2009年2月10日火曜日

夏さんからのメッセージ!!

「ラーベの日記」1月29日に出てるのが夏さんの記事だ。
・・・マギーが8歳と4歳の少女を見つけた。親族は11人だったというが、残らず残忍な殺され方をしていた。近所の人々に救け出されるまでの14日間、母親の亡骸のそばにいたという話だ。姉娘が家に残っていたわずかな米を炊いて、どうにか食いつないでいたという。・・・・

東中野氏が「『南京虐殺』の徹底検証」と言う本の中で史料に被害者として登場する「『八歳の少女』と夏淑琴とは別人と判断される」、「『八歳の少女(夏淑琴)』は事実を語るべきであり、事実をありのままに語っているのであれば、証言に、食い違いの起きるはずもなかった」、「さらに驚いたことには、夏淑琴は日本に来日して証言もしているのである」等と記載された。
 それに対して夏さんが名誉毀損と人格権の侵害で東中野氏と出版社展転社を訴えた裁判です。


■夏淑琴さんよりメッセージ ■


私の裁判が最高裁で勝訴したと聞き、とても嬉しいです。70歳過ぎに裁判が始まり、 私はもう80歳です。私はいつも心配していました。夢にまでみるほどでした。自分 が生きているうちに最終的な結果が出るのだろうかと考えていました。本日、ついに 勝利しました。
 私はここで、南京大屠殺紀念館の朱館長、談臻弁護士、呉明秀弁護士、日本の弁護団 に感謝を申し上げます。彼らは私の裁判のために多くの仕事をして下さりました。 私の、言われなき罪を洗い流すために、とても苦労したと思います。彼らはすごいです。 無実の人を陥れる日本の日本の右翼を見事に撃墜し、私の潔白を証明しました。勝訴を迎え た今も、私はやはりこう言いたいと思います。
私は偽の証人ではありません。私は南京大虐殺の生存者であり、真の歴史証人です。

----------------------------------------------

■ 朱成山館長(侵華日軍南京屠殺遇難同胞紀念館)よりメッセージ ■

 本日、皆さんよりお送り頂いた日本最高裁判所の夏淑琴名誉毀損裁判についての判決を読みました。裁判が最終的な勝訴を得たことを知りました。私は侵華日軍南京屠殺遇難同胞紀念館と南京屠殺史会を代表して、皆様に心から祝福を申し上げ、また皆様が苦労を惜しまず裁判にご尽力されてきましたことに心からの敬意を表します。
 夏淑琴名誉毀損裁判は、李秀英名誉毀損裁判に続く、南京大虐殺事件の被害者の名誉を守る裁判でした。更に言えば、南京大虐殺の史実を守る裁判闘争でした。
 日本の東京地方裁判所、東京高等裁判所、最高裁判所が均しく公正な判決を下し、喜び、安堵しました。この判決が、再度、南京大虐殺の歴史を否定することは許されないということを証明しました。
 夏淑琴さんの裁判の件では、皆様方は苦労を惜しまず南京へ来られ、聴き取りをされたり、夏淑琴さんの訪日、出廷のために心血を注がれました。皆様の崇高な理念、正義、被害者の権利を守るために尽力され、実際的な行動によって中日友好に貢献されたその行動に、心より感謝申し上げます。歴史を直視し尊重してこそ、中日両国国民の相互信頼、民族和解は堅固な基礎を築くことができ、共に平和な未来を構築できるのだと信じています。

館長 朱成山
2009年2月6日


----------------------------------------------------

■ 談臻弁護士(夏淑琴名誉毀損事件弁護団補佐人)よりメッセージ ■

 2月5日、日本の最高裁判所が夏淑琴名誉毀損裁判について最終決定を出し夏淑琴は勝訴を獲得しました。この裁判の勝訴のために努力をされてきた日本の夏淑琴名誉毀損事件弁護団、支援団体の皆様に、江蘇法徳永衡律師事務所一同、熱烈な祝福を申し上げます。
 夏淑琴名誉毀損東京裁判は夏淑琴名誉毀損南京裁判と同様、重要な現実的意義、歴史的意義があります。このたびの勝訴は、法的側面から言えば、より一層、史実が守られることになりました。淑琴さんの名誉を守ったばかりでなく、亡くなった南京の30万の同胞の魂にとっても慰めとなりました。政治的側面から言えば、このたびの勝訴は東中野修道及び日本の右翼が南京大虐殺を否定し、歴史を改竄するといった行為に対する有力な反駁、暴露です。
 このたびの勝訴は、中日双方の弁護団の協力が実を結んだ良き成功例です。
 私たちは共同努力によって、さまざまな障害を克服し、歴史に学び未来に向かい、正義を貫いて平和を愛し、中日友好の発展に貢献できるものと信じています。

夏淑琴名誉毀損事件弁護団補佐人 
弁護士 談 臻




0 件のコメント:

フォロワー

ブログ アーカイブ

自己紹介

新しい自分を発見中