ミャンマーデモ、国軍は強硬なまま 市民200人を包囲
ミャンマーでクーデターを起こした国軍に対する市民の抗議デモは、9日も全土で続いた。国軍側は強硬姿勢をゆるめておらず、現地の人権団体によると、2月1日のクーデターから今月8日までに1857人が拘束されている。 現地メディアによると、最大都市ヤンゴンでは8日夜、抗議デモに参加した約200人の市民を治安部隊が包囲した。デモを支援する近隣住民も集まって治安部隊と対峙(たいじ)し、緊迫した状況になった。治安部隊は9日朝までに数十人を拘束したが、その過程で発砲音も聞こえたという。 この間、在ミャンマーの米国、英国大使館がSNSに声明を投稿し、市民を安全に帰すよう求めた。 ミャンマーの国営紙は9日、ミンアウンフライン国軍最高司令官が8日の会議で、デモ鎮圧で市民34人が死亡したと述べたと伝えた。国連機関は50人を超える死者が出たと発表している。(バンコク=福山亜希)
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