2017年12月11日月曜日

核が安全を守っていると言い続ける限り、核を手放すことはできない!!


広島市長、核の傘は「錯覚」=禁止条約、オブザーバー参加を
12/11(月) 6:15配信 時事通信
 【オスロ時事】広島市の松井一実市長は10日、オスロで、核保有国が同盟国に核兵器の抑止力を提供する「核の傘」について「核に守られていると思うのはイリュージョン(錯覚)」と述べ、有効性を否定した。

 「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」へのノーベル平和賞授賞式に出席後、記者団に語った。

 ICANのフィン事務局長、被爆者のサーロー節子さんはこの日行った受賞記念講演で、日本など核の傘の下にある国々を「共犯者」と表現して批判した。

 長崎市の田上富久市長も記者団に「核が安全を守っていると言い続ける限り、核を手放すことはできない」と指摘した。

 田上市長は核保有国や傘の下にある国々について、核兵器禁止条約が発効した場合、締約国会議にまずはオブザーバーとして出席するなど、「できることはたくさんある」と述べた。 


核兵器禁止条約採択後に国連本部で演説するサーロー節子さん



被爆者のサーロー節子さんら 平和賞授賞式前に会見(17/12/10)



ノーベル平和賞授賞式、サーローさん「核なき世界を」


ノルウェーで10日、ノーベル平和賞の授賞式が行われ、賞を受賞したICAN=核廃絶国際キャンペーンや広島の被爆者サーロー節子さんが、核保有国や世界に核なき世界を呼びかけました。オスロにいる豊島歩記者の報告です。

 ノーベル平和賞の晩餐会の会場前にいます。授賞式で演説した被爆者のサーロー節子さんらがここに姿を現すと、大勢の市民から「Yes,I can」=「核廃絶は可能である」というシュプレヒコールがあがりました。

 「核兵器は必要悪ではなく、究極の悪なのです」(サーロー節子さん)

 この演説の中でサーローさんは、原爆投下直後に手に眼球を持った人など、その被害を克明に語りました。それまで祝いの雰囲気が漂っていた会場ですが、演説で空気が一変し、参列した人が身動きをやめました。涙を流している人も見えました。演説後の長い拍手は、被爆者たちの長年の思いが届いた瞬間だったと思います。

 また、今回80歳を超えるような被爆者20人あまりが日本からおよそ1日かけてこちらまで来て、戦後70年以上抱えた核廃絶への思いを訴える姿を見て、改めて核兵器の持つ罪の重さを感じました。

 高齢化で核の語り部が減り続ける中、今回、被爆者が世界に訴えた「核なき世界」への願いを受け止めて、今後、日本を始めとする各国が具体的な行動につなげていくことが問われています。(11日07:28)



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