米中の生物兵器開発?
武漢の研究所こそ新型コロナの流出元だとアメリカが主張。
中国はこれを一笑に付します。
「ポンぺオ国務長官が何度も証拠があると言っていますが、証拠があるから示せるはずがない」
ここにも米中対立の影。
ところがアメリカは、武漢ウイルス研究処に資金を提供しコロナウィルスの共同研究まで行なっていたのです。
「2015年武漢ウイルス研究所完成コロナ研究に流れた米資金」
2003年、中国広東省を起源とする感染症が各国に飛び火しました。SARS(サーズ)です。
重い肺炎で、10人に1人が死に至る病でした。
この時、中国で重大な事故が起きています。
SARSの研究者が実験室内で感染し、自らウイルスを広めてしまったのです。
安全な研究施設の整備は、中国にとって喫緊の課題となりました。
そこで助けを借りたのが、国交樹立40周年を迎えたフランスです。
エッフェル塔をチャイナカラーに染めるほど両国の関係は良好でした。
フランスは感染症研究の先進国。ウイルスの研究室などに優れた設計技術を持っていたのです。
中国はフランスの協力を得て、武漢ウイルス研究所の建設に入りました。
10年かけ、最新の実験室を持つ研究所が完成。
内部の気圧を高め、ウイルスの侵入を防ぐ防護服をはじめ
そこは「バイオセーフティーレベル4」世界最高水準を実現していました。
どれほど危険なウイルスでも扱えるのです。
しかし、中国には思惑がありました。
医薬品の開発を独自に進めるべく、フランスの介入を徐々に嫌い始めます。
研究所の運用は、全て中国が行うようになります。
かつて、この研究所を訪れた日本人がいます。
『いわゆる物々しい感じというものはなかったですね。
一般の研究室と同じ。(中国側は)かなり自信を持ってですね、
「バイオセーフティーをしっかりやってるんだ」と』
研究対象の多くは、タイプの違う様々なコロナウイルスでした。
SARSの原因を突き止めるためです。
「コウモリからSARSに似たコロナウイルスが多く見つかりました。」
研究チームを率いる石正麗氏。専門家の間では
バットウーマン(コウモリ女)とも呼ばれています。
何故なら彼女はSARSウイルスがコウモリに由来することを武漢の研究所で突き止めたからです。
中国が研究所の建設を進めていた頃、アメリカでもコロナウイルスへの注目が高まっていました。
発表された研究論文には、“あらたなウイルスを人工的に作った”と記されています。
この論文を書いたのは、テキサス大学のメナチェリー助教授です。
「SARSに似たコロナウイルスを作り人の細胞に感染するのか研究していたのです。」
彼は人に感染する人口のウイルスを作っていました。
ウイルスはスパイクと言われる突起物により細胞に取りつき内部で増殖を重ねます。
メナチェリー助教授は、人に感染する事のないウイルスを利用し
スパイクだけを交換しました。こうして人に感染する組換えウイルスを作ったのです。
SARSと同じコウモリ由来のウイルスを使った実験。
目的は、次なるパンデミックに備える為だったと言います。
「我々が作ったウイルスの多くが薬の研究に利用されています。」
この試みには、批判の声もありました。
感染症に詳しい東京慈恵会医科大学の嘉糠洋陸(かぬかひろたか)
教授によると、「場合によっては 人間に対して病気を広めるようなこと そういう様な事も考えられるわけなので、それについて、一部批判があったと、なかなか日本ではあのような研究はしづらいという状況」
そして、リスクを伴う実験が行われていたアメリカで2014年に事故が起きます。
現場は、感染症などの研究機関CDC(疾病対策センター)でした。
CDCの研究室で炭疽菌にさらされる可能性がありました。
生物兵器にも使われる猛毒炭疽菌などの取扱い事故が発生。
これを機にアメリカでは、メナチェーリー助教授が行なっていた様なリスクが高い実験が困難になります。
そしてアメリカは、(2014年から)中国に資金提供を始めたのです。
私達はアメリカの国立衛生研究所からあるNPO法人に
向けられた研究助成金のリストを入手しました。
2014年からの6年間で370万ドル余り、およそ4億円の助成金が
出ています。一部は中国に提供されていました。
この助成金が、あのバッドウーマン石正麗氏の数々の研究論文を助けていた事がわかったのです。
この論文の発表元は、武漢ウイルス研究所。
つまり、アメリカの税金で運営されている国立衛生研究所からの助成金はNPOを介して中国へ、そして武漢ウイルス研究所へも流れていたのです。
その研究のほとんどが、コウモリ由来のコロナウイルスについて
しかも、アメリカの研究者たちが、論文に名を連ねていました。
武漢ウイルス研究所では、アメリカの資金でコロナウイルスに関する米中の共同研究が行なわれていたのです。
そして今年(2020年)、トランプ大統領は、コロナウイルスとされていた原稿を、あえて「中国ウイルス」と書き換え怒りを露わにしたのです。
今年4月アメリカのメディアは報じます。
2年前、武漢ウイルス研究所を訪れたアメリカの大使館関係者が「安全性の問題を指摘していた」と。
この報道の翌日、「現在起きている恐ろしい出来事について徹底的に(感染源を)調査している」(トランプ大統領)具体性を帯びた情報に大統領は勢いづきました。
しかし2日後には
記者「国立衛生研究所が武漢ウイルス研究所に助成金を与えているようですが」の質問に
トランプ大統領は、「この助成金はすぐに終了させる。
かなり前から交付されているものだが額が多いので、さらに確認していく。」と答弁。
助成金を出しているのは、アメリカではないかとメディアから
追及され、1週間後資金提供を停止。
研究所からのウイルス流出を主張していたトランプ大統領でしたが
ポンペオ国務長官も結局「(ウイルスが)研究所から発生したという証拠があるが正しくないかもしれない。
世界を翻弄させる感染の震源地は武漢、けれど武漢ウイルス研究所から流出したという証拠は今も見つかっていません。
(関口)うーん、だとすると、アメリカも大きなことは言えないと。
(中林)という流れなりますけれども、ただ感染症というのはどこで発生しようが、発生源がどこであろうが、人類にとって全体の問題になりますよね。ましてやアメリカや日本もそうですけれどもああいう研究所を作るのは難しいとしかも危険が伴うという事になれば、それを率先して勇気をもってやっている所に助成金を出し、研究者も出し、一緒に情報も得られれば人類全体の問題解決の為にもなるというのが多分始まった頃は、そういうロジックだった筈なんですよね。
でも、今回、研究所が発生源だという発現がトランプ大統領や側近から出てくると、じゃーそこはお金はどうなんだ。というちょっと違った話になってしまいますよね。
(関口)中国も自分たちの所から発生した言いたくない訳でしょう。
(富坂)そうですね、要するに中国が最初からすごく反発していたのはかつていろいろな感染症があったのにそれに対して賠償を求めるとか感染爆発の責任を取るという話はなかったわけですよ。
中国で初めて起こるんで、それに対して、どこでどういう手続きで見つかったことがあるんですかという言い方を始めますよね。「武漢ウイルス」の時は初めから相手にしていなかったです。
それはアメリカとフランスで一緒にやっていたことが判り切った話でしたのでね。
(関口)我々あまり判り切っていない人間たち、どういう風に見ていたらいいんですかね。
(藪中)そうですね、これは将来のことがありますからね。だから今回感染源についてオーストラリアの首相じゃないですけど改めてどういう風になっていたんだと、どう見ても武漢ウイルス研究所が絡んでいる、というのが見えてきますよよね。今日ののビデオで。
それとそれにアメリカがヘルプしていたと言えば、アメリカも中国もお互い問題抱えていたのよね、と。それをちゃんとはっきりしてくださいよということで言うとね、やはりWHOが間に入ってちゃんとして研究をするとあれは極めてまともなことに見えてきましたね。
(中林)もっと早く中国に情報を出してほしかったというのはありますよね。発生がどうのよりも、情報のコントロールの仕方が問題ですね。
(関口)この番組の最初の方でWHOをやりましたけれども、
WHOの状態もね、決してまともとは言えないところがあるから。何とも言えない。まだ終わっていませんよ、コロナは。
0 件のコメント:
コメントを投稿