藤田高景さんのメールの転送
ビザ拒否裁判でお世話になっております皆さま
村山首相談話の会の諸活動でお世話になっております皆さま
「中国人ビザ拒否・入国拒否裁判」の第二審・東京高裁の判決公判への傍聴と、裁判報告集会への御出席のお願い
村山首相談話の会・理事長 藤田髙景(携帯090-8808-5000)
連日のご奮闘に敬意を表します。
●3月17日(水)16時から「中国人ビザ拒否・入国拒否裁判」の第二審・東京高裁の判決公判が開催されますので、是非とも傍聴に来ていただければ幸いです。
●「中国人ビザ拒否・入国拒否裁判」の関係資料一式を、添付で、送らせていただきます。
●なお、この裁判の、これまでの経過の概要は以下の通りです。
私たち、「村山首相談話の会」や「多くの市民団体」が主催して、2015年の11月に、東京で国際シンポジウム「戦争法の廃止を求め、侵略と植民地支配の歴史を直視し、アジアに平和をつくる集い」を開催しました。このシンポジウムには中国と韓国から、日本の侵略戦争と植民地支配の犠牲者の方々が出席され、証言される予定でした。しかし、韓国の戦争犠牲者はビザが不要でしたので、入国できましたが、中国の細菌戦争被害者と支援者は、来日予定の12名全員が、日本の外務省によって、国際シンポジウムの直前に理由も告げられずに、言わば問答無用の形で、ビザ発給を拒否され、日本への入国ができませんでした。
本件シンポジウムでは、中国人細菌戦争被害者の発言は、メイン企画でした。ところが日本政府の不法・不当なビザ発給拒否により、中国人細菌戦争被害者が一人も入国できなくなったため、中国の戦争犠牲者との間で、充実した意見交換を行なう事が妨害され、私たちは「集会の自由」を侵害されるという重大な被害を受けました。
今回の日本政府によるビザ発給拒否・入国拒否は、明確な国家権力の乱用です。
本件ビザ発給拒否は、本件集会の名称に「戦争法の廃止を求め」との文言があるのを口実に、当時の安倍首相が忌み嫌う「中国の細菌戦争被害者が細菌戦の悲惨な被害事実を訴える機会」を封じる事を狙ったもので、日本国憲法21条が保障する「集会の自由」を侵害する憲法違反の暴挙です。
外務省による、安倍首相への忖度の結果だともいえます。まさに、安倍政権下では、森友事件よりも前の、2015年から、外務省においても、許されない忖度行政が強行されていた事を意味するものです。
2016年の3月に、このような暴挙が日本で二度と繰り返されないようにするため、本件集会の代表呼びかけ人である、田中宏・一橋大学名誉教授、高嶋伸欣・琉球大学名誉教授、村山首相談話の会・藤田高景ら、日中の6名が原告となって、ビザ発給拒否という暴挙と、憲法21条が保障する集会の自由を侵害した日本国の責任を追及するため、国家賠償請求の裁判を東京地裁に提訴しました。
2020年1月30日に、東京地裁で一審判決が出されましたが、この判決は、全く、安倍政権下の外務省の忖度にお墨付きを与えるような、不当な判決でした。
私たちは、ただちに、東京高裁に控訴し、闘いを続けてきました、途中、コロナで何回も裁判が中断になったりしましたが、来たる3月17日(水)16時に東京高裁の判決が出される事になりました。
この裁判は、外国人の入国拒否の問題を正面から扱う、戦後の日本では前例のない初めての重要な裁判となりますので、是非とも傍聴方、お願い申上げます。
●この事件と裁判の概要については、添付の「資料①」「資料⑧」を見てもらえば分かります。
●当日の具体的なお願い
①3月17日(水)16時から、東京高裁424号室での判決公判の傍聴方、よろしくお願いいたします。ただし、コロナの関係で、東京高等裁判所が、傍聴の人数を21名と決定し、しかも、3月17日(水)の、東京高裁424号室での判決公判は抽選となりましたので、その点、ご注意下さい。抽選の締め切りは当日、15時20分です。東京地裁の正面入り口の外で、入場券の抽選が実施されます。
そこで、当日、裁判傍聴できる方は、必ず、下記のメールアドレスまで、出席通知をお願いいたします。
メールアドレス: murayamadanwa1995@ybb.ne.jp
②なお、16時45分から、裁判所2階の司法記者クラブで記者会見を行ないます。ここにも傍聴にきてもらえば有り難いのですが、最近、コロナの関係で、司法記者クラブが、市民の傍聴に難色をしめしているという情報もあり、傍聴を断られるかもしれません。
③当日、17時00分から、衆議院第一議員会館の地下一階・第六会議室で裁判報告会を開催いたします。ここは、スペース的にも余裕がありますので、基本的には、皆さまには、衆議院第一議員会館での裁判報告会に、是非、ご出席いただきますよう、お願い申上げます。
なお、こちらの報告会に参加可能な方も、先ほどのメールアドレスまで、ご一報いただければ幸いです。何卒、よろしくお願いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。
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