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加入者名:「撫順」から未来を語る実行委員会
【本書の目次】四六判190頁
序 章 平頂山事件の闇
第一章 撫順炭鉱襲撃事件
第二章 平頂山住民虐殺事件
第三章 川上隊長不在説と井上神話
第四章 エドワード・ハンターの
平頂山事件報道とその影響
第五章 平頂山事件隠蔽の構造
第六章 瀋陽裁判と平頂山事件
第七章 平頂山事件と「歴史戦」
終 章 戦後補償裁判と現在
井上久士著 (駿河台大学名誉教授・日本中国友好協会会長)
「平頂山事件を考える一日本の侵略戦争の闇」(新日本出版社刊)
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著者は中国近現代史の研究者ですが、殆ど知られていなかった3,000人の住民虐殺事件と言われる「平頂山事件」に焦点を当てた研究を続けてきました。事件は隠蔽され日本の敗戦時には公式資料も焼却されていたため、事件事実の究明には大変な苦労を強いられましたが、何度もの訪中調査も重ね事件幸存者の証言を採取し、次々と証拠となる資料を発掘しこの事件の全貌を論証づけました。これらの調査研究は1996年から日本の裁判所で闘われた訴訟でも大きな力を発揮しました。著者は研究者であるとともに、 戦時であっても許すことのできない戦争犯罪の解決を求める私たちの運動に確信を与えるとともに、 自らも支援実行委員会の代表を務めています。
今回の著書は、長年にわたる研究の集大成ですが、ドキュメンタリー小説的な叙述もあり読みやすい内容になっています。そして今深刻化しているロシアのウクライナ侵略での様相とも重なってきます。是非、みなさまのお力で、日本の侵略戦争の事実が風化されようとしている今日、本書を多くの人に広げていただけますようお願いいたします。
「撫順」から未来を語る実行委員会
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