2021年4月24日土曜日

ミャンマー軍トップの逮捕要請 民主派、インターポールに



ミャンマー軍トップの逮捕要請 民主派、インターポールに



【バンコク時事】ミャンマーのクーデターで権力を握った国軍に対抗し、民主派が樹立を宣言した「統一政府」は22日、ミン・アウン・フライン国軍総司令官がデモを弾圧し、多数の死者を出したとして、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)に逮捕への協力を要請した。

  総司令官は東南アジア諸国連合(ASEAN)が24日にインドネシアのジャカルタで開く首脳会議に出席する予定。統一政府はICPOに書簡を送り、総司令官のジャカルタ訪問時に逮捕できるようインドネシアの警察当局との協力を求めた。


 インドネシアでの逮捕の可能性に言及し、総司令官が「ミャンマー代表」として会議に出席するのを阻む狙いもあるとみられる。書簡では、総司令官には西部ラカイン州のイスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害の責任もあると指摘した。
 一方、国営テレビは統一政府が副大統領や首相、閣僚などに任命した計26人を国軍が反逆罪で指名手配したと報じた。反逆罪の最高刑は死刑。国軍は統一政府を「非合法組織」に指定している。

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