10月第15軍(ビルマ)軍医部長、20年7月第38軍(仏印)軍医部長、21年5月帰還復員、6月厚生省東海北陸医務出張所長、22年12月退官(追放令による)、23年1月名古屋市にて開業(金原医院)。30年8月陸上自衛隊衛生学校長(陸将補)、32年7月(陸将)、32年12月陸上幕僚監部衛生課長、32年7月陸上幕僚監部衛生監、36年11月退官。

金原節三の遺族は、金原が所蔵していた文献資料を2000点以上を防衛省の彰古館に寄贈したが、今、その資料の紛失が問題になっている!!



※CBRとは化学(Chemical)、生物(Biological)、放射性物質(Radiological)用いた兵器はそれぞれの頭文字をとってCBR兵器と呼ばれている。

※明らかに、自衛隊では、化学兵器、生物兵器、核兵器の積極的利用を考えている!!
理研では、核兵器の研究を戦後もずっとやっているのだろうか?


※細菌戦に関わった金原と、戦後日本医師会で権力をふるった武見。こんな2人に関係があると、日本医師会が細菌戦のことなど反省するはずがない。防衛医科大学校は、武見と金原の人間関係で設立された。もちろん、生物戦、化学戦、原子戦などを想定して、色々なことに取り組んでいるのではないかと思う。すべて防御のためと称して。


第5代衛生学校長
井上義弘【1904~1969(65歳)、石川県出身
1929年に台北医専卒、陸軍見習士官を経て1931年3等軍医、1948年軍医中佐、その間、陸軍軍医学校教官、陸軍医務局課員、シンガポールに設置された細菌戦部隊(南方軍防疫給水部9420部隊)に所属、戦後、第1復員省、厚生省復員局勤務、1953年復員局から保安庁に出向、陸上幕僚監部衛生課長、陸上自衛隊衛生学校第5代校長、陸上幕僚監部衛生監を歴任1960年退官。近代5種競技世界選手権大会(ブタペスト)に日本選手団長として参加中、1969年9月急逝。1969年日本体育協会近代5種・バイアスロン連合会副理事長となり、専門の体力医学の分野で活躍】
第4代衛生学校長であった金原が1957年12月突如転任になり、第5代の衛生学校長になったのが井上だ。両人とも戦時中の細菌戦部隊にかかわった人物である。それも金原は細菌戦部隊の指導的な立場にあった。それがアメリカの圧力か何かで、衛生学校長の職を転任になり、その後を井上が引き継いだ。
井上は、自衛隊に保管されていた731関連の資料を自宅に持ち帰り、保管していたが、ブタペストで急逝したため、何も知らない遺族がそれらの資料を廃棄してしまった。ところがそれが神田の古書店に行きつき、某大学の研究者の目に留まり、その大学で買い取った。そこで改めてその資料を検証すると、731部隊の毒ガス実験等の論文があった。某大学では、その買い取った731関連の資料や、731部隊のデータを使って書いた論文等は、以前はその大学研究者は許可を得て見ることができたが、今ではそれらを見ることができなくなっている。
又、京大の次に多くの医学者を731に送った東大も細菌戦に関する資料を公開せず問題になっている。
東京医大等の不正入試だけでなく、大学医学部の戦中の細菌戦関連の資料の隠蔽も今、大きな問題になっている。
※1955年に二木秀雄が精魂塔を多磨霊園に建立し、731部隊の戦友会「精魂会」が発足した。
1950年には日本ブラッドバンクが内藤良一(元731部隊員)らによって設立され、元731部隊員は復権に向けて動き出している。
南方軍防疫給水部(岡9420部隊)





イタイイタイ病を究明した男 萩野昇

驚愕!御用医学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行き着く

水俣病問題

小島三郎国立予防衛生研究所所長の過去

小泉親彦と宮川米次の絆

ヒロシマからフクシマへ

宮川正

「想定外」 と日本の統治—ヒロシマからフクシマへ—

ビキニ「死の灰」世界各地へ

自衛隊とサリン

相模海軍工廠・寒川と平塚にあった秘密毒ガス工場

日本の国家機密

兒嶋俊郎さんを偲ぶ



●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!


●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第3部   陛下の戦争
1931(昭和6)年―1945 (昭和20)年


第8章 昭和維新と統制



満州事変以来、昭和天皇は軍部による天皇の統帥大権侵害問題をめぐり繰り返し軍部と衝突してきたが、それはけっして、基本政策をめぐるものではなかった。陸軍の力が増すにつれ、天皇はかつての浜口内閣の初期に行っていたように、しばしば、みずからの政治見解を政策の策定に反映させるようになっていた。2月26日の叛乱は、天皇と湯浅宗平(1936年3月より40年6月までの内大臣。毎日参内して職務を行ったのは彼が最初である)にとって、必要な状況であれば天皇は大権を十分に行使することが重要であるという教訓となった。たとえ本庄が天皇の意に反した行動をとっても、天皇には支持があり、そして、確固たる立場でみずからの方針を進めた。天皇の決断は、疎外された「青年将校」が、権力構造を打破するという、成功に至らない改革の原理として天皇を利用しようとした時代を急速に終わらせた。しかし、天皇は多くの状況下で支配階級をいかにして操作すべきかを正確に学んだ。


小泉親彦と昭和天皇

近現代史を《憲法視点》から問う~「湘南社」の憲法論議~

近代天皇制の真髄は

福沢諭吉

神武と戦争




憲法9条を生かそう!!










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