[22日 ロイター] - 国連世界食糧計画(WFP)は22日、ミャンマーで軍事クーデター後の経済混乱により食料不安が深刻化しており、食料入手が困難な人が今後3─6カ月で最大340万人増加すると警鐘を鳴らした。
失業者が増加し、食料価格が上昇する中、都市部で特に影響が深刻だとした。WFPはクーデター前の時点で、ミャンマーで食料不安に陥っている人は約280万人としていた。
WFPミャンマー事務所のスティーブン・アンダーソン代表は「失業者がさらに増加し、食料を入手できなくなっている」とし、「差し迫った苦難を和らげ、食料安全保障の悪化を防ぐため協調対応が今必要だ」と訴えた。
WFPによると、2月末以降にコメの市場価格は5%、食用油は18%、それぞれ上昇し、最大都市ヤンゴンでは食事の回数を減らしたり、借金を抱えたりする家計が出ている。
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