731部隊の史実を語り継ぐ連続学習会・第15回 オンライン講演会のお知らせ

 

731部隊の史実を語り継ぐ連続学習会・第15回

オンライン講演会のお知らせ

「細菌兵器製造の731部隊

―731部隊軍医　秦正氏の証言」

 

お話：對馬テツ子さん
（NPO中帰連平和記念館会員）

日時：2023年1月18日（水）19:00～

オンライン中継（zoomによる）

主催：７３１ネットワーク

＊参加費無料　　　　　　
＊定員　100人まで

＊オンライン希望の方は、nobu.goi@gmail.com
 （五井信治）までメールでお申し込みください。

 

 

講演概要

　秦正氏が731部隊に所属していたのは、敗戦前の1年間である。731部隊がソ連の情報を得るために、ソ連語が分かる医師を得るために、秦は南下し沖縄戦に転戦する予定だったが、呼び戻され、731部隊に配属された。特に敗戦を目前にした731部隊の狼狽ぶりや、その撤収状況が詳しく述べられていることが大きな特徴である。また、ソ連の医学書を翻訳した秦が、細菌戦を強化するために助言している状況なども詳しく述べられている。そして、「秦の認罪」からは、撫順戦犯管理所の学習の中で、医師だったものが、軍医に教育され、侵略の手先となったために、中国の人々が細菌の犠牲になったことを自覚し、謝罪している。鬼から人に変わっていく様子が読み取れる。731部隊が、戦後も生き抜き、朝鮮戦争でもそれが使われたことも示唆している。また、薬害エイズのみならず、この新型コロナ感染症ともかかわっていることが見えてくる。