2018年11月8日木曜日

細菌戦の系譜!!

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帝銀事件と登戸研究所
第19回「衛生学校記事」情報公開裁判
シンガポールで、731部隊は何をやっていたのか?
peace8(八王子)「731部隊と100部隊の現在の課題」(アミダステーション)
沈黙(横浜)
731部隊『留守名簿』(不二出版)2018年9月
京大 軍医博士論文の検証
731部隊『留守名簿』公開
ある元自衛官の回想 「化学学校の黒い霧」
第9回『化学学校記事』情報公開裁判 9月26日 16:00~東京地裁522号法廷
第10回ビザ発給拒否・集会妨害国賠訴訟【9月21日(金)11:30~東京地裁415号室】
731部隊と「要塞」遺跡を訪ねる
「明治150年礼賛式典」


●お知らせ








●「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」
●NHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」


『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶

●第4章天理村と隣接した731部隊

4、相野田健治の回想(1)-731部隊に召集

ここまでの相野田健治の回想は8月9日以前、つまりソ連が侵攻してくる前のことである。同席していた風間も、同じ思いを抱いていた。風間は、天理教の教えに疑問を抱く相野田の思いに共感し、思わず『天理教青年会史』を取り上げ、堰を切ったようにある部分を読み上げた。
「≪住み慣れた土地を後にして家族共々移住して行ける諸君は、天理教全体の代表者として北満に「ふるさと」を建設すべき使命を帯びた人衆である。決して平々坦々たる道ばかりではなく、言うに言われぬ困難に遭遇せられることであろう。しかし、常に一貫した信念で、全体が只1つの信仰に結ばれ合って、各自の生活にいそしんでもらいたい。信仰によって終始し、あらゆる困難にうちかってもらいたい(中略)これこそ道の今日としての神様へのご奉公であり、また世界に対する勤めだろうと思う≫・・・・」(山澤廣昭『天理教青年会史 第4巻』、天理教青年会本部、昭和61年8月26日発行、122~123頁)

風間たち第1次移民団を前に、教団本部が贈った言葉である。
「侵略し、挙句の果ては細菌兵器部隊のお手伝いをしたんや。それが“神様へのご奉公”なんか?おまけに、“世界に対する勤めやと思う”などと親神様が言うはずはないわ。これは、中山みきへの裏切りやで」
本を手にし、憤りを抑えながら震える声で風間は呟いた。

満蒙開拓団



「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」


日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島

最初の毒ガス被害者

いったい、幸見さんはどのようにして害を受けたのか?彼がゴム管を青酸ガス槽の中に入れて酸を注入しようとしていた時、その飛沫が防毒マスクと前掛けにかかったのだ。防毒マスクの吸入缶の中和層は、もうとっくに毒剤で腐食し効力を失っていたので、毒剤は体内に吸収されて重大な事故に発展してしまった。この種の青酸は本来なら極めて恐ろしい毒性を備えたもので、人が臭いをかいだだけでしばらくは知覚を失うというものだから、いったん接触したらどんな人でも難を逃れることはできないだろう。幸見さんはこのように簡単に生命を奪われたのだ。

日本鬼子のおきみやげ


●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①

15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪

西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表


■731部隊による人体実験・細菌兵器使用

―731部隊の罪悪をもう少し具体的にお話しください。

731部隊は、現中国黒竜江省の省都・哈爾浜市近郊の平房に、 1939年頃までに完成した細菌兵器開発の一大軍事基地にありました。731部隊では、実験材料にされる人々は、特別に定められた「特移扱」と呼ばれる手続きで憲兵隊により供給されて、「マル夕」と称されていました。敗戦までの5年間に少なくとも3000名が送り込まれ、生存者はいませんでした。21世紀になって、中国では、証拠隠減の焼却跡から発掘された憲兵隊の「特移扱」資料の調査が進み、300名以上の氏名が判明しつつあり、被害遺族からの訴えも出始めました。


●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳


■ダッハウ強制収容所の人体実験
イギリスの戦闘機よりも高い高度を飛ぶことができるようにするため、ドイツ空軍は高度18kmまで上昇することができる戦闘機を開発した。だがこのような高さに人間の身体が堪えられるものかどうかまだ確かめられていなかった。12km以上の環境における飛行士自身の、また志願者による実験は、被実験者のひどい苦痛のため中断されなければならなかった。そのためヒムラーと空軍からの依頼を受けて、空軍軍医大尉のラッシャー、ドイツ航空実験研究所所長のジークフリート・ルッフと彼の協力者ハンス・ヴォルフガング・ロンベルグは、ダッハウ強制収容所の200人の囚人を「超高度圏からの救出の実験」に使うことを計画した。低気圧の部屋で20kmまでの模擬実験を行うこの「極限実験」、約80人が死亡した。

知ってるつもり「731部隊と医学者たち」



●ニュース
不正入試「断じていけないこと」 東京医大学長会見、何度も謝罪

映画「MMRワクチン告発」日本の配給会社が公開中止を発表

東海第2延長認可 元原電理事・北村俊郎さん、今の原発事業は虚構 形式主義から脱却すべき

<安倍首相>辺野古移設「政府と沖縄の考え方違う」

野党、石井国交相に決定取り消し要求=辺野古埋め立てめぐり

「県民の思いを理解して」 訴える海の上をオスプレイ

元徴用工集団訴訟へ説明会、韓国

韓国高官「日本の反応は不適切」と不快感

リニア談合、大林組と清水建設の罰金刑が確定

自衛隊の車両が...住宅大破 隊員2人けが

元水俣市議の日吉フミコさん死去 患者支援に尽力

「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ

松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示

“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)


真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活

●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!


●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
こうして若い天皇の世界観は、立のそれと同様、型にはまった固定的なものとなった。立は、条約は中国における権益を守るために日本が武力を行使することを禁じておらず、条約の持つ道徳的側面は考慮する必要がないと進言した。そのときもその後も、立は自衛権の定義を拡張解釈すること、満州における権益と治外法権を守るのに将来武力干渉が必要になった場合、条約が日本にそれを許す「抜け道」を用意することに力を注いだ。彼の立場は、アメリカの世論とは対照的に条約に懐疑的な当時の日本の知識人の意見とまったく同じだった。

●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

憲法9条を生かそう!!


2018年11月7日水曜日

帝銀事件と登戸研究所

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第19回「衛生学校記事」情報公開裁判
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第10回ビザ発給拒否・集会妨害国賠訴訟【9月21日(金)11:30~東京地裁415号室】
731部隊と「要塞」遺跡を訪ねる
「明治150年礼賛式典」


●お知らせ










●「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」
●NHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」


『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶

●第4章天理村と隣接した731部隊

4、相野田健治の回想(1)-731部隊に召集

「あしきをはろうて 助けたまえ 天理王命」という言葉さえ虚しくなった。同法や他国の犠牲者たちの灰塵をどこへ運んでくれるのだろうか―遺骨を捨てた松花江を眺めながら、相野田はぼんやりと考えた。
敗戦前に行われた一連の行為は、戦争犯罪の隠蔽工作である。このことは次節で詳しく述べるが、戦争という大義名分の中での「公然とした殺人」に動員された少年兵たちの鮮明な記憶は、若き日の体験ゆえに命ある限り消え去ることはなかった。

満蒙開拓団



「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」


日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島

最初の毒ガス被害者

また、毒ガス工場で働いた人々の話では、1933年の夏(7月16日)、青酸ガスの工室の作業員は蒸し暑い中で、みんな懸命に仕事をしていた。この時期室内外の温度はとても高く、多くの者は機械的な作業と疲労から眠気が襲われていた。その時作業員たちは突然の叫び声に驚いて眠気も吹き飛んだ。声のする方を見ると青酸のタンクの側に1人が倒れている。幸見亀吉さんだ。すぐに医師が飛んできた。人びとは手を貸して亀吉さんを室外の木陰に運び、筵の上に寝かせ、防毒マスクと衣服を脱がせて人工呼吸をした。だが、彼は痙攣して全身が丸く縮んでしまった。医師もこんな状態は見たもなかった。仕方なく医務室に運んで救急処置をしたが何の効果もなかった。幸見さんの若い妻と子どもは知らせを聞いて飛んできたが、ただ、苦しむ彼を見ているだけだった。○時15分、結局、幸見亀吉さんの呼吸は停止した。

日本鬼子のおきみやげ


●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①

15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪

西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表

■「医学犯罪」の舞台はどうつくられたか

―医学界・医療界、医学者・医師は、先の戦争にどのように加担したのでしょうか。また、731部隊をはじめ、どのような規模で、どのような形でおこなわれていたのでしょうか。

「戦争医学犯罪」というと「731部隊」と思われがちですが、私たちは、そのような予断を避け、解明しようということで始めました。
2000年に15年戦争と日本の医学医療研究会(略称、戦医研)が発足した当時、先の戦争、すなわち1931年から1945年8月の日本敗戦(ポツダム宣言受諾) に至るまでの15年戦争の間における史実解明の課題として、
①日本の医学医療の軍事化の経過、
②医学医療の軍事化に積極的に協力し、進めた学会・医学者、そして協力を拒否した人々の経緯、
③研究テーマの軍事的な制約、 戦時体制からくる研究費・研究体制の制約による医学医療の歪み・停滞、
④欧米諸国との交流の断絶による日本の医学医療の停滞、
⑤戦時体制による日本の医療の崩壊をあげました。
その後の調査研究で、日本の医学者・医師らが主に海外の地で、何万人ともいわれる人々を、様々な実験の材料や手術の練習台にして殺害した主たる舞台となったのは、 石井四郎(1920年、京都帝国大学医学部卒業)が組織した、731部隊をはじめとする軍事医学研究機関のネットワーク(「石井機関」ともいわれる)だけでないことを明らかにしました。さらに、日本の医学界・医療界、医学者・医師の戦争加担を間題にする際、731部隊を抜きにして語ることはできないことや731部隊はかつての日本の医学界・医療界における最悪の戦争医学犯罪であることを明らかにしました。


●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳



■犠牲者を使った研究
81 1940年にボン大学の神経科の教授クゥルト・ポーリシュがつくった患者書類用ラベル。
ポーリシュ自身は同時に「安楽死」鑑定者で、患者の生死を決定した人物である。〔ラベルには「教育・研究用/重要症例/出版は差し控えるようにとポーリシュ教授からの要望あり」と書かれている。〕

82 1940年10月28日ブランデンブルグのガス室で虐殺されたある少女に関する医師の最終意見書。この同じ日に33人の子どもと若者が殺戮されている。ハラーフォルデンがブランデンブルグへやって来て、みずから解剖した。子どもたちは、彼の「生まれつきの精神薄弱」というプロジェクトの注文によって殺されたのである。
〔意見書は次のように書いている。
「××。イルムガルト
1924年1月27日ベルリンに生まれる。
34年10月20日より40年10月28日までゲールデンに居住。
癇癪。16歳になるこの少女は私生児として生まれた。成長の過程については一切不明。神経病については異常なし。血清学的にも異常なし。読み書きの教育を受けていない。彼女の日常活動は4歳児のそれに相当。実際的労働には不向き。外部環境へのコンタクトは持てず。臆病で不機嫌、もしくは馬鹿げた挙動を示す。精神病の疑いあり。」〕


知ってるつもり「731部隊と医学者たち」



●ニュース
韓国高官「日本の反応は不適切」と不快感

徴用工判決で韓国が声明、日本の対応強く批判

得点操作で不合格の100人を入学許可へ 東京医科大

辺野古移設で国と県、1か月協議で合意

「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ

松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示

“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)


真相を解明していないからこうなるのだろう!!
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●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!


●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
条約をめぐる議会の論争は、このように、外交政策の形成に国民の意思を入れまいとする支配エリート間の合意を明るみに出した。それは同時に、天皇を政治に引きこまないようにすることから、「『累を皇室に及ぼす』政争」へと、政治的考慮それ自体の過程に論理のうえで、重要な変化が起きたことも示していた。
さらに日本において不戦条約が十全に受け入られなかたのは、天皇が外交と国際法の教師立(たち)作太郎からこの問題で助言を受けていたためでもあった。当時、立は、条約の意図と重要性に対する批判を公表していた。確かに天皇は、西洋諸国との協調を保つため、議会が彼の主権についての議論を終えて条約の批准が実現することを望んでいた。1929年3月から6月初めまで、彼は折にふれて議会と枢密院における条約の扱いについて田中首相に問いただしている。しかし彼は、(治世中に期限が切れるであろう)満州における日本の租借権をめぐる中国との紛争解決も、すべてこの条約の定める平和的手段によらなければならないとは考えていなかった。清朝との交渉で結ばれた条約に端を発し、のちに軍事的既成事実を背景とする合意で拡張された満州に関する条約と権利は、彼にとっては侵すべからざる、武力によってでも保護すべき祖父の遺産であった。

●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

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●NHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」


『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶

●第4章天理村と隣接した731部隊

4、相野田健治の回想(1)-731部隊に召集

いつまで、このようなことをし続けるのだろう・・・・。そう思うと、相野田は自分が恐ろしくて仕方がなかった。「ひとはいちれつ みなきょうだい」という教えに従って、これまで頑張ってきたはずだった。親に聞かされていた異国満州は、夢の大地のはずだった。広い畑があり、羊も馬も放牧できる。やがては自分たちの牧場になる―それを信じて、つらい農作業にも耐え、村建設の幾多の労働もこなしてきた。
だが、今の自分たちはどうだというのだ!「みなきょうだい」を殺し、火をつけ、遺骨を叩き潰し、父たちがこの建物を建てる作業時に砂利を運んでいた時のように、砕いた遺骨をスコップですくい、カマスに詰めてトラックの上に放り捨てている・・・。これのどこが、日本国が言う「五族協和」「王道楽土」であり、教祖がいった「ひとはいちれつ みなきょうだい」であるのあか。満州人を助け、彼らとともに作業をいそしみ、教祖の御心を彼らに伝えるはずではなかったのか・・・。それが今や、この自分は人の命をまるで、砂や石のように・・・なんと酷いことをしているのか。

満蒙開拓団



「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」


日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島

最初の毒ガス被害者

ある作業員は、「食後に島で松の細い葉をとって爪楊枝の代わりに使ったら、なんと口腔全体が腫れてしまった」。島の松の葉にも毒剤が付着していたのだ。これも島全体がひどく汚染されていたという証明だろう。生産過程にできた廃棄物は大体直接海に投棄されたが、化学処理はしているものの、その毒性までを根絶することはできない。そのために海島周囲の小鳥が死んだり、魚も大幅に減少して、その肉質にも変化が生じた。とはいえ、やはり一番厳しい被害を被るのは人であり、ここで仕事をしていた人々が直接の傷害を受けたのである。

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●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①

15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪

西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表

■「医学犯罪」検証のとりくみ

そこで、莇先生の論考以降の医学界・医療界における取り組みを踏まえて、 15年戦争中の「医学犯罪」について、いろいろ伺いたいと思います。
今言われた一昨年からの情勢の変化を私も大変危険だと思つています。15年戦争中の「医学犯罪」を論じる際にも、その視点が重要だと思います。
その際も、 莇先生の論考を継承すべきと考えます。
その後の活動と検証結果を一言では語れませんので、その都度、書などにまとめられて公表されているものをお読みいただきたいと思います(以下にに掲載)。

[参考となる本]
第27回日本医学会総会出展「戦争と医学」展実行委員会編『戦争と医の倫理』(かもがわ出版、2007)、
「戦争と医の倫理」の検証を進める会『パネル集「戦争と医の倫理」』、
15年戦争と日本の医学医療研究会編では『N0 MORE731 日本軍細菌戦部隊』(文理閣、2015)、
同『戦争・731と大学・医科大学』(文理閣、2016)、
拙著『戦争と医学』(文理閣、2014、中国語版有)、
川嶋みどり共著『戦争と看護婦』(国書刊行会、2015)など

●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳

■犠牲者を使った研究
1945年にユーリウス・ハラーフォルデンを尋問したアメリカ軍将校に、彼はこう供述している。
「わたしはそういったことが行われると聞いたのです。そこで私は彼らのところへ行き、こう言いました。『なあ、君達、君達が彼らをみんな殺してしまうんだったら、脳だけは取り出してくれ。こいつは利用できるからね。』彼らは私に聞きました。『どれくらい調査にご入り用ですか?』『いくら多くてもいい。多ければ多いほどいいんだ。』それから私が彼らに標本屍体固定材と箱を都合してやりましたので、彼らはそれを、まるで家具のようにして、届けてくれました・・・・それは実にすばらしいものでした。私はその脳を受け取りました。それがどこから来たものであるか、私にはどうでもいいことでした。本当にすばらしい、精神薄弱児の奇形と幼児罹病者の標本でした。」



知ってるつもり「731部隊と医学者たち」



●ニュース
元徴用工判決めぐる日本の反応 韓国で広がる反発・批判

玉城デニー知事、11日から訪米 辺野古反対を発信へ

<福島第1原発>時間外122時間超 事故後初の過労死認定

東電が「病死」と発表した福島第一の作業員が、長時間労働で労災認定──厳しい車両整備計画の実態は?

「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ

松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示

“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)


真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活

●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!


●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
さらに特徴的だったのは、条約の重要性が、天皇の主権および外交上の権限というふたつの問題をめぐる論争によってかすんでしまったことである。1929年の年頭、野党民政党は、不戦条約の第1条で締約国が戦争違法化を天皇の名ではなく、「人民の名に於て」要求しているのは、天皇の国家主権を侵害するものだとして田中内閣を糾弾した。民政党と政友会は条約の内容にはともに賛成だったが、前者は条約第1条の表現が君主主権でなく人民主権を前提にしており、そのため国体にそぐわないと主張して政権党攻撃の手をゆるめなかった。

●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

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2018年11月5日月曜日

細菌戦の系譜!!

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731部隊『留守名簿』公開
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●「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」
●NHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」


『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶

●第4章天理村と隣接した731部隊

4、相野田健治の回想(1)-731部隊に召集

我に返った相野田は、体をそらそうと反転させた。回想はほんの瞬間で、先程と全く変わらない光景が繰り返されていた。
もう嫌だ!火をつけるなんてできない!-心が命令を拒否し、相野田は泣きながら大きく首を振った。その頬に再び、鉄拳が飛んだ。目の奥から火花が散った瞬間、ある言葉が飛び込んで来た。
「上官の命令は、朕の命と心得よ」
上官の命令は、“現人神”である天皇陛下の命令である。何があっても守らなければならなかった。再び歯を食いしばり、大きく目を見開いて自らくべた木に火を放った。それからの記憶は彼に無い。以後、何日も一睡もしないでこの異常な作業に身を投じた。

満蒙開拓団



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日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
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第2章 地図から消えた神秘の大久野島

最初の毒ガス被害者

1974年、既に80歳の吉村一二三さんは、「私は1937年8月~1945年8月まで、毎日4時に起床して忠海から30分船に乗って通勤し、島で仕事をした。私は直接毒ガスの製造に携わったわけではなく建設現場にいたのだが、手の掌のようなあの島では、どこに行っても毒ガスがいっぱいで、島の人々はほとんど肺を侵されていた。しかし、当時は誰も私たちに島の工場で何を作っていたかを話してくれなかったし、私たちも島のことを話すことを禁じられていたから原因が何かはわからなかった」と回想した。


日本鬼子のおきみやげ


●特集 軍拡に走る安倍政権と学術①

15年戦争中の「医学犯罪」に目を閉ざさず、繰り返さないために
1、戦争における医学者・医師たちの犯罪

西山勝夫さん(滋賀医科大学名誉教授)に聞く
にしやま・かつお=滋賀医科大学名誉教授、 15年戦争と日本の医学医療研究会事務局長、「戦争と医の倫理」の検証を進める会代表世話人、軍学共同反対連絡会共同代表

■「医学犯罪」検証のとりくみ

本誌では、一2007年9月号特集「戦争体験をどう継承するか」において、莇(あざみ)昭三(城北病院名誉院長・全日本民医連名誉会長・15年戦争と日本の医学医療研究会名誉幹事長)先生に「15年戦争中の『医学犯罪』と私たちの今日の課題」を執筆していただきました。一昨年、政府与党は安保法制の採決を強行しました。
防衛省では、安全保障技術研究推進制度が導入され、一昨年(2015年)には3億円の予算の配分が開始され、昨年は6億円、今年は110億円と急激に拡大されました。
敗戦を契機として、まき起こった学術体制の民主的改革を求める運動の中で1949年に創立された日本学術会議では、1950年の「戦争のための科学研究には従わない声明」、1967年の「軍事目的のための科学研究を行わない声明」と、2度にわたって戦争や軍事目的のための研究を拒否する誓いの見直しの動きが出るなど、軍事研究復活の動きが風雲急を告げています。


●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳

■犠牲者を使った研究
所長はフーゴー・シュバッツであった。シュバッツとブーフの同研究所脳組織部長のユーリウス・ハラーフォルデン教授は、「安楽死」を利用するいくつかの研究プロジェクトを実行した。彼らは殺害する医師に解剖の手ほどきをし、ブランデンブルグ=ゲーデン施設と協力して、とりわけ子ども達を殺させてその脳を手に入れたが、殺す前に徹底的な診察をし、テストをしておいた。彼らが特に関心を抱いたのは、自分たちの受難の理由を知らない人々であった。脳の標本は現在もマックス・プランク研究所脳研究部に保存され、学問的に利用されている。



知ってるつもり「731部隊と医学者たち」



●ニュース
太陽光発電、6回目の出力抑制 九電が実施

<女川原発再稼動>住民投票へ署名1.7万人 市民団体中間報告、さらに上積み訴え

立憲民主・枝野代表“憲法改正の必要ない”

<自衛隊>見えない潜水艦訓練「公表」で見えてきたもの

「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ

松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示

“旧優生保護法”強制的な不妊手術 事業として推進(18/04/27)


真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活

●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!


●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
第1次大戦後の平和運動が戦争を違法化する思想を生み出していたアメリカでは、条約は知識人や大衆の広範な支持を集めた。もし天皇がその威信を発揮して、侵略戦争の違法化をみずからの課題としたならば、日本でも同様の広い支持が得られただろう。しかしそうはならなかった。逆に条約は直ちに、満州での危機の展開と、国家の政治的分裂を克服し、10年に及ぶ軍部不評の時期を清算して軍人精神を喚起するため、国民と天皇を直結させようとする官製運動との双方に、正面から衝突することになった。

●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

憲法9条を生かそう!!


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