2018年6月22日金曜日

三井化学の工場は何をやっているの?


三井化学大阪工場で火事 大阪 高石
2018年6月21日 18時02分

21日午後、大阪・高石市の「三井化学大阪工場」の施設の一部から火が出て消防が消火活動にあたっています。消防によりますと、これまでにけが人はなく、他の建物に延焼する危険性は低いということです。

21日午後5時前、大阪・高石市高砂の「三井化学大阪工場」から「工場内のボイラーが燃えている」と消防に通報がありました。

午後6時前のNHKのヘリコプターの映像からは、工場の敷地にある複数の配管が伸びる大きなタンクのあたりから、火が出ていて、消防が消火活動にあたっているのがわかります。

またこのタンクのすぐ脇にある煙突の先からは時折、火が見え、黒い煙が立ち上っていました。

消防によりますと火が出たのは、製品を作る過程で出た排気ガスを処理する施設内の配管で、プラスチックの内装が燃えているということですが、これまでのところけが人はいないということです。

消防によりますとこの施設は改装中で21日は稼働していなかったということで、ほかの建物に延焼する危険性は低いということです。
三井化学大阪工場とは
三井化学のホームページによりますと、大阪工場は敷地が155万平方メートルで甲子園球場およそ40個分にあたり、従業員990人が働いているということです。

ホームページには10万トン級のタンカーが入港できる大型の桟橋が設置されていて、自動車のバンパーなどに使われる合成樹脂や、液晶や半導体の回路を作る際に使われる「シランガス」などを製造していると記載されています。



劣化ウランを含む触媒の保管について
山敷 on 2018年5月17日


劣化ウランを含む触媒の保管倉庫を新築する際、議員に配布された資料

昨日、議会として14人の議員で三井化学に新築された「廃触媒倉庫」の見学に行きました。この劣化ウランを含む触媒について、私は2012年7月に議員有志4人で三井化学を訪問し保管状況を確認しました。その際の倉庫があまりにも簡易な作りだったので不安に思っていました。

このたび、法律や原子力規制庁の指導などに基づき地震・津波対策に対応した新倉庫を設置されたとのことでした。新しい倉庫は、臨海地帯の津波浸水想定の1.4mを上回る、高さ1.6mで、壁は鉄筋コンクリート25cm、床と屋根は20cmでした。実際に目にしましたが相当分厚いと感じました。さらに耐震性を確保するために地中には18mの杭を30本打ち込んでいるそうです。

構内は撮影不可だったので、当日配布された「三井化学」のパンフレットと、昨年11月に議会に対して示された資料をアップしました。

以前の倉庫に比べると格段に安全な施設になっていました。今まで何事もなくて本当に良かったと思います。他の箇所の地震・津波対策についても、震度はもとより加速度に対しての対応策も考えられていることを伺いました。

安全対策というのは、どれだけ講じても「これで充分。もう大丈夫。」とは言えず、more betterな対策を次々と取ることが求められます。「想定外でした」ということでは済まされません。高石市も、様々な企業に対して防災対策の徹底を呼びかけて頂きたいと思います。


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