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●シンガポールで、731部隊は何をやっていたのか?
●peace8(八王子)「731部隊と100部隊の現在の課題」(アミダステーション)
●沈黙(横浜)
●731部隊『留守名簿』(不二出版)2018年9月
●京大 軍医博士論文の検証
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●NHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」
『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶
●第4章天理村と隣接した731部隊
4、相野田健治の回想(1)-731部隊に召集
いずれでもいい。大切な事は相野田が「確実に、もう1人はいた」と証言したことだ。部隊内では、よく見かけたという。名前を確認した筆者に「うーん」といったまま口を閉ざした。だが相野田の記憶によれば、2人はまず牡丹江にある軍事訓練所に送られ、集められていた同年代の他の兵士たちとともに軍事訓練を受けたことは間違いないという。
2人は一応の軍事訓練を終了すると直ちに石井部隊に戻され、当初は細菌の発見を手伝うなど、防疫訓練に当たったという。
「毎日、毎日、顕微鏡とにらめっこでしたわ。あのときはただ言われるままに、細菌ばかり探していたけど、まさかそれが殺人兵器になるとは思わなかったですよ。そうでしょ、誰がそんな風に思いますか?部隊長がちょこちょこと姿を見せていたわけが、今になってわかるよ」
相野田の言葉に悔しさが滲んだ。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
最初の毒ガス被害者
いくら化学兵器の威力について何も知らされなくても、これらの人が出勤し、初めて目にした情景は、彼らを驚かせた。まず職場に入る時には、必ず防毒マスクをかぶり、ゴム製の防毒衣上下に、ゴム長靴と手袋をつけるよう命じられた。この服装をすると、話や行動が不便であるだけでなく、呼吸も困難であった。毒ガスの生産は蒸気を熱源として各種の化学反応を起こさせるので、作業室の温度はただでさえ高い、ここで働く者たちや動くたびに汗が出るのに、さらにこのような装束をつけているのだから、体力の消耗は特にはなはだしい。当時工場は2交代制で、昼班は朝8時から夜9時まで、夜班は夜8時から翌朝の9時まで、両班が重なる1時間は交替引継ぎの時間だ。このような緊迫した労働に多くは耐えられなくなった。だが、大きな問題は後に起こった。
日本鬼子のおきみやげ
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
【ある身体障害児の母の証言】
『でもあの人たちは注射されるのではなく、全員一斉に処分されるのです。』そんなことは考えてもみなかったので、私はたいへん驚いた。私はこの薄情な人間を相手に全く無駄な言葉を述べていたのだと気付いたが、黙っていたくはなかった。リンデンは、やさしい心情を持つことで有名な東マルク地方(オーストリア)の人間も態度を変えることもあるのですね、と言った。『先生、そんなのはどっち道偏見です。“厳しさは人間を強くする”という格言はウィーンやオーストリアの人間に全く通用しません。わたしたちはこの言葉の真の意味において厳しくなることができません。しかし、私達の心が踏みにじられる時、私達は承知できないことが今よくわかりました。
リンデン先生、私があなたの立場にあったら、私はこの次の飛行機でウィーンへ飛び、私の申し立てが正しいかどうかを検討するでしょう。そして行動を起こすでしょう。』
全ては無駄だった。私の陳情は検討されるだろうが、どんな場合にも移送は行われるだろう、と彼は説明しただけだった。そしてこの件にはこれ以上関わらない方がいい、という結構な忠告を私は受けた。」
知ってるつもり「731部隊と医学者たち」
●ニュース
<伊方原発>再稼働し臨界に 近隣の島、避難計画に不安
普天間飛行場に有害物質、高濃度で汚染 2016年・米海兵隊調査 民間地域へ流出か
<辺野古>玉城知事「県民投票は全市町村での実施が重要」
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
伊方原発、差し止め可否判断=仮処分決定に四国電異議―火砕流リスク争点・広島高裁
ヒバクシャ国際署名 10月に国連本部提出へ
防衛予算5兆2986億円 概算要求 過去最大、7年連続増
<海自>護衛艦3隻、インド洋に長期派遣訓練
<精神疾患>50年以上の入院1773人 全国調査
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
旧優生保護法訴訟「人を人とも思わない法律」 国側は争う姿勢
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法9条を生かそう!!
731を問う!!
2018年10月27日土曜日
細菌戦の系譜!!
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『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶
●第4章天理村と隣接した731部隊
4、相野田健治の回想(1)-731部隊に召集
召集されたのは18歳、1945年5月のことである。敗戦の3か月前だ。それまで成人男子の徴兵検査は20歳だったのが、戦局の悪化に伴い法改正が行われ、1943年には19歳へ、1944年には17歳へと切り下げられた。満17歳になれば徴兵検査を受け、召集の対象となったのである。また、徴兵年齢未満の男子は「満蒙開拓青少年義勇軍」(数え年16~19歳)のように、兵士予備軍として組み込まれていった。
「5月に召集された時は西山孝さんと一緒でした。天理村の西門まで家族や生徒に見送られ、ハルビンの731部隊、あの悪名高い石井部隊に入隊したのです」
相野田が名前を挙げた西山孝も天理教信者である。風間は、そんな彼らを見送っていた。
「いいや、数名はいたよ」
「いた、な」
風間の言葉に、相野田はこうつぶやいた。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
最初の毒ガス被害者
山下万喜夫さんは1931年から陸軍の一員として島で警備を担当しており、1945年に日本が敗戦になるまでの間、一時その中間に4年間東南アジアの作戦に参加したから、島での仕事は計11年になる。
「毎日、勤務には防毒マスクを携帯していた。ただ、それは陸軍軍人の規定の装備の1つだったからで、かといってこれを一度も使ったことはないし、かつて一度もこの島の工場で何を作っているかを話してくれた人はいなかった」と、語った。だが、彼は何も知らずに島で毒のある空気を呼吸して感染してしまった。
日本鬼子のおきみやげ
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
【ある身体障害児の母の証言】
彼女は1940年ウィーンからやって来て、内務省の患者殺戮に責任ある部局で、ヘルバート・リンデン医師を訪ねた。
「リンデン先生は小柄で目立たない人でした。私が訪れたので、彼は明らかに驚いていました。彼は私に、ひどく愛想よく、ウィーンへ行ったときの楽しかったこと、ウィーンの女たちのこと、また文化生活のことを話しました。しばらくして私はリンデン博士に、本題に入りたいのですが、と言いました。政府官房から情報を得ていたらしく、彼は手短にこう答えました。『お気の毒です。でも精神薄弱児の皆さんには死んでもらうのがいいでしょう。家族の皆さんは2週間もすればすべてを忘れます。それに患者たちは生きていると言えない状態にあるのですから』
『リンデン先生、ベルリンの人々ならそんな考え方ができるかもしれませんが、ウィーンの人間はそんなことを考えただけでも生きていられません。先生ご自身が病気で、今死ぬために連れて行かれるのだいうことをはっきり知っていらっしゃる、と想像してみて下さい。』
リンデン博士は笑って答えた。
『私だったら喜ぶでしょう。』
私はこの男に事態がいかに深刻なものであるかを懸命に説明し、繰り返し、ありとあらゆる―政府官房へ陳情に行った人々が既に述べたであろう―懇願の言葉を述べたが、無駄だった。そこで私はリンデン博士に、もしどうしてもと言うのなら、患者がウィーンにいる中に注射してくれるように頼んだ。
知ってるつもり「731部隊と医学者たち」
●ニュース
伊方原発3号機が再稼働 2017年10月以来
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1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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「5月に召集された時は西山孝さんと一緒でした。天理村の西門まで家族や生徒に見送られ、ハルビンの731部隊、あの悪名高い石井部隊に入隊したのです」
相野田が名前を挙げた西山孝も天理教信者である。風間は、そんな彼らを見送っていた。
「いいや、数名はいたよ」
「いた、な」
風間の言葉に、相野田はこうつぶやいた。
満蒙開拓団
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日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
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『リンデン先生、ベルリンの人々ならそんな考え方ができるかもしれませんが、ウィーンの人間はそんなことを考えただけでも生きていられません。先生ご自身が病気で、今死ぬために連れて行かれるのだいうことをはっきり知っていらっしゃる、と想像してみて下さい。』
リンデン博士は笑って答えた。
『私だったら喜ぶでしょう。』
私はこの男に事態がいかに深刻なものであるかを懸命に説明し、繰り返し、ありとあらゆる―政府官房へ陳情に行った人々が既に述べたであろう―懇願の言葉を述べたが、無駄だった。そこで私はリンデン博士に、もしどうしてもと言うのなら、患者がウィーンにいる中に注射してくれるように頼んだ。
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1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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2018年10月26日金曜日
細菌戦の系譜!!
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相野田の傍らで、娘の目は大きく見開いたままである。マルタの意を解せなかったかもしれないが、横たわる屍体に薪をくべたという話だけでも衝撃的な話だったのだろう。
「はっきり覚えていないが、731部隊には何人か入隊してるんや。それでも、日本に引き揚げてから部隊内のことを話してくれたんはケンちゃんだけや。こいつは、えらいやっちゃ」
娘の気持ちを慮るように風間が口を挟んだ。風間に励まされ、相野田が次第に口数を増していった。
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だから、その仕事の性質などは問題にもしなかったのだ。1933年からこの島で仕事をしていた稲葉菊松さんは、「当時、日本は国際法に違反した軍事行動を行っていたから、対外的には絶対に秘密を守ると、私たちは誓っていた。それは戦争だったし、一切は戦争に勝つためだから、人々は天皇の御ために働くことは光栄だと思っていた」と、語っている。
日本鬼子のおきみやげ
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Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
【アンダーナハ治療施設のある女医の報告】
レッケンヴァルト所長が帰ってきてから用紙の記入が行われたが、そのとき、カード引渡しの期限はどうしても延期せざるを得ないことがわかった。噂はますます広がっていた。公式にはわたしたちは行動について何一つ聞かされていなかったが、非公式には、すべての者がこの予め十分に練り上げられた計画を知っていることが自明とされた。看護婦たちは、ハーダマーにいる親類の者から、そこで60人から80人の患者が焼かれたということを聞いた。
ある製薬会社のセールスマンの話によれば、旧オーストリアでは、施設はグラーツ近郊のひとつを残してもう全てなくなってしまい、ウィーンの近くの4000人の患者を抱えていたシュタインホーフ療養施設を含めて、他の3つの施設は全部解体されたというし、バーデンのラシュタット療養所も解体されたということだった。
このようなことがもう民衆の間だけではなく、わたしたちの施設の患者たちの間にも知られていたことを示す2・3の例がある。男性の精神薄弱患者が喧嘩を始めたが、彼らは『お前も焼かれてしまうぞ』と怒鳴っていた。コープレンツ地方のさまざまな地区から来ている知人たちがわたしに、アンダーナハ治療施設ではどれくらいの患者がもう抹消されたか、と尋ねた。この措置について、それを聞いた人々はたいてい満足していたのである」
知ってるつもり「731部隊と医学者たち」
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辺野古撤回 来週にも執行停止の可能性 石井国交相、意見書を受理
女川原発1号機廃炉決定 34年経過 採算見込めず
陸自が印陸軍と初の共同訓練、対テロ想定
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
伊方原発、差し止め可否判断=仮処分決定に四国電異議―火砕流リスク争点・広島高裁
ヒバクシャ国際署名 10月に国連本部提出へ
防衛予算5兆2986億円 概算要求 過去最大、7年連続増
<海自>護衛艦3隻、インド洋に長期派遣訓練
<精神疾患>50年以上の入院1773人 全国調査
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
旧優生保護法訴訟「人を人とも思わない法律」 国側は争う姿勢
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法9条を生かそう!!
●第19回「衛生学校記事」情報公開裁判
●シンガポールで、731部隊は何をやっていたのか?
●peace8(八王子)「731部隊と100部隊の現在の課題」(アミダステーション)
●沈黙(横浜)
●731部隊『留守名簿』(不二出版)2018年9月
●京大 軍医博士論文の検証
●731部隊『留守名簿』公開
●ある元自衛官の回想 「化学学校の黒い霧」
●第9回『化学学校記事』情報公開裁判 9月26日 16:00~東京地裁522号法廷
●第10回ビザ発給拒否・集会妨害国賠訴訟【9月21日(金)11:30~東京地裁415号室】
●731部隊と「要塞」遺跡を訪ねる
●お知らせ
●「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」
●NHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」
『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶
●第4章天理村と隣接した731部隊
4、相野田健治の回想(1)-731部隊に召集
相野田の傍らで、娘の目は大きく見開いたままである。マルタの意を解せなかったかもしれないが、横たわる屍体に薪をくべたという話だけでも衝撃的な話だったのだろう。
「はっきり覚えていないが、731部隊には何人か入隊してるんや。それでも、日本に引き揚げてから部隊内のことを話してくれたんはケンちゃんだけや。こいつは、えらいやっちゃ」
娘の気持ちを慮るように風間が口を挟んだ。風間に励まされ、相野田が次第に口数を増していった。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
最初の毒ガス被害者
だから、その仕事の性質などは問題にもしなかったのだ。1933年からこの島で仕事をしていた稲葉菊松さんは、「当時、日本は国際法に違反した軍事行動を行っていたから、対外的には絶対に秘密を守ると、私たちは誓っていた。それは戦争だったし、一切は戦争に勝つためだから、人々は天皇の御ために働くことは光栄だと思っていた」と、語っている。
日本鬼子のおきみやげ
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
【アンダーナハ治療施設のある女医の報告】
レッケンヴァルト所長が帰ってきてから用紙の記入が行われたが、そのとき、カード引渡しの期限はどうしても延期せざるを得ないことがわかった。噂はますます広がっていた。公式にはわたしたちは行動について何一つ聞かされていなかったが、非公式には、すべての者がこの予め十分に練り上げられた計画を知っていることが自明とされた。看護婦たちは、ハーダマーにいる親類の者から、そこで60人から80人の患者が焼かれたということを聞いた。
ある製薬会社のセールスマンの話によれば、旧オーストリアでは、施設はグラーツ近郊のひとつを残してもう全てなくなってしまい、ウィーンの近くの4000人の患者を抱えていたシュタインホーフ療養施設を含めて、他の3つの施設は全部解体されたというし、バーデンのラシュタット療養所も解体されたということだった。
このようなことがもう民衆の間だけではなく、わたしたちの施設の患者たちの間にも知られていたことを示す2・3の例がある。男性の精神薄弱患者が喧嘩を始めたが、彼らは『お前も焼かれてしまうぞ』と怒鳴っていた。コープレンツ地方のさまざまな地区から来ている知人たちがわたしに、アンダーナハ治療施設ではどれくらいの患者がもう抹消されたか、と尋ねた。この措置について、それを聞いた人々はたいてい満足していたのである」
知ってるつもり「731部隊と医学者たち」
●ニュース
辺野古撤回 来週にも執行停止の可能性 石井国交相、意見書を受理
女川原発1号機廃炉決定 34年経過 採算見込めず
陸自が印陸軍と初の共同訓練、対テロ想定
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
伊方原発、差し止め可否判断=仮処分決定に四国電異議―火砕流リスク争点・広島高裁
ヒバクシャ国際署名 10月に国連本部提出へ
防衛予算5兆2986億円 概算要求 過去最大、7年連続増
<海自>護衛艦3隻、インド洋に長期派遣訓練
<精神疾患>50年以上の入院1773人 全国調査
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
旧優生保護法訴訟「人を人とも思わない法律」 国側は争う姿勢
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法9条を生かそう!!
2018年10月25日木曜日
細菌戦の系譜!!
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●第19回「衛生学校記事」情報公開裁判
●シンガポールで、731部隊は何をやっていたのか?
●peace8(八王子)「731部隊と100部隊の現在の課題」(アミダステーション)
●沈黙(横浜)
●731部隊『留守名簿』(不二出版)2018年9月
●京大 軍医博士論文の検証
●731部隊『留守名簿』公開
●ある元自衛官の回想 「化学学校の黒い霧」
●第9回『化学学校記事』情報公開裁判 9月26日 16:00~東京地裁522号法廷
●第10回ビザ発給拒否・集会妨害国賠訴訟【9月21日(金)11:30~東京地裁415号室】
●731部隊と「要塞」遺跡を訪ねる
●お知らせ
●「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」
●NHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」
『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶
●第4章天理村と隣接した731部隊
4、相野田健治の回想(1)-731部隊に召集
平房を去る時、「見た事、した事、親子でも喋るな」ときつく申し渡されてきた相野田である。部隊について語るのはこれが最初の最後だろうと寂しそうに呟いた。数年前に患った脳梗塞の後遺症で、手足は不自由な身にあって、たっての願いだと娘に頼み込んでやってきたのだと、寂しく笑った。
「だがね、戦時中の事だから動物実験位はつきものだくらいはわかっていたよ。・・・風間はせっせとネズミを飼育していたから」
そう言って、傍らの風間の方に顔を向けた。
風間は、黙ってうなずいている。
「召集とはいっても・・・・“マルタ”を焼くために、薪を運ばされたんだ・・・・」
それが軍務だったのだから、たまらない―そう言って相野田は目を閉じた。初めて薪を運んだ場には、200体近くの死体が横たわっていたという。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
最初の毒ガス被害者
幸せにも「採用」になった者たちは、まず厳格な秘密を守る「教育」を受けた。彼らは島での仕事は軍事工業であること、生産するのは化学兵器であることは知らされたが、化学兵器の性質や作用については誰も教えてはくれなかった。そして、島での一切の出来事を、外で話してはならないこと、たとえそれが自分の家族であっても話してはならないと厳命された。彼らが従事している毒ガス生産の危険性と危害についても、誰も彼らに紹介してはくれなかった。多くの者は皆、生活のためにこの島に来て仕事をしているのだから、軍事工場があって、そこで毎日の食事が保証されていれば、それだけで幸せ一杯だった。
日本鬼子のおきみやげ
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
【アンダーナハ治療施設のある女医の報告】
「私が所長の代理をしていた1940年9月の初旬のことだった。私達の施設に予め書式が印刷された用紙の厚い包みが送り届けられてきた。短時日のうちに記入されなければならないカードということで、それは、何よりも次の点を知ろうとしていた。病気になってからの期間、治療の成果の有無、診断、労働能力もしくは病人がどんな仕事を望んでいるかについての正確な供述、血縁関係者もしくは法的代理人の宛名、である。
このカードの目的が何かは述べられていなかった。
内務省からのものだったこの用紙は、ことによると―というよりは多分と言った方がいいだろう―患者達の殺害に関係がある、という解釈が私達の間に広まったので、ある日、これはすべて純粋に統計の問題であり、いわば患者の棚卸しに過ぎず、一切の実際的目的を伴うものではない、という説明が伝えられた。
知ってるつもり「731部隊と医学者たち」
●ニュース
サウジ皇太子「非道な犯罪」 記者死亡に初言及
<東京医大不正合格>贈賄を否認へ 前理事長ら、公判で
不正入試問題、東京医大に慰謝料など請求へ
辺野古移設賛否問う県民投票、条例案可決 沖縄県議会委
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
伊方原発、差し止め可否判断=仮処分決定に四国電異議―火砕流リスク争点・広島高裁
ヒバクシャ国際署名 10月に国連本部提出へ
防衛予算5兆2986億円 概算要求 過去最大、7年連続増
<海自>護衛艦3隻、インド洋に長期派遣訓練
<精神疾患>50年以上の入院1773人 全国調査
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
旧優生保護法訴訟「人を人とも思わない法律」 国側は争う姿勢
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法9条を生かそう!!
●第19回「衛生学校記事」情報公開裁判
●シンガポールで、731部隊は何をやっていたのか?
●peace8(八王子)「731部隊と100部隊の現在の課題」(アミダステーション)
●沈黙(横浜)
●731部隊『留守名簿』(不二出版)2018年9月
●京大 軍医博士論文の検証
●731部隊『留守名簿』公開
●ある元自衛官の回想 「化学学校の黒い霧」
●第9回『化学学校記事』情報公開裁判 9月26日 16:00~東京地裁522号法廷
●第10回ビザ発給拒否・集会妨害国賠訴訟【9月21日(金)11:30~東京地裁415号室】
●731部隊と「要塞」遺跡を訪ねる
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●「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」
●NHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」
『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶
●第4章天理村と隣接した731部隊
4、相野田健治の回想(1)-731部隊に召集
平房を去る時、「見た事、した事、親子でも喋るな」ときつく申し渡されてきた相野田である。部隊について語るのはこれが最初の最後だろうと寂しそうに呟いた。数年前に患った脳梗塞の後遺症で、手足は不自由な身にあって、たっての願いだと娘に頼み込んでやってきたのだと、寂しく笑った。
「だがね、戦時中の事だから動物実験位はつきものだくらいはわかっていたよ。・・・風間はせっせとネズミを飼育していたから」
そう言って、傍らの風間の方に顔を向けた。
風間は、黙ってうなずいている。
「召集とはいっても・・・・“マルタ”を焼くために、薪を運ばされたんだ・・・・」
それが軍務だったのだから、たまらない―そう言って相野田は目を閉じた。初めて薪を運んだ場には、200体近くの死体が横たわっていたという。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
最初の毒ガス被害者
幸せにも「採用」になった者たちは、まず厳格な秘密を守る「教育」を受けた。彼らは島での仕事は軍事工業であること、生産するのは化学兵器であることは知らされたが、化学兵器の性質や作用については誰も教えてはくれなかった。そして、島での一切の出来事を、外で話してはならないこと、たとえそれが自分の家族であっても話してはならないと厳命された。彼らが従事している毒ガス生産の危険性と危害についても、誰も彼らに紹介してはくれなかった。多くの者は皆、生活のためにこの島に来て仕事をしているのだから、軍事工場があって、そこで毎日の食事が保証されていれば、それだけで幸せ一杯だった。
日本鬼子のおきみやげ
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
【アンダーナハ治療施設のある女医の報告】
「私が所長の代理をしていた1940年9月の初旬のことだった。私達の施設に予め書式が印刷された用紙の厚い包みが送り届けられてきた。短時日のうちに記入されなければならないカードということで、それは、何よりも次の点を知ろうとしていた。病気になってからの期間、治療の成果の有無、診断、労働能力もしくは病人がどんな仕事を望んでいるかについての正確な供述、血縁関係者もしくは法的代理人の宛名、である。
このカードの目的が何かは述べられていなかった。
内務省からのものだったこの用紙は、ことによると―というよりは多分と言った方がいいだろう―患者達の殺害に関係がある、という解釈が私達の間に広まったので、ある日、これはすべて純粋に統計の問題であり、いわば患者の棚卸しに過ぎず、一切の実際的目的を伴うものではない、という説明が伝えられた。
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伊方原発、差し止め可否判断=仮処分決定に四国電異議―火砕流リスク争点・広島高裁
ヒバクシャ国際署名 10月に国連本部提出へ
防衛予算5兆2986億円 概算要求 過去最大、7年連続増
<海自>護衛艦3隻、インド洋に長期派遣訓練
<精神疾患>50年以上の入院1773人 全国調査
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旧優生保護法訴訟「人を人とも思わない法律」 国側は争う姿勢
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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2018年10月24日水曜日
細菌戦の系譜!!
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●731部隊『留守名簿』(不二出版)2018年9月
●京大 軍医博士論文の検証
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●ある元自衛官の回想 「化学学校の黒い霧」
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●第10回ビザ発給拒否・集会妨害国賠訴訟【9月21日(金)11:30~東京地裁415号室】
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『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶
●第4章天理村と隣接した731部隊
4、相野田健治の回想(1)-731部隊に召集
戦況は日を追うごとに著しく悪化していた。兵士の補充は喫緊の課題となり、天理村でも召集が始まっていた。天理村から召集され、入隊訓練後に731部隊に配属となった青年も数人いる。その一人が、相野田である。
2009年夏、筆者は数人の旧満州天理村からの引揚者を交え、相野田の胸中を聞く機会を得た。天理村から731部隊に配属された者は他にもいたが、重い口を開いてくれたのは彼だけである。同行した彼の娘は開口一番、家族には軍隊時代のことは一切触れないし、天理村時代の生活に関してもあまり多くを語りたがらない父だ、と告げた。話させたくないという娘の思いを筆者は強く感じた。そうした事情もあり、インタビューは相野田の731部隊における体験から入っていった。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
最初の毒ガス被害者
特に専門学校を卒業した学生は、専門に養成する時間と費用を省くことができるから歓迎された。前掲の服部忠さんは岡山県にある工業学校応用化学科を卒業したばかりであったし、同期に入った三好忠吉さんは富山薬科専門学校の卒業生であった。採用になってからは、毎日専用船で通勤し、島に着くと白衣に着替えて特殊の印のある帽子をかぶる。この姿は、採用にならなかった者たちの羨望の的となった。だが、彼らは島に行った者たちが悪魔や死神とつきあって、危険かつ罪深い仕事に従事しているとは夢にも思わなかっただろう。島に来た者たちに、どのような運命が待ち受けているかはさらに知る由もなかった。
日本鬼子のおきみやげ
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
炎上する都市の中ですっかり取り乱してしまった人々―とりわけ婦人たち―も、このドイツ的な破局的医療の対象になった。受け入れ病院は「錯乱状態の爆撃犠牲者」をこの間に有名になった特別施設へ移送した。しまいには、重い結核患者や労働力を持たない強制労働者も「T4行動」の犠牲になった。
1945年の春、ベルリンのゲシュタポは2人の看護婦を逮捕した。彼女たちは公の病院で、自分たちのイニシアティヴによって患者を、とりわけ上大腿部骨折の老人たちを、殺害していた。2人の看護婦は無罪を確信していた。彼女たちにしてみれば、職業的義務の正常な要素とみられていたことを実行していたにすぎないからであった。
知ってるつもり「731部隊と医学者たち」
●ニュース
県きょう意見書送付 辺野古承認撤回執行停止 「国に正当性なし」
<御前崎市>浜岡原発の文書を非開示 公開条例施行前理由に
原発賠償、抜本改正見送り 上限1200億円のまま 電力会社準備
東京医科大 得点操作で女子受験生55人が不合格に
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
伊方原発、差し止め可否判断=仮処分決定に四国電異議―火砕流リスク争点・広島高裁
ヒバクシャ国際署名 10月に国連本部提出へ
防衛予算5兆2986億円 概算要求 過去最大、7年連続増
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<精神疾患>50年以上の入院1773人 全国調査
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真相を解明していないからこうなるのだろう!!
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1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法9条を生かそう!!
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戦況は日を追うごとに著しく悪化していた。兵士の補充は喫緊の課題となり、天理村でも召集が始まっていた。天理村から召集され、入隊訓練後に731部隊に配属となった青年も数人いる。その一人が、相野田である。
2009年夏、筆者は数人の旧満州天理村からの引揚者を交え、相野田の胸中を聞く機会を得た。天理村から731部隊に配属された者は他にもいたが、重い口を開いてくれたのは彼だけである。同行した彼の娘は開口一番、家族には軍隊時代のことは一切触れないし、天理村時代の生活に関してもあまり多くを語りたがらない父だ、と告げた。話させたくないという娘の思いを筆者は強く感じた。そうした事情もあり、インタビューは相野田の731部隊における体験から入っていった。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
最初の毒ガス被害者
特に専門学校を卒業した学生は、専門に養成する時間と費用を省くことができるから歓迎された。前掲の服部忠さんは岡山県にある工業学校応用化学科を卒業したばかりであったし、同期に入った三好忠吉さんは富山薬科専門学校の卒業生であった。採用になってからは、毎日専用船で通勤し、島に着くと白衣に着替えて特殊の印のある帽子をかぶる。この姿は、採用にならなかった者たちの羨望の的となった。だが、彼らは島に行った者たちが悪魔や死神とつきあって、危険かつ罪深い仕事に従事しているとは夢にも思わなかっただろう。島に来た者たちに、どのような運命が待ち受けているかはさらに知る由もなかった。
日本鬼子のおきみやげ
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―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
炎上する都市の中ですっかり取り乱してしまった人々―とりわけ婦人たち―も、このドイツ的な破局的医療の対象になった。受け入れ病院は「錯乱状態の爆撃犠牲者」をこの間に有名になった特別施設へ移送した。しまいには、重い結核患者や労働力を持たない強制労働者も「T4行動」の犠牲になった。
1945年の春、ベルリンのゲシュタポは2人の看護婦を逮捕した。彼女たちは公の病院で、自分たちのイニシアティヴによって患者を、とりわけ上大腿部骨折の老人たちを、殺害していた。2人の看護婦は無罪を確信していた。彼女たちにしてみれば、職業的義務の正常な要素とみられていたことを実行していたにすぎないからであった。
知ってるつもり「731部隊と医学者たち」
●ニュース
県きょう意見書送付 辺野古承認撤回執行停止 「国に正当性なし」
<御前崎市>浜岡原発の文書を非開示 公開条例施行前理由に
原発賠償、抜本改正見送り 上限1200億円のまま 電力会社準備
東京医科大 得点操作で女子受験生55人が不合格に
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1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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2018年10月23日火曜日
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●第4章天理村と隣接した731部隊
3、731部隊と天理村との関わり
しかし、中国人たちに対する村人の同情心は見られない。また、細菌兵器製造の目的が潜んでいた731部隊への協力は、たとえそれが内容を知らされない間接的、あるいは軍に協力するのが当然であるという空気からの半強制的なものであったとしても、「せかいいちれつ みなきょうだい」という教理に反している。開村時の「五族協和」というスローガンも国家の宣伝道具となっていたとも言えよう。そうでないとしても、天理村の人々が国策に殉じたことによって教団がさらなる飛躍を期待できたことは否めない。ここに、当時の天理教指導者たちの功罪がある。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
最初の毒ガス被害者
危険が遠ざかることは、東京人にとっては歓迎すべきことであるし、広島や忠海の人にとっては、経済不況の時期であり、工場ができることは多くの人に就業の機会を提供することになる。特に現地の人々が魅力を感じたのは現金収入が保証されることだ。兵工廠は、当然危険が伴うのだが、ともかく当時としては歓迎された。当時この化学工場で働いていた服部忠さんはその回想の中で、次のように語っている。
「人々は不景気で困っていた。この島に突然工場ができた時の皆の喜びはちょうど『干天の慈雨』であった」。工場が仕事を始めたばかりの時には、何十人かの作業員募集に対して6000人もの応募があった。
日本鬼子のおきみやげ
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
計画にしたがって1941年8月、70000人の人々がグラーフェンエック、ブランデンブルグ、ハルトハイム、ピルナ、ベルンブルグ、ハーダマーのガス室へ送られた。「安楽死」行動は、とりわけカトリックの聖職者たちの抗議によって、短期間中止されたが、やがて分散的な形で継続された。さまざまな公的治療施設で、患者たちは鎮静剤の大量投与によって殺された。1943年7月から地方の保健局は、爆撃で負傷した者のためにベッド、毛布、医療設備が必要になったため、精神病患者を「移送」した。
知ってるつもり「731部隊と医学者たち」
●ニュース
<那珂市長>茨城・東海第2原発再稼働に反対 周辺首長で初
陸自隊員21人、小銃持ちゾロゾロ 札幌市民交流プラザ
イージス・アショア配備めぐり、説明会で住民から不安の声
「水俣病は終わらない」公式確認から60年―私たちに託されたメッセージ
伊方原発、差し止め可否判断=仮処分決定に四国電異議―火砕流リスク争点・広島高裁
ヒバクシャ国際署名 10月に国連本部提出へ
防衛予算5兆2986億円 概算要求 過去最大、7年連続増
<海自>護衛艦3隻、インド洋に長期派遣訓練
<精神疾患>50年以上の入院1773人 全国調査
松本元死刑囚らの死刑執行文書、ほぼ全て黒塗りで開示
旧優生保護法訴訟「人を人とも思わない法律」 国側は争う姿勢
真相を解明していないからこうなるのだろう!!
オウム13人死刑で「上川陽子法相」一生SPつきの生活
●昭和天皇の戦争責任を問う!!大嘗祭反対!!
●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法9条を生かそう!!
●第19回「衛生学校記事」情報公開裁判
●シンガポールで、731部隊は何をやっていたのか?
●peace8(八王子)「731部隊と100部隊の現在の課題」(アミダステーション)
●沈黙(横浜)
●731部隊『留守名簿』(不二出版)2018年9月
●京大 軍医博士論文の検証
●731部隊『留守名簿』公開
●ある元自衛官の回想 「化学学校の黒い霧」
●第9回『化学学校記事』情報公開裁判 9月26日 16:00~東京地裁522号法廷
●第10回ビザ発給拒否・集会妨害国賠訴訟【9月21日(金)11:30~東京地裁415号室】
●731部隊と「要塞」遺跡を訪ねる
●お知らせ
●「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」
●NHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」
『満洲天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶
●第4章天理村と隣接した731部隊
3、731部隊と天理村との関わり
しかし、中国人たちに対する村人の同情心は見られない。また、細菌兵器製造の目的が潜んでいた731部隊への協力は、たとえそれが内容を知らされない間接的、あるいは軍に協力するのが当然であるという空気からの半強制的なものであったとしても、「せかいいちれつ みなきょうだい」という教理に反している。開村時の「五族協和」というスローガンも国家の宣伝道具となっていたとも言えよう。そうでないとしても、天理村の人々が国策に殉じたことによって教団がさらなる飛躍を期待できたことは否めない。ここに、当時の天理教指導者たちの功罪がある。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
最初の毒ガス被害者
危険が遠ざかることは、東京人にとっては歓迎すべきことであるし、広島や忠海の人にとっては、経済不況の時期であり、工場ができることは多くの人に就業の機会を提供することになる。特に現地の人々が魅力を感じたのは現金収入が保証されることだ。兵工廠は、当然危険が伴うのだが、ともかく当時としては歓迎された。当時この化学工場で働いていた服部忠さんはその回想の中で、次のように語っている。
「人々は不景気で困っていた。この島に突然工場ができた時の皆の喜びはちょうど『干天の慈雨』であった」。工場が仕事を始めたばかりの時には、何十人かの作業員募集に対して6000人もの応募があった。
日本鬼子のおきみやげ
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
計画にしたがって1941年8月、70000人の人々がグラーフェンエック、ブランデンブルグ、ハルトハイム、ピルナ、ベルンブルグ、ハーダマーのガス室へ送られた。「安楽死」行動は、とりわけカトリックの聖職者たちの抗議によって、短期間中止されたが、やがて分散的な形で継続された。さまざまな公的治療施設で、患者たちは鎮静剤の大量投与によって殺された。1943年7月から地方の保健局は、爆撃で負傷した者のためにベッド、毛布、医療設備が必要になったため、精神病患者を「移送」した。
知ってるつもり「731部隊と医学者たち」
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真相を解明していないからこうなるのだろう!!
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●日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法9条を生かそう!!
2018年10月22日月曜日
細菌戦の系譜!!
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●第4章天理村と隣接した731部隊
3、731部隊と天理村との関わり
天理村の被害は拡大するばかりだった。農業も不振が続き、一向に成果は上がらなくなっていった。収穫量も減り、子どもたちは栄養失調でやせ細り、消化不良に苦しんだ。赤ん坊に与えるミルクも無く、衰弱していった。
しかし、忘れてならないのは、彼らは被害者であると同時に加害者であったことを、大半の村人が認識していなかったことだ。村には近隣から多くの中国人が働きに来て開拓政策に協力していたが、彼らも細菌実験の犠牲になった。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
第2章 地図から消えた神秘の大久野島
最初の毒ガス被害者
当時国際条約で禁止されている化学兵器の製造を行うにあたっては、日本側は厳格に秘密保持をする必要があったから、多くの日本人は「忠海兵器製造所」設立の真意と目的を知らなかった。東京に住んでいる人は、兵器工場が大都市から離れた所に建設されるのは、むしろ安全のためだと考えていたのである。1923年の関東大震災の時、陸軍兵器工廠東京工場の本部と多くの工場建物は壊滅的な打撃を受け、当地住民の不安の種となった。当時政府は古い工場の復旧工事は行わず、東京から離れた所に移転建設を決定した。
日本鬼子のおきみやげ
●『人間の価値』
―1918年から1945年までのドイツ医学
Ch.ブロス/G.アリ編
林 功三訳
■生きるに値しない生命
75〔『診断報告書』。中央会計課宛のこの報告書は、患者名病的などについで、その患者を労働に配備させることができるかどうかについて、医師の所見が書き込まれるようになっている。〕
この書式は、ティアガルテン街4番地の「安楽死」局が1945年2月精神病の強制労働者のために作成したものである。医師が病気を4週間以上治らないと診断すると、患者の殺害の決定はもう医師ではなく、殺害の費用を計算する「T4」の「中央会計課」の専門家の判断に委ねられるようになっていた。
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1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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3、731部隊と天理村との関わり
天理村の被害は拡大するばかりだった。農業も不振が続き、一向に成果は上がらなくなっていった。収穫量も減り、子どもたちは栄養失調でやせ細り、消化不良に苦しんだ。赤ん坊に与えるミルクも無く、衰弱していった。
しかし、忘れてならないのは、彼らは被害者であると同時に加害者であったことを、大半の村人が認識していなかったことだ。村には近隣から多くの中国人が働きに来て開拓政策に協力していたが、彼らも細菌実験の犠牲になった。
満蒙開拓団
「元満州中川村開拓団 私の敗戦回顧録」
日本は、日中戦争で国際法に違反して、毒ガス戦、細菌戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!
●『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店より
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当時国際条約で禁止されている化学兵器の製造を行うにあたっては、日本側は厳格に秘密保持をする必要があったから、多くの日本人は「忠海兵器製造所」設立の真意と目的を知らなかった。東京に住んでいる人は、兵器工場が大都市から離れた所に建設されるのは、むしろ安全のためだと考えていたのである。1923年の関東大震災の時、陸軍兵器工廠東京工場の本部と多くの工場建物は壊滅的な打撃を受け、当地住民の不安の種となった。当時政府は古い工場の復旧工事は行わず、東京から離れた所に移転建設を決定した。
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