2009年8月28日金曜日

この世の地獄!731部隊・南京大虐殺

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「日の丸」・「君が代」反対!!
●731部隊とはどんな部隊であったのだろうか?元731部隊員の告白記を見ていこう。越 定男著(元関東軍第731部隊第3部本部付運輸班員)『日の丸は紅い泪(なみだ)に』(発行所:教育史料出版会)と言う本を見てみたいと思う。

 越定男(こし・さだお)・・・1918年3月長野市に生まれる。
1934年工業高校機械科を卒業。1939年渡満、第642部隊に入隊。1941年第731部隊(石井部隊)に入隊。以後4年間細菌班をはじめ運輸班などに勤務。1945年8月敗戦により引き揚げ、9月長野に着く。戦後第731部隊員としての経歴を隠しながら苦難の日々を送り、現在に至る。

●私達日本人は、南京大虐殺の「この事実を・・・」を謙虚に読むべきだと思う。
南京でどんなことが起こっていたのかをもっと日本人は知る必要があると思う。
今でも多くの被害者の方々はPTSDに悩んでいる!!


731部隊

『日の丸は紅い泪に』(越定男著:教育史料出版会)より

Ⅲ ああ美しや
※途中、一部を割愛させていただきます。
平房新タウン
 白樺寮での新婚生活をはじめて半年もたたないうちに、おそらく細菌に汚染されたのだと思うが、私は赤痢にかかり、ハルピンの南部にある診療部へ入院する羽目になってしまった。だいたい陸軍病院といっても薬は実に単純なもので、胃の薬にはゲンノショウコ、傷にはどんな大怪我にも黄色いリバノールと決まっていた。腹がすくとゲンノショウコのせんじたものを飲ませられる。しかし、さすがは病院で、そんな治療でも一ヵ月後には全快し退院できた。その入院中に、私は「平房官舎へ移ること」という指示を受けていた。退院後すぐ引越の準備にかかった。
 その日、妻は茫々たる大平原の一地帯に、鉄条網に囲まれた731部隊の異様な全貌を見て、さすがに驚いたようであった。
 木も森もない、見渡す限り波打つ茫々たる大草原の中に、堀をほって、高圧電流が流れる土塀で囲んだ、第731部隊である。
 部隊の周辺を、飛行場、農場、官舎を含む東郷村が囲んで、中国東北部旧満州平房に、こつぜんと1つの新しい町が出現したようである。夜は一斉に明かりがともって、さながら大草原の中の不夜城の様となる。郵便局、病院、酒保、大浴場、神社、そして国民学校とそのすべてが整っていた。あらゆる機能を持った、今で言うニュータウンの出現である。(明日に続く)
※731部隊の官舎は当時としてはかなりのものだろう!!南方戦線でアメリカ軍に攻撃を受け、敗走していた日本軍の食べる物もなく、餓死していった兵士に比べて、この731部隊の贅沢さはどうであろう?国・天皇が巨費を投じて作った研究施設である。その中で、隊員・家族は飽食をし続け、やっていることは本当に悪魔のやるようなことだった!!(ノブ)

日本軍細菌戦部隊

日本陸軍軍医学校(東京)
関東軍第731部隊(ハルピン)・・・関東軍各師団防疫給水部
華北方面軍甲1855部隊(北京)・・・華北方面軍各師団防疫給水部
華中方面軍栄1644部隊(南京)・・・華中方面軍各師団防疫給水部
華南方面軍波8604部隊(広州)・・・華南方面軍各師団防疫給水部
南方方面軍岡9420部隊(シンガポール)・・・南方方面軍各師団防疫給水部
関東軍第100部隊(長春)

   
516部隊

   
731部隊

  
  
731部隊は天皇の直接命令によってつくられた。


  
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南京大虐殺     

「この事実を・・・・」

(「南京大虐殺」生存者証言集:侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館/編 加藤 実/訳) (発行:ストーク、発売:星雲社、定価2000+税)

2、日本軍の狂暴な個人的虐殺

本人の受けた害

金喜栄(男、70歳)の証言
 1937年の時は、家は珠江路48号でした。冬の11日に、日本軍が南京を占領したので、私は弟と外へ逃げ、日本軍の殺害を避けようとしました。私はその時身体中に疥癬(かいせん)が広がっていたため、湖南路まで行ったところで一歩も歩けなくなり、仕方なく、弟とまた家に戻るしかありませんでした。
 家に帰った後、疥癬がさらにひどくなり、動けなくなって、一日中家の中に座っているので、口過ぎのため、戸口に小さな露店を出しました。日本軍が入って来た後、物をかすめに家に突っ込んで来て、持って行くに値する物が見えさえしたら、みんな略奪され、殴られることもありました。そこに住まうのは安全ではなく、川源に引き移りました。(明日に続く)   

 ※普通の生活をしていても、病気はあるのだから、戦争になるとその治療も十分に出来なくなる!!本当に大変な事態になるだろう!!殺されなくても略奪・暴力があったのだ!!(ノブ)
 

憲法9条

「Imagine9」【合同出版】より

軍隊のお金をみんなの

暮らしのために使う世界


1年間に世界で120兆円、日本で5兆円という、想像もつかないほど巨額のお金が、戦争のため、又はその準備のために使われています。1発数千万円ないし数億円もかかるようなミサイルを何百発も準備することが、「国を守るため」として正当化されています。
 世界の軍事費は、今世紀に入ってから特に増え続けています。世界の軍事費の約半分はアメリカの軍事費なのですが、そのアメリカが、2001年の「9.11テロ」をきっかけに、「テロとの戦い」と称してイラクを攻撃したり、世界中のアメリカ軍を強化したりして、軍事費を増やしているからです。
 その一方でアメリカ国内では、社会保障や教育すら十分に受けられない人々が増えています。ハリケーンがアメリカを襲った時、これらの貧しい人々が最も大きな被害を受けました。これによって「超大国アメリカ」の中の貧困問題が目に見える形で浮かび上がりました。

 世界的には、いわゆる北の先進国が莫大な軍事費を使う一方で、南の途上国では貧困が広がっています。「人類の5分の1が住む国々では、人々は1杯2ドルのコーヒーを当たり前に飲んでいるのに、別の5分の1が住む国々では、人々は一日1ドル以下で暮らし、子どもたちは蚊帳(かや)がないためにマラリアなどの病気で死んでいる」(国連開発計画=UNDP,2005年)というのが、世界の格差の現実です。


第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


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