2009年1月4日日曜日

1938年 南京 1月4日

「南京の真実」(ラーベ著:講談社)より
1月4日
 あいにく、わが家は安全区のはじにある。そのうち、火の手がのびてくるのではないかと不安でたまらない。昨日、またしても近所で3軒放火された。今こうしているうちにも、南の方で新に煙が立ち昇っている。それはそうと、市内はあい変らず闇に包まれている。下関の発電機は無事なはずなのに。幾度も日本側に抗議しているが、さっぱりだ。取締りのため軍事警察がおかれてからは、治安は全体的に確かに良くなったといえるだろう。けれども警察官の中にもいかがわしい連中がいる。そいつらを見て見ぬ振りをするだけだはない。一緒になって悪事を働くことさえあるのだ。


「南京事件の日々」(ヴォートリン著:大月書店)より
1月4日 火曜日
 晴天の暖かい日が続いているところをみると、天にまします神は、きっと弱者に手心を加えてくださっているのだろう。キャンパスでは引き続き登録が行われている。男子に関してはほとんど完了した模様だ。今日は、多分5000人ないし一万人の女性が登録しただろう。少なくとも訓示を聞き、予備登録票を受け取るという第一段階は終了しただろう。手続きは8時少し過ぎに始まり、昼休みを除いて4時まで続いた。17歳から30歳までの女性だけが登録するように、との指示があったが、多くの者はそれよりも若いか年長であった。概して、女性は男性よりもましな扱いを受けたが、それでもやはり、警備についている兵士たちは、牛を扱うように女性を引き立て、しきりに面白がったり、時としては頬に判子を押すなどして、当然ながら、彼女たちに恥ずかしい思いをさせている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・

 南京が陥落してから今日でちょうど3週間になるが、今までのところまだ外国人の出入りは認められていない。

・・・・・・・今夜、南山公寓から火災を2件ー1件は南門付近、もう1件は東門付近ーを目撃したが、これは、いつもに比べてずっと少ない件数だ。登録が終わり次第、避難民は、安全であるという保証のもとに、自宅に帰るよう強く促されるだろう。かわいそうに、帰る家のない人が大勢いるし、たとえ幸運なことに家があっても、これまで何度となく略奪をこうむっているというのに。

「Imagine9」【合同出版】より

想像してごらん、

基地をなくして緑と海を

取りもどしていく世界を。

Imagine,

A world that gets rid of

military bases and reclaims

the forests and the oceans.


森に抱かれ、海にはぐくまれ、人とともに生きる北限のジュゴン。
乱獲があり、戦争があり、今わずかに生き残ったジュゴンのすむこの海に、
また、新しく米軍基地がつくられようとしています。

おばぁは言います。「この海があったから、子どもたちを養い、孫を大学までやる事ができた。
この海は命の海。
この海をこわして、沖縄の明日はないよ・・・・」
(沖縄/女性)

第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。



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