2009年2月18日水曜日

1938年 南京 2月18日

2001年1月に放映されたNHKのETV特集では元兵士の性暴力についての証言があるはずでした。ところが実際に放映された番組にはそれがありませんでした。中川昭一・安倍晋三という自民党極右議員がその番組に政治的圧力を加えたとのことです。今回、その中川氏が自らの失態によって財務大臣を辞任されたことは日本の政治にとってとても良い事だと思います!!詳しく知りたい人はこちらをどうぞ!!中帰連
「南京事件」(笠原著:岩波新書)より
2月18日・・・南京安全区国際委員会、日本当局の要請により、名称を南京国際救済委員会と変更。

「南京の真実」(ラーベ著:講談社)より
2月18日
 委員会会議。「緑豆問題」はすっかり片がついた。
 ミルズを副代表ないし私の代理に、という案が受け入れられた。まだあと2ヶ月ほど私は代表を務めるが、2ヶ月たって南京に戻ってこなかった場合、規定どおりミルズがあとを継ぐことになる。南京安全区国際委員会の名称を南京国際救済委員会に変更することになった。フィッチがアメリカに帰るので、ソーンが後任になった。もうしばらくの間スマイスには事務局長のほかに財務委員も兼任してもらうが、いずれ免除することになっている。
 私は今後も南京の国際赤十字の委員会のメンバーにとどまることにした。
 福田書記官が本部に訪ねてきた。上海行きが最終的に許可されたという。手伝いの者を一人連れていってもいいといわれたことについては知らなかった。念のためもう一度問い合わせると言っていた。多分オフィス・ボーイの蔡を連れて行くことになるだろう。
 
 
「南京事件の日々」(ヴォートリン著:大月書店)より
2月18日 金曜日
 晴れ渡った春の一日だった。たくさんの爆撃機が北西へ飛んで行った。諸都市が破壊され、兵士たちが爆撃されていることを思うと気持ちが重くなる。
 今日は、来週から始めることになっている聖書クラスについての相談に何時間か費やした。・・・・・

 メリーは肝油とミルクを飲むよう奨励するため、朝の時間を使って難民収容所へ出かける。(安全区国際)委員会には、分配する肝油とミルクが大量にあるのだ。程先生がキャンパスでの配給の責任者になり、3人の避難民女性に手伝ってもらっている。
 今日は日本人の訪問者は誰もいなかった。
 リッチー氏は、予定通りに今日上海へ発つことはできなかったが、明日は出かけたいと思っている。フィッチも明日出かけるつもりでいる。大使館が、彼らに一度は出した許可を取り消さなければならなかったらしい。
 ある女性が、ここに避難している娘に会いに農村地域からやってきた。彼女の情報によれば、昨日彼女の近所の家々から慰安のための婦人が大勢連れ去られたそうだ。男性たちを安全区から出て行かせるために、より強力な方法が明日取られることになっているそうだ。赤十字会の粥場の閉鎖によって餓死するおそれがあれば別だが、そうでなければ、女性たちがキャンパスからの立ち退きを強制されるのかどうかは疑問だ。
     
「Imagine9」【合同出版】より



軍隊のお金を


みんなの暮らしのために使う世界



 1年間に世界で120兆円、日本で5兆円という、想像もつかないほど巨額のお金が、戦争のため、又はその準備のために使われています。1発数千万円ないし数億円もかかるようなミサイルを何百発も準備することが、「国を守るため」として正当化されています。
 世界の軍事費は、今世紀に入ってから特に増え続けています。世界の軍事費の約半分はアメリカの軍事費なのですが、そのアメリカが、2001年の「9.11テロ」をきっかけに、「テロとの戦い」と称してイラクを攻撃したり、世界中のアメリカ軍を強化したりして、軍事費を増やしているからです。
 その一方でアメリカ国内では、社会保障や教育すら十分に受けられない人々が増えています。ハリケーンがアメリカを襲った時、これらの貧しい人々が最も大きな被害を受けました。これによって「超大国アメリカ」の中の貧困問題が目に見える形で浮かび上がりました。

 世界的には、いわゆる北の先進国が莫大な軍事費を使う一方で、南の途上国では貧困が広がっています。「人類の5分の1が住む国々では、人々は1杯2ドルのコーヒーを当たり前に飲んでいるのに、別の5分の1が住む国々では、人々は一日1ドル以下で暮らし、子どもたちは蚊帳(かや)がないためにマラリアなどの病気で死んでいる」(国連開発計画=UNDP,2005年)というのが、世界の格差の現実です。




第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


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